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乳房のセルフチェックは大切!乳腺症と乳腺嚢胞に注意して!痛みの対処法は?ホルモン療法や漢方薬などの薬物治療

女性9

乳房のセルフチェックはとても大切なことです。もし、自分自身の胸にしこりが見つかったら…。

 

乳腺のう胞というしこりの原因についてまとめます。

 

乳腺のう胞とは

・乳腺症の一症状で、乳管に液体がたまった状態です。

・30代から50代の女性に多くみられます

・のう胞状(水泡状)になります

・約1cm程度の大きさになった時にしこりとして感じられます

・数ミリから10センチ程度のものまで大きさは様々です

・しこりは、やや柔らかく、つるつるとした丸い感じです

・乳頭から分泌物が出ることもあります

・押すと痛みを伴うことあります

 

原因

・乳腺に分泌された液体がたまって形成されます

・卵巣ホルモンの働きが関与して、乳腺に変化をもたらしています

・乳腺全体に複数できたり、両側の胸に見られることも多くあります

・授乳期にできたもので、ミルクが貯留したものはミルクのう胞とよばれます

 

 

検査

・超音波検査で検査することができます

・乳がんの一部でものう胞を形成する可能性もあるため、定期検査が必要です

 

治療

・のう胞の中身が乳腺から分泌された液体だけであれば経過観察で治療の必要はありません

・のう胞の中身が血性の液体の時は精密検査が必要になります

・のう胞内(のう胞の壁)に腫瘍が確認されることがあります。悪性である場合があるので精密検査が必要になります

・のう胞内に液体以外のものがあれば、針を指して細胞を採取して細胞検査を行います

・のう胞が大きく圧痛があるなどであれば、針をのう胞にさして、たまっている内容物を吸引します

 

「前にも乳腺症って診断されたから」「乳腺のう胞っていう診断になったから」と油断してはいけません。そこから、もしくは全く別の場所から違う疾患が発生する可能性もあるのです。

 

日々のセルフチェックとともに、定期的な検診を受けましょう。

 

 

女性にとって大切なおっぱいの乳腺に発症する乳腺症と乳腺嚢胞に注意して!

女性にとっては乳房はセックスシンボルであるだけではなく、かけがえのない大事な存在です。その乳房も体の一部であることから、様々な病気になる可能性があります。特に乳腺はお母さんのおっぱいが作られる小葉とおっぱいを乳頭まで運ぶ乳管から成り立っており、この乳腺部分に様々な病気が発生することがあります。

 

ここでは乳腺の代表的な病気である、乳腺症と乳腺嚢胞についてしっかり見て行きましょう。

 

乳腺症

乳腺症は年齢と共にホルモンバランスが変化することによって発症するとされていますが、発症する年代が30-50代と乳がんの発生率が高い年代と一致するため、乳がんときちんと区別する必要がある病気です。

 

乳腺症の症状としては、乳房の痛みやしこり、乳房が張る感じを覚えたり、乳頭分泌がみられたりなど様々です。ホルモンバランスに関係していることから、生理前には症状が強く出る場合があります。乳腺症の原因としては、卵巣から出る女性ホルモンが相対的に過剰になるためとされています。

 

命に別状のある病気ではないため、症状が軽い場合は経過観察が通常ですが、痛みなどの症状が強い場合には、お医者さんの指示でホルモン剤を投与することが必要となります。

 

乳腺嚢胞

乳腺嚢胞はしばしばおっぱいなどの分泌物が貯まってしまい乳房にしこりが出来てしまう病気です。

 

乳房を押す場合やややわらかい感じの丸いしこりを感じます。小さい場合は経過観察となりますが、大きいものについては針を指して内容物を吸引します。稀に嚢胞壁に癌ができている場合もあるので、吸引したものを細胞検査にまわす場合もあります。

 

以上のように、乳腺は乳房の中で非常に重要な働きをもっており、また、様々な病気が発生する場所でもあります。そのため、自覚症状が見られた場合は、一度お医者さんに見てもらったほうが良いでしょう。

 

 

突き抜けるような痛みのことも!自分でできる乳腺症の痛みの対処法

乳腺症の症状の出方は様々です。痛み自体がストレスになったり、痛みの辛さをなかなか理解してもらえなかったりすることでつらい気持ちが増幅してしまうこともあります。乳腺症の痛みに対して、自分自身でできる対処法をまとめます。

  

対処法の考え方

乳腺症は女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関与していると考えられています。このエストロゲンが過剰に分泌することで症状が強く出るので、なるべくエストロゲンを分泌しすぎないような状態を整えてあげます。

 

食事

食事で摂取する脂肪の量を減らしましょう

 

脂肪の過剰摂取がエストロゲンの過剰分泌につながるといわれています。昨今欧米化してきた食生活では、脂肪の摂取量が増える傾向にあります。脂肪分の少ない和食でも、薬味を使ったり、野菜でボリュームを出すなど、食事を気をつけるだけで痛みはだいぶ収まります。

 

ヨードを多く摂取しましょう

 

ヨードを摂取することで、エストロゲンの分泌をおさえることができます。ヨードが多く含まれている食品は、昆布、昆布のだしが入った食品、海藻、昆布エキスや海藻エキスが入ったスポーツドリンクや栄養補助食品などです。

 

カフェインの摂取量を減らしましょう

 

カフェインを過剰摂取することで、エストロゲンが過剰に分泌されるといわれています。コーヒーを日になんども飲む人は、1日1~2杯などに減らしてみましょう。カフェインの少ないお茶、ハーブティーに変更したり、ノンカフェインやたんぽぽコーヒーにするとよいでしょう。ノンカフェインで物足りない人はフレーバーを足すなどすると、よりコーヒーに近くなります。

