育児
密室育児によるストレス…孤独感も虐待の原因になる!赤ちゃんを虐待から守るためには
赤ちゃんがいくら可愛い存在であったとしても、育児を始めると様々なストレスや問題に直面し、イライラして最悪の場合虐待にまでエスカレートすることがあります。
特に母親は赤ちゃんと1対1でいる時間が長いので、強いストレスを受けやすいのです。
では、具体的にどのようなストレスが虐待の背景にあるのか、しっかりと理解しておきましょう。
1.密室育児によるストレス
父親が忙しくなかなか育児に時間をさけない場合、母親は気づくと一日中子供と家の中にいる、ということも珍しくありません。
このような閉塞した子育て環境が長期間続いていしまうと、ストレスがたまり、また第三者の目がないため、客観的な判断を下しにくい状況が生まれる可能性があります。
2.核家族化と地域・近隣との関係の希薄化
核家族化による自分の父親・母親が同居しない家庭環境や、いわゆる「お隣さん」や近所づきあいがない場合、育児をしていると人間関係がどんどん希薄になっていき、話し相手がいなくなることでストレスがたまってしまいます。
また、このような状況は引越しなどによっても発生してしまいます。
3.社会からの孤立感を感じてしまう
特に出産前まで一生懸命仕事を持ち、キャリアを築いていた人にとっては、出産により24時間育児や家事に追われて、社会の流れから取り残されるという恐怖感にさいなまれる場合もあります。
孤独感を感じるだけでなく、こうした状態がいつまで続くのかという将来に対する不透明感もこれに拍車をかけてしまいます。
以上のように、育児が始まると一人で育児をするという孤独感によって、ストレスを感じ、虐待に陥ってしまうというケースは少なくありません。
早い段階から、気軽に話すことのできる相手を見つけることはママだけでなく子供にとっても重要なことなのです。
「育児で孤独を感じる」に関する体験談
はじめは育児が楽しくて仕方ありませんでした。毎日が新たな発見で、四苦八苦しながら奮闘しました。しかし子どもが4ヶ月になり、育児にも慣れてきた頃、突如不安におそわれたのです。最近家から出てないな…
夫以外の人と最後に会話したのいつだっけ…私って家族以外の人に必要とされているのかな…言葉の通じない子どもと2人きりの孤独感。これが毎日続くのか…
(カラダノート体験談-投稿者ぶたさんさん~「育児」という孤独との戦い-)
独身の友人とか結婚したけど子供がいない友人とお互いに連絡を取らなくなったりして一日中家の中で過ごす日が増えました。わが子に翻弄されつつも幸せを感じる反面、孤独を感じてしまってとてつもなくさみしかったです。
実家も遠いし、ストレス発散といえば何か美味しいものを食べることでした。でもそれだけでは発散しきれてなかったみたいです。
(カラダノート体験談-投稿者kijikijiさん~初めての育児で孤独を感じる・・・産後のメンタル-)
1人目が生まれた時に経験したこの情緒不安定感は、2人目が生まれた時には全くありませんでした。1人目の時には育児に慣れていないという事もありますが、泣かせたくないという以外にも神経質になり過ぎて潔癖になり過ぎていたり、夜中の搾乳や、母乳不足感や、育児日誌をつけたり、心身ともに疲れて果てていました。2人目ともなれば、ある程度の余裕も出てきて完璧を求めなくなりました。
(カラダノート体験談-投稿者しまじろうさん~産後うつ?ホルモンバランスの影響で孤独感-)
私もとてつもない孤独感を感じていて、こんな小さい子を私が育てる事ができるのだろうかととてもネガティブになっていました。1日1日がとても長く感じてしまっていて、次のパパの休みまであと何日かな?とか二ヶ月まであと何日かな?などカレンダーとよくにらめっこしていたものです。そんなことを繰り返して、一週間過ぎ二週間が過ぎとだんだんと落ち着いてきます。ちょっと前の日記を見ると「私成長したかもしれない」と少し自信が出てきます。
(カラダノート体験談-投稿者えままさん~読み返すと面白い!絶対つけたほうがいい育児ノート。-)
専業主婦は孤独です。夜泣きにつきあって起きているとき、家の中で赤ちゃんと2人でいるとき、なんだかこの世に2人っきりのような感覚に陥ります。働いている友達がまぶしく感じられることも・・・。でも、赤ちゃんとの時間は今しかありません。お母さんや同じ境遇の友達などに話を聞いてもらうなどして、今しかない時間を楽しみましょう!何年後かにはきっといい思い出になるはずです。
(カラダノート体験談-投稿者まひままんさん~専業主婦が孤独を感じるとき・・・-)
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部