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抗生物質を「飲み切る」のは何のため?抗生物質の3つの使い方!慢性感染症とは?風邪の対処法

感染症にかかって抗生物質や抗菌薬を処方されたとき、それを飲み切っていますか?

 

風邪などが流行り出すと、病院でこうした薬を処方されることも多くなると思います。「症状がよくなったら、その後は飲んでないな~」と軽く考えている人は、ちょっと危険かもしれません。

  

「もう治ったからいいや」はダメ!

病院からもらう薬は、「この薬を飲み切ってください。それでも症状が続けばまた来てください」といった出され方をすることがあると思います。感染症は原因となるウイルスなどが排出されれば自然に治っていきますので、当然の出し方とも言えます。

 

そしてしばしばあるのが、何回か薬を飲んだだけで症状がなくなってしまうことです。効きが良い薬などでは1回飲んだだけで、「だいぶ良くなった」と感じられるものもあります。

 

その場合、「飲み切ってください」と言われた薬でも、「もう治ったからいいか」と飲むのをやめてしまうことがないでしょうか。この、最後まで薬を飲まないという行為が、実は危険な事態につながることがあります。

 

「症状が無くなった=原因がなくなった」ではない

病気を発症している人の感覚としては、症状があるときには自分は病気で、症状が無くなれば病気は治ったと考えがちです。

 

抗生物質や抗菌薬で攻撃する対象であるウイルスや細菌は、数が増えることで症状を引き起こします。抗生物質や抗菌薬を用いれば、ウイルスや細菌の数を減らしていくことができます。

 

「例えば1週間のみ続けてください」と言われた抗生物質を、3日間飲んだだけで、原因ウイルスを半分以下に減らすこともできるのです。ウイルスの数が半分以下になれば、病気の症状はほとんど見られなくなるかもしれません。

 

ですが、これはウイルスの数が減っただけであって、ウイルスがなくなったというわけではありませんよね。

 

 

飲み切ることの大切さ

上記の例で3日間服用を続けて、症状がなくなったから服用をやめたとしたらどうなるでしょう。

 

生き残ったウイルスは体の中で増殖して、また症状を起こすくらいの量になる可能性があります。結局薬を飲み切らなかったことによって、病気が治りきらないのです。

 

症状が無くなると、とたんに薬の重要性を感じられなくなるのは、薬の意味や、自分の体の中で起こっていることを知らないためだと思います。

 

こうした体の中で起こっていることを知れば、薬を飲み切る大切さが、実感できるのではないでしょうか。

 

 

やってしまいがちな、抗生物質の3つの使い方 その飲み方が病気の発症につながるかも…!?

抗生物質というのは、どんな病気の時に使われる薬でしょうか?抗生物質は抗菌薬とも言います。

つまり、「菌」が原因で起こっている病気に対して、使用するのが抗生物質ということです。この抗生物質を、間違った方法で使用している人というのは、多くいるようです。

 

やってはいけない!抗生物質の間違った飲み方

薬の種類は色々とありますが、ここでは抗生物質だけに焦点を置いて、間違った飲み方を述べていきます。

 

・症状が軽くなったから、全部飲み切らないで途中で服用をやめた

抗生物質というのは、病気の原因となっている菌を殺す作用をします。注意したいのは、症状が軽くなったからといって菌が全ていなくなったということではない、ということです。

抗生物質によって数日で菌は少なくなるかもしれません。

ですが、確実に菌を0にするためには、症状がなくなってからも飲み続ける必要があります。

途中で飲むのをやめると、症状がぶり返したり、抗生物質に強い菌があらわれるなど、新たな問題につながる可能性があります。それが別の病気の発症につながることも、十分にあるのです。

 

・症状が軽くなったから、薬の量を減らす、飲む回数を減らす

抗生物質を使う治療では、上記に書いた抗生物質に強い菌があらわれる前に、一気に病気の原因菌を殺すことが重要です。ですが、自己判断で薬の量を減らすなどしてしまうと、菌が中途半端に生き残ってしまい、上記を同じ問題が残ります。

 

・余った抗生物質を適当に飲む

薬箱の中に、去年病院でもらった抗生物質などが入っていないでしょうか。

抗生物質は菌に効くという知識を持っていると、「感染症にかかったから抗生物質を飲めばいいか」と思ってしまい、余った抗生物質を服用してしまうことがあります。

ですが、抗生物質にもいろいろと種類があり、細菌によって効果を発揮する抗生物質は違います。ですから、以前処方された抗生物質が次も効くとは限りませんし、そもそもかかった病気が菌によるものだとは限りません。

さらに、薬にも使用期限がありますから、余った薬を適当にとっておくということ自体、いいことではありません。

 

もちろん、大前提の飲み方として大事なのが、指定された飲み方や飲む量を守るということです。

自分の判断で飲み方を変えてしまうと、文中にあるように薬に耐性を持つ菌が生まれてしまう可能性もあります。その菌が他の人に感染すれば、もう自分だけの問題ではなくなりますから、十分に注意してください。

 

 

慢性感染症とは

 

○ 慢性感染症とは

いわゆる感染症というと、はしか、風疹、水ぼうそう、インフルエンザ、赤痢、コレラ、腸チフス…などなど。ざっと上がるものは発病や進行が急であり、数日から長くても数週間単位の病気がほとんどです。これらを、急性感染症といいます。

 

一方、感染から発病までが長かったり、発病後も症状の発現や経過に長い日数を必要とする感染症を、慢性感染症といいます。

 

