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エボラ出血熱は突然変異をする!?突然変異したウイルスに、未承認薬は対抗できるの?

 

致死率が最高で90%にもなるとされているエボラ出血熱に対して、未承認薬の研究が加速しています。現在承認された薬の中に、エボラ出血熱に効く薬というのはありません。そのため、未承認の薬の中で、エボラ出血熱に効果が期待できるものが、いくつか注目されています。

 

注目される未承認薬

今最もエボラ出血熱の治療薬として有望で、注目をされているのがZMappという治療薬です。実際に、エボラ出血熱が流行している西アフリカで活動をしていた医療従事者で、感染が確認された患者に対して投与し、数名は回復が確認されてもいます。

他にもカナダの会社が開発している「TKMエボラ」や、アメリカの会社が開発している「AVI─7537」、日本の富士フィルムグループが開発しているインフルエンザ治療薬「ファビピラブル」もエボラ出血熱に対して、効果があるとき期待されています。

この他、「クロミフェン」「トレミフェン」といったエストロゲン受容体遮断薬なども、エボラ出血熱に効果のある薬として期待されています。

 

いくつもの薬が使えるようになることが必要?

できれば一種類の薬でいいから、できるだけ早く承認され、治療薬として使用できるようになることが望まれます。

ですが、こうして何種類もの薬に可能性があることに、意味を見出すこともできます。

というのも、そもそもエボラ出血熱というのは、5つほどウイルスの種類があり、それによって感染力などが変わってくるとされています。

同時に2014年8月の末に、新たなエボラ出血熱に関する研究結果が出た事も、注目されています。

 

エボラウイルスに急速な遺伝子変化の可能性

シエラレオネの研究で、エボラウイルスが急速に突然変異していることが、確認されました。

このことは、今注目されている未承認薬の有効性を、根底から揺るがしかねない結果です。同研究においては、「現在最も注目されているZMappの有効性には影響しない」と判断しているようですが、変異し続ける可能性がある限り、その事実を重く受け止める必要があるように感じます。

こうした突然変異の指摘がある以上、せっかく人に対して使えるようになった薬でも、ウイルスの方の突然変異によって、もしかしたら効果が弱まったり、全く効かなくなったりする可能性もあるのです。

つまり、現在有望なZMappだけでなく、いくつものエボラ出血熱の治療の可能性を持つ薬が、使用可能になることに意味があるということのようです。

 

 

変異したウイルスというのは、当然感染力が高まります。そうすると日本への上陸、感染拡大が心配となるかもしれませんが、衛生環境の整った日本には、そう簡単に感染拡大しないとも言われています。正しい知識を持って、正しく警戒することが必要ですね。

 

(参考:REUTERSロイター「エボラ新薬の現状と今すべきこと」)

(参考:Newsweek「エボラウイルスに急速な遺伝子変化、シエラレオネの研究が指摘」

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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