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不眠・睡眠障害

寝酒は中途覚醒を促すのでNG?『不眠症』に最も有効な精油(アロマセラピー)とは?

規則的な生活習慣を送っているにも関わらず慢性的な『不眠症』である場合、近年、薬物療法では副作用が比較的軽い『非ベンゾジアゼピン系』が主に使われます。しかし、それでも依存性や副作用が全く無いとは言えず、長期間晒されることに不安を感じる人は、非薬物療法を希望されます。これらの療法のひとつに『アロマセラピー』があり、薬物療法と同じ効果(程度は小さい)に注目が集められています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

日本人の3割が行う『寝酒』、不眠対策としてはNG!

 

<寝酒は睡眠の質を悪くする?>

フランスの製薬会社が2002年に日本を含む10カ国を対象に行った不眠解消法に関する調査で、日本人の3割が不眠の際にアルコールを飲むと言う回答があったと報告されています。他国の例を見てみると、先進国では『寝酒』による解消法はベスト3にも入っておらず、日本の特殊性が伺えます。また現在では、医学的にも寝酒はレム睡眠を短縮化するとして避ける方向に指導されています。

 

<寝酒はなぜ催眠促進させ、中途覚醒を増加させるのか?>

寝酒を行うと、以下の作用があると言われています。

 

◇睡眠の前半

1)短縮された睡眠潜時(寝付きが早い)

2)レム睡眠(筋肉を休め、記憶の定着を促す)の減少

3)脳を休める熟睡の減少

 

◇睡眠の後半

1)浅く途絶した睡眠(途中覚醒)

2)夢を伴ったレム睡眠の増加(悪夢の想起)

3)交感神経性覚醒(頻脈と発汗)

 

◆催眠効果⇒大脳皮質への麻酔作用、副交感神経亢進作用による

 

アルコールを飲むと、エチルアルコールが大脳皮質に麻酔作用を起こす(グルタミン酸受容体を阻害する)ことから、認知機能が低下し入眠しやすくなると言われています。また、ビールのホップに含まれる成分には、【リナロール(ラベンダー精油成分)・ゲラニオール(ローズ精油成分)、1-オクテン3-オール(マツタケ精油成分)】などの香気成分が含まれており、これらの物質がGABA受容体機能を亢進させ、副交感神経を優位にさせることが明らかになっています。

 

◆中途覚醒増加⇒アセトアルデヒドによる交感神経刺激作用による

アルコール代謝の過程で生じるアセトアルデヒドが脳細胞への障害作用、交感神経刺激、睡眠中の早期覚醒・中途覚醒の頻度が上昇、レム睡眠の減少などの症状を引き起こすと言われています。

 

アロマによる入眠促進効果とは?

 

代替療法として不眠症に有効とされているのが『アロマセラピー』です。一般的に不眠症に用いられる精油は以下の通りです。

 

◇ラベンダー

◇ベルガモット

◇ネロリ

◇プチグレン

◇スイートマジョラム

 

⇒その他イランイラン、ラベンダー、ネロリ、オレンジなどと一緒にほんのり香らせるとよい。

 

<アロマを放散させる方法は?>

アロマを放散させる方法は、最近ではアロマライトやディフューザーなどが使用されますが、就寝時には枕元にティッシュに精油を含ませ、置いておくだけでも効果があるとされています。その他、アロマバスやアロママッサージなど皮膚吸収による生理作用にも効果があるという報告があります。

 

臨床試験について

 

◆ロンドンのある高齢者専門病院での臨床試験

 

【対象】不眠症の患者4人(睡眠薬を常用、副作用に寝覚めの悪さ、昼間の眠気、トイレに起きるなどの症状)。

【試験内容】1)最初の2週間:睡眠薬を毎日投与、2)次の2週間:何も投与しない、3)次の2週間:ラベンダー精油によるアロマテラピー

【結果】精油を使用すると、夜間せん妄がなくなり、眠りが深くなった。「寝付きが良く気持ちよく起きられる」という声も見られた。

 

◆東邦大学での研究

【対象】東邦大学の8人の男子学生

【試験内容】ラベンダーの香りをしみこませた特殊繊維による寝具を使い、1週間実験室で寝る。結果を睡眠ポリグラフで測定。

【結果】深い睡眠と、レム睡眠がともに増え、良質な眠りを得られることが確認。 

 

(参考ホームページ:長崎の心療内科もとやま心のクリニック)

 

 

最後に

 

精油は脂溶性物質であり、体内に取り込まれた後脳の受容体に作用することで、精神安定剤、睡眠薬、麻酔薬と同様の効果があるという報告もあります。しかし、薬物と比べるとその効果ははるかに小さく、生理的濃度で本当に効果が現れるのかは今後の研究課題であると結ばれていました。また、不眠症に一般的に有効とされる精油でも、個人の趣向により効果が無い場合もあるため、実際に試してみてリラックスできる香りを探すことが重要であると言われています。

 

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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