明確に定義することは難しく、発症後の経過が緩やかな肺結核症、感染から発症までの潜伏期が長いエイズ、キャリアや発症の区別がつきにくいHBウイルスなども含まれます。

 

また、慢性気管支炎や汎発性細気管支炎のように、常に気道感染症を繰り返すような病気も含みます。

 

 

○ 慢性感染症とがん

慢性的に感染症を起こしていると、活性酸素や活性窒素、炎症性サイトカインやウイルス由来産物など、がんの発生・進展に影響を及ぼすといわれているものにさらされる時間が増えます。結果、細胞の修復能力が追い付かず、がん化する割合が高くなるとも言われています。

 

慢性気管支炎では肺がん、エイズでは悪性リンパ腫やカポジ肉腫などです。

 

○ 高齢者の感染

特に寝たきりの高齢者は、常に感染症の危険にさらされています。既に患っている疾病に加え体力も落ちているため、感染したら慢性化・重篤化しやすいのです。

 

尿路感染や肺炎、褥瘡感染などが一般的です。特に肺炎は命にかかわるものです。これらは、患者個人にかかわるだけではなく、施設内にまん延する場合も。いわゆる「慢性感染症」ではないのですが、注意が必要です。

 

慢性感染症は完治しないものも多く、完治する場合も長期の「お付き合い」が必要となります。

 

症状がなくなったからと抗菌薬の服薬を勝手にやめたりすると、薬剤耐性菌ができ治らなくなってしまうことがあるだけでなく、周囲に菌を撒き散らしていることになります。

 

信頼できる医師・医療スタッフと、立ち向かっていきましょう。

 

風邪で発熱し、頭痛がする時は「冷やす」のも手段です!

感冒(風邪)は主にウイルスや細菌の感染により、鼻から鼻腔・鼻咽腔・咽頭・喉頭などの上気道が炎症を起こすことで、様々な諸症状が現れることをいいます。その初期症状は人によって異なりますが、ほとんどの場合は頭痛・発熱を伴います。

 

人はの体には免疫機能による防御反応があり、体外から細菌やウイルスが体内に侵入すると、それらを排除するために様々な免疫機能が働きます。

 

侵入した細菌やウイルスに対して、まず白血球が防衛反応を示します。その動きが脳にある視床下部に伝わると、体温調節中枢は体温を上げるように指令を出し、免疫細胞が働きやすいように環境を整えます。ウイルスは体温が高い状態が苦手なために、体温が38.0~39.0℃で活性を低下させます。そこに活動性を増した白血球やリンパ球が攻撃を仕掛け、ウイルスが増殖するのを妨げ、死滅させ、体外への排出を促すといった防御反応です。

 

身体が体温を上昇させる際、皮膚の血管が収縮して、身体から熱が逃げるのを抑えるようにし、筋肉をふるわせて、効率的に体温を上昇させます。これが悪寒(寒気)という症状になります。

 

発熱によって頭の中や頭皮血管が拡張して血流が増え、頭がズキズキ痛くなる血管性頭痛を引き起こします。

 

良く、熱が上がる前(悪寒がする時)に、すでにアイスノンなどを使用し体を冷やそうとする方がいますが、これは誤りです。体は熱を上げようとしているのですから、身体をしっかりと温めてください。そしていよいよ熱が38.0~39.0℃ぐらいに上がると、『熱い』と感じて発汗しだします。その時点で体を冷やしてください。

 

熱いのを我慢して温めたままでいると脱水をひき起こしたり、頭痛がより一層酷くなります。発熱したら、水分を補給し、頭部を冷やすことが頭痛を軽減する方法の一つとなります。

 

 

風邪による頭痛や吐き気はどうして起きるのか?

感冒(風邪)による頭痛は、発熱によって頭の中や頭皮血管が拡張して血流が増えることによる血管性頭痛と、副鼻腔炎を引き起こすことによる炎症性の頭痛、また呼吸状態が悪化することによる血液中の酸素不足による頭痛などがあります。

そして、一見感冒とはあまり関係なさそうな消化器症状も以外に多いことが知られています。

 

感冒を引き起こしたウイルスや細菌が消化管に及ぶことで吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状を起こすこともあります。この場合、吐き気と同時にほとんどの場合は下痢を伴います。

 

感冒による発熱で体内の水分が不足しているところに、吐き気や嘔吐、下痢などが一緒に症状として出てしまうと、ほとんどの方は水分や食べ物を摂取することを止め、脱水を起こしてしまいます。

 

下痢をしても、嘔吐したとしても、ある程度水分を摂取出来れば問題ありません。最近では経口補水療法といって、スポーツドリンクの成分をより改良した飲み物を飲ませる事によって、脱水を予防することが可能です。

 

ですが、それが出来ない場合は点滴などの輸液を行わないと脱水を引き起こしてしまう場合もあるので注意が必要です。特に幼い子供の場合は、脱水を起こすことでけいれんを起こしたり、その他の重篤な状態に陥ることが多いので、早めの対応が必要です。

 

また激しい頭痛とともに嘔吐を繰り返す場合は、髄膜炎を引き起こしていたり、脳血管が鬱血し脳圧が上昇している場合もありますので、注意が必要です。

 

単なる風邪だからと病院を受診せずに放置しておくと危険な場合もありますので、「いつもの風邪の症状と違う」と思ったら、放置せず、医師の診察を受けることをお勧めします。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/ ) 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-09掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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