 

生活習慣

ストレスを溜めないようにしましょう

 

生理前はエストロゲンが多く分泌されやすいですが、そこにストレスが加わることで増大するということが知られています。ホルモンバランスの影響もあってイライラしたりなどの症状が出やすい時期ではありますが、リラックスできる時間を設けてみましょう。

 

しっかりと睡眠を取りましょう

 

睡眠が不足するとホルモンバランスが崩れやすくなるといわれています。睡眠を始めとした規則正しい生活を送ることでホルモンバランスも安定させましょう。

 

体にあったブラジャーをする

 

乳房が揺れることで痛みが誘発されるので、体にあったブラジャーで乳房を固定して痛みが出ないようにしましょう。

 

楽しみがあって、規則正しい生活と健康的な食事で痛みの緩和をはかってみましょう。

 

 

乳腺症のつらい痛みはどうすればいい?ホルモン療法や漢方薬などの薬物治療

乳がんではなく、良性の変化といわれる乳腺症。良性の変化であっても、しこりと痛みは伴います。基本的には治療の必要はないといわれていますが、痛みが強い場合は薬物治療を行う場合もあります。

 

ホルモン療法

・ダナゾール

乳腺症に対して保険適応のある薬物です。男性ホルモン様作用があるので、女性ホルモンが抑えられて乳腺症に効果を発揮します。子宮内膜症の「偽閉経療法」のお薬としても使用されています。副作用として、ニキビ、むくみ、肩こり、肝機能異常などがあります。男性ホルモン様作用によって、声が枯れて変わったり、多毛になったり、乳房が小さくなることもあります。通常服用をやめれば2~3ヶ月で元に戻りますが、声変わりは治りにくい傾向があります。重篤な副作用として血栓症があるので、注意が必要です。

 

 

・アンドロゲン製剤

ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンとして投与されます。通常は、無排卵症、黄体機能不全、男性不妊症、習慣性流産などで使用されます。

 

 

・タモキシフェン

通常は乳がんに使われるお薬です。ダナゾールに比べて副作用が少なく、閉経後の女性に使用されることが多いですが、若年の女性に対しても効果があるといわれています。

 

 

・LH-RH作用薬

通常は乳がんで使用されることが多いお薬です。脳下垂体に作用して、エストロゲンの生成を抑制する効果があります。

 

非ホルモン療法

・ブロモクリプチン

乳汁の分泌がある場合は、これをおさえるために使用されます。

 

 

・鎮痛剤

痛みが強い場合に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使用されることが多いです。

 

 

・漢方薬

症状に合わせて処方されることがあります。

 

「病気」ではなくても、痛みが強いことで日常生活の質が落ちてしまうのは問題です。病気ではないからとあまり詳しく説明されない場合もあります。医師と十分にコミュニケーションをとって自分自身の納得する治療を選択しましょう。

 

 

漢方薬で治療する!乳腺症のつらい痛みの症状に効く漢方の種類

乳腺症の症状は主にしこりと疼痛です。つらい痛みがあると、日常生活でどんなことをする時もそれが気になってしまい、自分の楽しみの時間も充実したものにしにくいかもしれません。ホルモン療法や鎮痛剤での治療も行われますが、漢方薬も乳腺症の症状に効果があります。

 

中医学での考え方

乳腺症は乳腺局部の症状ではなく、体全体の不調からくるものだと考えます。エネルギーの流れが悪い状態で、ストレスが溜まったことによって体質が変化してしまっており、それによって血行不良が生じて乳房部分に症状として現れると考えられます。

 

使用されるお薬

加味逍遥散(かみしょうようさん)

エネルギーの流れを整えて、めぐりを良くするお薬です。血流を良くして体を温めるもの、のぼせなどの熱を冷ますもの、痛みを緩和するもの、余分な水分の排出を促すもの、滋養作用のあるものなど様々な生薬をより良い効果を発揮できるように配合して作られています。比較的よく処方されるお薬です。

 

 

冠元顆粒(かんげんかりゅう)

「活血薬」と呼ばれる血の流れを改善するお薬です。6種類の生薬を配合したお薬で、血行促進効果が期待できます。中医学でいう「お血(おけつ)」という、ドロドロとした良くない血液がたまった状態を改善するお薬です。

 

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

「半夏」と「厚朴」を中心とした5種類の生薬を配合したお薬です。一緒に配合された生薬には水分循環を良くして、余分な水分を体外に輩出する効果があるもの、体をあたためる効果のあるものが含まれています。気分を落ち着けて、抑うつを発散する効果もあるといわれています。

 

 

温胆湯(うんたんとう)

「胆」に効くお薬とされています。いくつかの生薬が配合されています。長引く風邪の熱などに使われることが多いようです。解熱作用、鎮静作用などがあり、痰や膿を出しやすくしてくれます。炎症を覚ます効果、滋養強壮作用、痛みを発散させる作用のある生薬も含まれています。

 

半夏厚朴湯と温胆湯は、体の中の余分な水分などを体外に排出してくれる効果がありますが、そのためには血行を良くする必要があるため、加味逍遥散や冠元顆粒をまずは使用することが多いようです。

 

生薬で比較的体にやさしいお薬とはいえ、やはり「お薬」です。全く副作用がないわけではないので、自分の体調にしっかりと向き合って、医師と相談しながら服用しましょう。

(Photo by:http://www.ashinari.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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