美容・ダイエット
美肌・乾燥対策レシビ!トマトのリコピンパワーは何に効く?
女性が積極的に摂りたい野菜のひとつが、ホウレンソウです。ホウレンソウには女性に不可欠な栄養素が多く含まれており、まさに女性のための野菜と言っても過言ではありません。
ホウレンソウは女性の健康食
ホウレンソウには、ケルセチンやグルタチオンといった体の中の不要物を外に出してくれる成分に、葉酸・鉄といった女性に不可欠な栄養素が豊富に含まれています。
その中でも注目なのは活性酸素吸収能力、つまり抗酸化力で、これが野菜の中ではトップクラスの実力を持っています。
人は生きる活動をしているだけで、体の中に活性酸素を生み出しています。活性酸素は、過剰に体の中にあると体の中の細胞と結びついてしまいます。酸素が結びつくということは、細胞が「酸化する」「錆びる」ということであり、これは健康や美容においても、悪影響のあることです。
ですから、日常的に抗酸化作用の強いものを、コンスタントに摂取できると、美容や健康に良い効果を期待できます。
ホウレンソウとナッツで抗酸化料理!
抗酸化物質と言われるのは、ホウレンソウに含まれるβカロテンがその一つです。そしてほかにも、ビタミンEにも強い抗酸化作用があります。ビタミンEを含む食品にはサーモンやうなぎ、かぼちゃ、アーモンド、ピーナッツなどがあり、βカロテンとビタミンEを一緒に摂取することで、さらに大きな抗酸化作用を期待できます。
ホウレンソウとナッツの和え物
<レシピ>2人分
ホウレンソウ:1/2束
ナッツ:30g
アーモンドやピーナッツなどお好みで
調味料A
ポン酢:大さじ1/2
オリーブオイル:大さじ1/2
調味料B
砂糖:大さじ1
しょうゆ:大さじ1/2
塩:少々
1.生で食べられるサラダホウレンソウなどを使用し、洗って食べやすい大きさに切ります。
2.ナッツはフライパンやオーブンで香ばしくなるまで焼きます。
3.食感を残す場合にはそのまま、なめらかにしたい場合には2をすり鉢などですります。
4.A(ポン酢+オリーブオイル)あるいはB(砂糖+しょうゆ+塩)で2を和えます。
※味付けは好きな方を選んでください。
5.和えた4に1のホウレンソウをサッと和えたら完成です。
茹でる場合には、ホウレンソウの栄養素を失わないよう、茹で方に注意しましょう。たっぷりの湯を沸かし、根の方から入れ、1分ほど素早く茹でれば、有効成分の流出が少なくて済みます。その後冷水で数秒引き締めてください。
ホウレンソウは油と一緒に摂取すると、成分の吸収が高まります。他の料理との兼ね合いを考えながら、好みの味付けをチョイスしてください。
乾燥肌対策レシピ☆れんこんとブロッコリーのごまマヨあえ
秋になったとたんに、スキントラブルが・・・という話もよく耳にしますね。
乾燥する季節、冬になるにつれてのカサカサ、かゆみはつらいですね。
そこで、今年はレンコンを取り入れた食事で肌トラブルを見直してみませんか?
ビタミンC,Eが豊富なレンコンとブロッコリーを合わせて、肌の新陳代謝を活発にしてコラーゲンの再生を促したり、粘膜を強化しましょう。
*れんこんとブロッコリーのごまマヨあえ*
材料
・れんこん・・・60g
・ブロッコリー・・・1/3
・ベーコン・・・1枚
・すりごま・・・大さじ2
・マヨネーズ・・・大さじ2
塩、こしょう、しょうゆ・・・少々
作り方
1.れんこんは輪切り1/4ぐらいにしたものを、薄切りにする。ブロッコリーは房に分けて食べやすい大きさに切り、一緒に熱湯でゆでる。
2.ベーコンは1㎝ぐらいに切って、熱湯でゆでる。
3.すりごま大さじ2、マヨネーズ大さじ2を合わせて、塩、コショウやしょうゆで味を調整する。
れんこんはメディアでも、アレルギーやのどの疾患に効果が期待できることが取りあげられています。体質改善には、毎日20gの接種を数か月継続することで、効果が感じられるそうです。
トマトの「リコピン」は脂溶性…肌のためには水溶性・脂溶性両方の抗酸化物質をとりたい!
「抗酸化」が美容に良いというのを知っている人は多いです。この抗酸化物質に二つの種類があるのを知っているでしょうか。
トマトに含まれるリコピンという成分はよく知られていると思います。リコピンというのはトマトを赤くしている色素であり、真っ赤に完熟したトマトには、水分(約94%)を除いた成分のうち約0.2%にリコピンが含有されています。このリコピンの働きで有名なのが「抗酸化」作用です。
リコピンは野菜を守るために生まれた!
緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドという色素成分があります。その一種がリコピンで、リコピンを含むカロテノイドというのは、強い紫外線にさらされる中で、植物の中の種子を守るため、植物が作り出した成分なのです。
人もそうですが、紫外線などのストレスを体が受けると、活性酸素というものを発生させます。活性酸素はそのままにしておくと体の中の細胞を傷つけます。これが肌老化などの大きな原因になるのです。その活性酸素と戦い、ストレスの影響を最小限にするために生まれた成分のひとつがリコピンなのです。
リコピンの抗酸化力はトップクラス
カロテノイド自体活性酸素に対する力、抗酸化力が強いのですが、その中でもリコピンはトップクラスの抗酸化力を持っています。抗酸化力のある成分として知られているビタミンEと比較しても、100倍以上違うとされています。この強い抗酸化力によって、体を守ってくれるのがリコピンなのです。
一緒に摂りたい2つの抗酸化物質
抗酸化作用のある成分は、先述のビタミンEの例のように他にもあります。その上で知っておきたいのは2種類の抗酸化物質です。抗酸化物質には、
脂溶性抗酸化物質
水様性抗酸化物質
の2つに分けられます。脂溶性は脂にとけやすく、水溶性は水に溶けやすいということです。リコピンはこのうち、脂溶性の抗酸化物質に入ります。一方水溶性抗酸化物質には、美容に欠かせないビタミンCが入ります。この2つの抗酸化物質を一緒に摂取することが、肌の健康のためには非常に重要です。
なぜ2種類の抗酸化物質を摂る必要が?細胞の仕組み
肌に限らず、わたしたちの体は細胞で構成されています。この細胞は細胞膜という脂の膜につつまれてできています。
ビタミンCなどの水溶性の抗酸化物質は、細胞の内側と外側では働けますが、この細胞膜では働けません。
一方リコピンなどの脂溶性の抗酸化物質は、この細胞膜で働くことができます。
細胞膜の脂というのは、活性酸素によってダメージを受けやすい場所です。そのためビタミンCだけではなくリコピンも同時に摂ることが、細胞の酸化を防ぐことになるのです。
肌の健康を維持したい、紫外線のダメージを予防したいという場合は、トマトを積極的に摂ってはどうでしょうか。同時に水溶性の抗酸化物質を摂取することも意識してみてください。
トマトのリコピンパワーは何に効く?シミ・シワ・日焼け・肌状態…こんなに効果がある!
トマトが美容にいいとは聞きますが、美容のどんな面に、トマトの効果が認められているのでしょうか。トマトというのは栄養が豊富で、特に女性にとっては美肌に貢献するような栄養がたくさん含まれています。具体的にその栄養素が、どんな形になって肌にあらわれるのか知っているでしょうか。
トマトのパワーの秘密「リコピン」
リコピンという言葉自体は、よく知られていると思います。リコピンというのはトマトの赤い色素成分で、強い抗酸化力をもっています。この強力な抗酸化作用が、夏の紫外線による肌荒れに効くのです。
シミに効くリコピン
シミというのはつまり、メラニンの生成です。研究では、メラニンを生成する細胞にリコピンをくわえたところ、生成されるメラニンの量が減少することが分かっています。また、この働きはビタミンEとの組み合わせで、効果が増強することも分かっています。さらに、メラニン生成に関与する酵素の発現を抑制するという作用も認められています。
シワに効くリコピン
紫外線は肌細胞を攻撃して正常な状態を壊し、シワの原因にもなります。これには肌のコラーゲンが大きく関係するのですが、リコピンは紫外線によるコラーゲンの減少を抑える効果が認められています。そればかりか、コラーゲンの生産を促進する効果もあるということがわかっています。
日焼けに効くリコピン
紫外線によって肌がこんがり焼けてしまうことももちろんあります。実験ではマウスで確認されていますが、リコピンを与えておいたマウスでは、紫外線の照射によってできる赤みが軽減したと確認されています。さらに紫外線によって起こる表皮の肥厚(ごわつき)も抑制されました。
肌状態に効くリコピン
トマトジュース1缶を12週にわたって、毎日飲み続けるという実験で、トマトジュースを飲み続けた場合に肌状態の改善が見られました。特に角質層状態の改善、そして目の下のしわの改善も確認されています。
こうした一つ一つを見て見ると、トマトの肌への影響がとても大きいことが感じられます。夏の健康肌対策に、トマトを毎日の食卓に取り入れて、紫外線に負けない丈夫な肌をつくっていってはどうでしょうか。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部