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生活習慣病

病態に合わせた降圧療法を!~高血圧の合併症について~

 

高血圧患者さんは様々な合併症を併発していることが多く、併発している疾患が存在している場合はそれぞれの病態に合わせた薬が選択されます。

 


脳血管障害合併


高血圧超急性期では降圧の目標値を180/105mmHg未満とし、Ca拮抗薬の点滴静注を行って素早い降圧を行います。
発症1か月以降の慢性期ではゆるやかな降圧が重要になりますので、Ca拮抗薬やARB、ACE阻害薬、利尿薬などが使用されます。

 


心疾患合併高血圧


狭心症

アテローム性冠動脈狭窄では長時間作用型のCa拮抗薬やβ受容体遮断薬が使用されます。


心筋梗塞

心リモデリングを抑制するARB、ACE阻害薬、β受容体遮断薬が第一選択薬になります。


心不全

心保護効果を目的にARBまたはACE阻害薬+β受容体遮断薬+利尿薬の3剤併用療法が標準的な治療法になります。

効果が乏しい場合は心不全の悪化や腎機能の低下に注意しながら少量から徐々に徐々に量を増やしていきます。

 


糖尿病または慢性腎臓病合併高血圧


インスリン感受性改善作用を持つARBまたはACE阻害薬を第一選択薬とし、効果が見られない場合はCa拮抗薬や利尿薬を追加で服用します。

 


高齢者高血圧


予後の改善効果が期待できる140/90mmHg未満を目標に、Ca拮抗薬やARB、ACE阻害薬を常用量の半分の量からスタートし、効果が見られない場合は併用療法を行います。
この治療法では80歳以上の超高齢者においても降圧治療の有用性が認められています。

 

 

(Photo by //www.ashinari.com/2010/08/20-339983.php)

著者: 桜井さん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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