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期待される新薬、日本の「ファビピラビル」!エボラ出血熱に期待される理由

 

エボラ出血熱の治療薬として、アメリカのZMappという薬が注目されていますが、日本の未承認薬も注目されています。治療法のないとされていたエボラ出血熱においては、新薬への期待で治療の流れが変わりつつあります。

 

期待される新薬

新薬、つまり未承認薬への期待は非常に大きいものです。

効果が期待されている未承認薬はいくつかあるのですが、いずれもまだ人の臨床実験が不十分であったり、副作用の有無などが不確定であったりするため、薬として人が使用するには、まだまだ早いとも言われます。

しかし、こうした未確定の部分がある薬であっても、エボラ出血熱の感染力の強さや、感染の拡大状況などを考えると、効果に期待せざるを得ないという状況なのかもしれません。

 

日本が開発した新薬「ファビピラビル」

エボラ出血熱の治療薬として、期待されている薬のひとつが、富士フィルムグループの富山化学工業が開発した「ファビピラビル」という薬です。

元々はインフルエンザの治療薬として開発された薬で、薬の効果が得られにくい、鳥インフルエンザに対しても効果があります。アメリカにおいても、インフルエンザの治療薬としての治験が進められています。

エボラ出血熱に対しての効果を検証した実験は、マウスにおける実験例が2例あります。そして、エボラ出血熱の感染拡大を受けて、サルでの実験も進められているのだそうです。

 

ファビピラビルが注目されるところ

実際にエボラ出血熱に感染した患者に投与し、数名の回復を得られているのは、アメリカのZMappという薬です。もちろんこのZMappも最も注目されている新薬のひとつですが、それでもファビピラビルが注目される理由があります。

ひとつは、「人での治験例がすでに豊富にある」ということです。インフルエンザ治療薬としての治験において、すでに人への投与が多くされており、その中でのデータがたくさんあるので、他の未承認薬と比べて、安全性が高いとされています。

そしてもうひとつの理由が、「在庫が多くある」ということです。アメリカの治験ではすでに最終段階までいっていた、ということもあり、提供への準備が比較的整っている状態だったのです。

 

 

エボラ出血熱の感染拡大を受けて、ファビピラビルなどの未承認薬は、優先的に承認作業をしていく体制になってきています。現在、感染者の隔離とそれに伴う感染者の生活環境の悪さなども言われていますので、なるべく早い承認が期待されます。

 

 

(参考:NewSphere[富士フイルムのインフル治療薬、エボラ新薬として期待 治験例豊富、安定供給…米当局申請ヘ」

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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