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腸管出血性大腸菌感染症の治療に役立つかもしれない○○…開発途上だけどその期待度とは?

O157などでよく知られるようになった、腸管出血性大腸菌感染症は、出血性の下痢便が出る食中毒の一種です。

そんな腸管出血性大腸菌感染症の治療に役立つのでは、と考えられ、開発が進められているのがモノクローナル抗体です。

 

●特定の異物に反応する抗体をつくる

まず、人間の免疫の基本となっているのは、異物に対して抗体を作って、異物を攻撃するということにあります。

異物の特徴をつかんで抗体を大量に作れれば、異物にダイレクトに反応できる、という発想によってモノクローナル抗体は生まれました。

ちなみに腸管出血性大腸菌以外に、がん細胞などへの抗体として、モノクローナル抗体による治療が注目されることも多いです。

 

●開発途上なので、現在は治療薬なし

モノクローナル抗体を利用した治療薬は、現在開発中で、まだ市販薬として販売されたり医療現場で使われているものではありません。

そのため、モノクローナル抗体を利用した治療が出来るのは、まだ先のことになると予想されます。

現時点での治療方法は、安静にすることと水分補給をしっかりして脱水症状を防ぐことにあります。

下痢を止めてしまうと細菌が出ないので、下痢止めは使わないでください。

また、腸管出血性大腸菌が生み出すベロ毒素によって、HUSや脳症などが見られた場合は、別途それらの病気への治療が行われます。

成人なら10日程度で自然回復する病気と言われているので、大きな心配はいりません。

 

腸管出血性大腸菌の治療は安静にすることで、治癒までは10日程度ですが、それでもやはり下痢や腹痛は耐え難いものです。

出来ることなら腸管出血性大腸菌に感染する前に、しっかりと予防することがベストです。

食品の取り扱いなどには十分気を付けて、腸管出血性大腸菌を予防しましょう。

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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