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エボラ出血熱を「輸血」で治す!?回復患者からの輸血が、エボラの画期的治療法になるか!?

  

エボラ出血熱による死者が増加の一途をたどる中、効果的な治療法が模索されています。もちろん、新しい治療薬への期待もされていますが、それとは別に輸血による治療法というのも、実践され効果が検討されているということです。

 

輸血でエボラ出血熱を治す!?

エボラ出血熱は、エボラウイルスによって引き起こされる病気です。これには治療薬も、ワクチンも、根本的な治療法もありません。そこで可能性を見出したのが、「エボラ出血熱が治った人の血液を輸血する」という方法です。

この輸血はどのような意味を持っているかというと、病気が治った人の抗体に注目しているということです。

一度エボラ出血熱にかかり、そこから回復した人の体の中には、エボラ出血熱に対する抗体ができると考えられます。そのため、その抗体を、エボラ出血熱を発症した他の患者に入れれば、治療に活用できるのではないかという考えの下、この治療法が行われています。

 

これは、元々ある治療法

こうした、治った人の体の中にあると考えられる抗体を、患者の体の中に入れて回復をはかるという治療法は、狂犬病治療のために開発されたものです。

血液や、血液から特定の成分を除いた血清を患者の体の中に入れて、病気への抵抗力を高めるのです。

 

今回のエボラ出血熱の流行において、実際に輸血が行われたケースもあるようです。輸血された患者は快方に向かっているようですが、輸血によって快方に向かっているのか、未承認薬の投与によってなのか、近代的な治療によるものなのか、原因の特定はできていないとのことです。

 

「輸血」行為におけるリスクもある

血液を介して感染する病気というものもあります。HIVや肝炎ウイルスといったものがよく知られていますが、そういった血液を介する感染に最大の注意をしなければなりません。

血清の安全というのは、先進国では一般的かもしれませんが、エボラ出血熱が流行している発展途上国では、そこまで大きな関心事にならないということも言えるのです。

そのため、二次的な感染症の拡大のリスクもあり、手離しで行えるというほどの、安全で有効な治療法ということでもないようです。

 

 

エボラウイルスに関する抗体の存在というのは、実際にはよくわかっていません。研究によってはエボラウイルスに対する抗体は、ほとんど含まれないという指摘もあります。ただ、すぐにその場で行える治療法で、低コストという点が、期待されている部分でもあるようです。 

 

 

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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