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高身長ががん発症のリスクになる!?癌の死亡リスクをあげる体型について

 

がんのリスクを高める要因と言われて、「身長」と答える人は少ないと思います。がんは誰の体にも生じているものですが、それを成長させるリスクと言えば、喫煙や過度な飲酒、運動不足や、栄養不足などが挙げられるでしょう。しかし、近年、身長が発がんに関係しているということが指摘されています。

 

身長の高い人は発がんリスクが高い!?

イギリスで行われた調査によると、長身の人は背の低い人に比べてがんを発症するリスクが高いということが分かっています。

 

被験者となったのは様々なライフスタイル、社会的背景を持つ女性で、約9年間の追跡調査が行われました。対象となったのは1297,124人で、97,376人ががんを発症し、身長、その他の要素と、がんの関連について調べました。

 

結果としては、

 

・身長が10cm増加するごとにがんを発症するリスクが1.16倍上昇

 

・調べたがん17種類のうち、15種類で長身によるリスクの上昇が推察された

 

・また15種類のうち10種類で10cmごとに身長が増加するリスクが有意に認められた

 

としています。ちなみに10種類のがんとは、結腸がん・直腸がん・乳房がん・子宮内膜・卵巣がん・腎臓がん・中枢神経系・メラノーマ・非ホジキンリンパ腫・白血病の10種類です。

 

身長以外の要因じゃないの?

被験者の特徴として、長身であるほど、アルコールの摂取量が多く、子どもの数が少なく、肥満で、喫煙率が低く、活動的で、裕福という特徴がありました。

 

ですが、こうした条件とはほとんど無関係に、長身であるほどに発がんのリスクが上がるという結果が得られています。

 

どうして長身とがんが関係するの?

考えられる理由としてあるのが、成長ホルモンです。

 

長身の要素として、成長に関連するホルモンのレベルが高いということが考えられます。それががんが発症した際の成長にもつながり、リスクを増大させていると考えられるのです。

 

長身でがんのリスクが上がるからと言って、「身長を伸ばさないようにしなければ」と言うのは違います。やはり、長身よりも喫煙の方が明確に、がんへの影響が大きいですし、身長以外に優先的に気をつけるべきことの方が多いのです。がんのリスクを軽減するには、こうした従来のがんリスクを生活から排除することのほうが、重要なのです。

 

 

フライドポテトやポテトチップス、クッキーやケーキは危険かも??発がん性をもつアクリルアミドとは

最近、スウェーデン政府が食品中でアクリルアミドが発生し、発がん性があるかもしれないといった発表を行いました。しかし、アクリルアミドといわれても、一般の方にとってはあまりピンと来ない物質だと思います。今回は、そのアクリルアミドについてご紹介します。

 

アクリルアミドとは普通どこに使用される物質?

本来、アクリルアミドは主に紙力増強剤、合成樹脂、合成繊維、排水中等の沈殿物凝集剤、土壌改良剤、接着剤、塗料、土壌安定剤などの材料です。このアクリルアミドは元々危険性が高い物質であり、作業者等がアクリルアミドにさらされた場合、いくつかの影響が出ます。

 

短期間アクリルアミドに晒された場合に起こる影響は短期暴露影響といい、眼、皮膚、気道を刺激したり、中枢神経系に影響を与えることがあるとされています。 長期間アクリルアミドに晒された場合は長期暴露影響、何度も繰り返しアクリルアミドに晒された場合は反復暴露影響と言います。これらの場合、短期間より体への悪影響が多く、末梢神経を損傷する場合や遺伝性の遺伝子損傷を引き起こす場合があります。アクリルアミドのみが直接がんを発生させたといった報告はありませんが、遺伝子が傷つくといったこともあり、発がん性が高い可能性があるようです。

 

アクリルアミドが食品中でできる場合

炭水化物が焼かれる、もしくは揚げられる時にできるとされています。具体的な食べ物としては、イモを揚げたフライドポテトやポテトチップス、コムギを焼き上げたクッキーやケーキ、パンなどがあげられます。

 

