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進化した菌は抗生物質が効かない!?薬剤耐性菌、アシネトバクターが起こす感染症とは?

生物は環境に適応するために進化していくと言いますが、それは人の体に病気を引き起こす菌も同じです。

菌の敵というと、薬剤…特に抗生物質です。この抗生物質の使い方を間違えると、菌が強くなってしまうことがあるんです。

 

服薬の間違いで、薬剤耐性菌が出現する!?

抗生物質が処方された場合、完全に菌がなくなるまで服用を続ける必要があります。

ですが、服用を途中で止めたり、残った抗生物質をとっておいて、体調が悪くなるたびに飲むといったことをする人がいます。

しかしそうするとだんだんと、菌が薬に耐性を持ってしまい、その抗生物質が効かない菌が出てきてしまうのです。

それによって、他の病気が引き起こされることもあります。

 

薬剤耐性アシネトバクター感染症

薬剤耐性アシネトバクター感染症は、いくつかの薬剤に対して耐性を示す菌による感染症で、アシネトバクターという細菌によって引き起こされるものです。

このアシネトバクターは健康な人の皮膚にもいます。中でも多いのが、入院患者の菌の保有で、この感染症の集団発生が起きているときには、より高い割合で見られます。

いくつかの薬剤に対して耐性を持つ菌と言うと、感染力が強いことを想像するかもしれません。

ですが、実際には免疫機能が低下した患者さんや、抗生物質の長期使用をしている患者さんに感染する、日和見感染症です。

 

感染するとどうなるの?

この耐性を持ったアシネトバクター菌に感染した場合、体のどの場所に感染したかどうかで、見られる症状は変わります。

肺に感染すれば肺炎になりますし、腎臓に感染すれば腎盂腎炎になるかもしれません。見られる症状は実に多彩なのです。

 

一方で傷口や切開部分に菌が存在しているのにも関わらず、何の症状も起こらないケースもあります。

 

治療は?

この病気は複数の抗生物質が効きません。そのため、治療をするにしてもその治療は難しくなります。効果のある抗生物質を使用するか、対処的に治療をしていく必要があります。

 

日和見感染ということですから、日常生活の中で健康な人が恐れることはありません。ですが、これから先、この菌が新たな耐性を獲得しないとも言い切れませんから、これからもっと大きな脅威になる可能性は残ります。

 

(Photo by:pixabay ) 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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