カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 目・まぶた >
  4. 加齢黄班変性症 >
  5. iPS細胞の移植手術!これで病気が治る?今回の移植手術の意味

気になる病気・症状

iPS細胞の移植手術!これで病気が治る?今回の移植手術の意味

  

i PS細胞を使った初の移植手術が行われました。この移植手術について、詳しく分かっているでしょうか。再生医療の大きな一歩として行われ、臨床でのiPS細胞の使用に、今後一層の期待がされるものとなりました。

 

行われた移植手術の内容

移植手術は、滲出性加齢黄斑変性という網膜の病変によって、視野に障害が出る病気に対して行われました。

事前に患者さんの皮膚から作ったiPS細胞をシート状にし、病変のある場所に移植したというものです。特に問題となるようなことはなく、現時点で手術自体は無事に終了しています。

 

「これで病気が完治する!」というものではない

移植手術が成功したというところだけ見ると、手術によって病気が治ったと考える方も多いと思います。

ですが今回の手術は、病気の完治を目指すものではありません。というのも、今回手術を受けた患者さんというのは、視力の維持に必要な細胞の多くが死んでしまっています。

そのため、今回の手術の効果として期待できるのは「視力の低下を食い止めること」や「わずかな視力回復」なのです。

ただ、今回手術を受けた患者さんの場合、今まで治療を続けてきたにもかかわらず、症状が悪化していく一方であったと言いますから、これでも大きな効果ではあります。

 

今回の手術の目的は「安全性の確認」

今回の手術は、治療の安全性を臨床の場で確認するということが、大きな目的です。

iPS細胞はそれががん化すことなどの不安要素がありました。今回iPS細胞は色素上皮という細胞組織に変化させ、移植がされたのですが、これが選ばれた理由のひとつが、がん化しにくいという要素があります。

今後の移植細胞のがん化や、腫瘍化など、長期的な安全性を確認する必要があります。

 

 

病気が悪化しないということは、それまで定期的に行っていた治療から解放されるという意味ですから、その点ではかなり意味があります。ですが、根本的な治療の効果となると、まだもう少し先の話になるでしょう。他の病気における臨床研究も進んでいますから、今後に期待したいところです。

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

加齢黄班変性症に関する記事

光カット眼鏡は効果的?!PC長時間使用は加齢黄斑変性の危険性

  『ブルーライト』が加齢黄班変性を引き起こす可能性   近年、パソコ...

加齢黄斑変性症とはどんな病気か?

    加齢黄斑変性症とは?   皆さんは、加齢黄斑変性症という病気...


失明にも繋がる!?加齢黄斑変性の2つのタイプとその特徴

  加齢黄斑変性とは失明になるかもしれないリスクがある網膜の疾患です。 その名...

加齢黄斑変性症の人ってどれくらいいるの?

  加齢黄斑変性症という病気は黄斑に影響が出る病気で、原因は加齢と考えられてい...

カラダノートひろば

加齢黄班変性症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る