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エボラ出血熱の特効薬になりうるか!?未承認薬「ZMapp」のエボラ出血熱への効果とは?

 

急速な感染の広がりから、死者が続出しているエボラ出血熱に対して、新薬に注目が集まっています。新薬といっても、まだ承認されているものではなく、未承認の薬のため、ヒトに対する投与の是非が、慎重に、そして急ピッチで確認されているところです。

 

エボラ出血熱には特効薬がない

エボラ出血熱はエボラウイルスによって感染する感染症です。人間同士の体液などの接触で感染したり、動物に同様の接触をしたり、エボラウイルスに感染した動物を食べることによって、人に感染します。

このエボラ出血熱には、予防ワクチンがありません。また発症したエボラ出血熱に対する特効薬もないため、患者に見られる症状に対して、対処的に治療をしていくしかないのです。

 

感染者に未承認薬ZMappの投与

エボラ出血熱の治療にあたった外国人医療従事者などが、自国に帰国した後、エボラ出血熱への感染が確認されるというケースが発生しました。

それに伴って行われたのが、未承認薬の投与です。特に最も注目を集めているのが、アメリカの未承認治療薬である「ZMapp」で、9月3日までの時点で7人に投与されています。

 

ZMappの効果は?

実際にZMappを投与された感染者のうち、2人は死亡しています。一方で中には完全に回復をした人もいますし、重篤な状態から回復の兆しを見せているという段階の人もいます。

こうした人による回復の状態の違いには、いくつもの個人個人の条件の違いもあると指摘されています。患者の年齢は若い方が回復力が早いでしょうし、感染してから重篤な状態まで症状が進んでしまっては、そこからの回復は見込めないかもしれません。また、それまで受けていた補助的な治療が十分だったかどうかにも左右されますし、その人が他に疾患を抱えているかどうかも重要です。

今までにエボラ出血熱の治療としてZMappを投与した患者数が非常に少ない分、「一般的に」この薬はエボラ出血熱に効きますとは、まだまだ言えないのです。

 

 

死亡率の高いエボラ出血熱の感染を封じ込める役割を期待し、早期に未承認薬の使用が可能になることを願うばかりです。それでも短くて数か月から数年は、実際の現場での治療薬として使用できるまで、時間がかかるとされています。

 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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