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気になる病気・症状

抗生物質を「飲み切る」のは何のため?飲み切る大切さ、飲み切らないことの怖さとは?

感染症にかかって抗生物質や抗菌薬を処方されたとき、それを飲み切っていますか?

 

風邪などが流行り出すと、病院でこうした薬を処方されることも多くなると思います。「症状がよくなったら、その後は飲んでないな~」と軽く考えている人は、ちょっと危険かもしれません。

 

「もう治ったからいいや」はダメ!

病院からもらう薬は、「この薬を飲み切ってください。それでも症状が続けばまた来てください」といった出され方をすることがあると思います。感染症は原因となるウイルスなどが排出されれば自然に治っていきますので、当然の出し方とも言えます。

 

そしてしばしばあるのが、何回か薬を飲んだだけで症状がなくなってしまうことです。効きが良い薬などでは1回飲んだだけで、「だいぶ良くなった」と感じられるものもあります。

 

その場合、「飲み切ってください」と言われた薬でも、「もう治ったからいいか」と飲むのをやめてしまうことがないでしょうか。この、最後まで薬を飲まないという行為が、実は危険な事態につながることがあります。

 

「症状が無くなった=原因がなくなった」ではない

病気を発症している人の感覚としては、症状があるときには自分は病気で、症状が無くなれば病気は治ったと考えがちです。

 

抗生物質や抗菌薬で攻撃する対象であるウイルスや細菌は、数が増えることで症状を引き起こします。抗生物質や抗菌薬を用いれば、ウイルスや細菌の数を減らしていくことができます。

 

「例えば1週間のみ続けてください」と言われた抗生物質を、3日間飲んだだけで、原因ウイルスを半分以下に減らすこともできるのです。ウイルスの数が半分以下になれば、病気の症状はほとんど見られなくなるかもしれません。

 

ですが、これはウイルスの数が減っただけであって、ウイルスがなくなったというわけではありませんよね。

 

飲み切ることの大切さ

上記の例で3日間服用を続けて、症状がなくなったから服用をやめたとしたらどうなるでしょう。

 

生き残ったウイルスは体の中で増殖して、また症状を起こすくらいの量になる可能性があります。結局薬を飲み切らなかったことによって、病気が治りきらないのです。

 

症状が無くなると、とたんに薬の重要性を感じられなくなるのは、薬の意味や、自分の体の中で起こっていることを知らないためだと思います。

 

こうした体の中で起こっていることを知れば、薬を飲み切る大切さが、実感できるのではないでしょうか。

(Photo by://www.ashinari.com/ ) 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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