アクリルアミドの発がん性評価

国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer)による発がん性分類では、アクリルアミドは2Aに分類されています。国際がん研究機関による発がん性分類は以下のものになります。

 

分類:1

評価:人に対して発がん性がある

内容例:コールタール、アスベスト、噛みタバコ、カドミウム等

 

分類:2A

評価: 人に対しておそらく発がん性がある

内容例: アクリルアミド、ベンツピレン(魚の焦げ)、クレオソト(木材の防腐剤)、ディーゼルエンジンの排気ガス等

 

分類:2B

評価: 人に対して発がん性を示す可能性がある

内容例: クロロホルム、わらび、コーヒー等

 

分類:3

評価: 人に対する発がん性については分類できない

内容例: カフェイン、お茶、コレステロール等

 

分類:4

評価: 人に対しておそらく発がん性がない

内容例: カプロラクタム(ナイロンの原料)等

 

 

アクリルアミドという物質は危険なものですが、まだまだ研究が進んでいない物質でもあります。発がん性が気になる方は揚げ物を控えたり、クッキーやケーキ、パンなどを控えるようにしてください。

 

 

痩せすぎも太りすぎもだめ?癌の死亡リスクをあげる体型について

体型は人によってさまざまであり、加齢に伴って変化していくこともあります。痩せてくる人もいれば太ってくる人もいます。

そんな体型とがんには、少なからず関わりがあります。

 

●BMIとは

体型を測るのに必要なのがBMIというものです。

 

BMIは体重÷(身長(m)×身長(m))で算出することが出来ます。平均的には20-23程度が望ましいと言われています。

 

18以下だとやせ型、25以上だと太めとなります。

 

まずはBMIで自分の体格を算出してみてください。

 

●肥満のがんリスク

肥満によるがんリスクに関しては、BMI30以上の場合に見られます。

 

ただし、日本人よりも欧米人の方が肥満によるがんリスクはより近接した関係にあるとも言われています。

 

肥満解消によって防ぐことが出来るのは、がんというよりも高血圧や高脂血症などの生活習慣病が主なものとなっているのが特徴的です。

 

●痩せすぎによるがんリスク

痩せすぎている場合には栄養不足ということが考えられます。

 

栄養不足になると免疫も弱まるので脳出血などを起こしやすくなりますし、がんを始めとした各種の病気のリスクも高まります。

 

BMI21未満の場合にはリスクが高くなると言われているので注意が必要です。

 

●適切なBMI

適切なBMIは男性の場合は21-27、女性の場合は19-25程度と言われています。

 

がんのリスクを避けるためにも男性は21以下、女性は19以下のBMIにならないように注意し、男女ともに30を超えないようにも注意してください。 

 

 

コレステロールや胆汁酸の活性化 も?!ポリフェノールの効果は抗酸化作用だけじゃない!?  

ポリフェノールは果物や野菜に含まれる色素のもととなるものであり、今までは人間の体内でビタミンCやビタミンEのような抗酸化作用があると考えられてきました。しかし、現在の研究においてポリフェノールは特異的な遺伝子の発現を制御し、人間に良い影響を与えるといった報告が出てきています。今回は、ポリフェノールが制御する遺伝子とその影響についてご紹介します。

 

ポリフェノールが関わるとされている遺伝子 

現在報告されているポリフェノールが関わるとされている遺伝子は、数があるため分類名ごとに紹介します。

 

分類名NR1:フラボノイド、フラボン、カテキンなどのポリフェノールの影響を受けるとされています。甲状腺や肝臓で働く内分泌物質やビタミンDの利用や脂肪酸の活性などに影響を与えます。

 

分類名NR3:イソフラボンやリグナンといったポリフェノールの影響を受けるとされています。卵巣や子宮などで働くホルモンになどに影響を与えます。

 

分類名NR2が書かれていないのは、分類名NR2に影響するポリフェノールの報告がまだないためです。

 

ポリフェノールを摂取するとどのような効果があるの?

従来からわかっている抗酸化作用によって、老化防止やガンの発症を抑制する等が挙げられます。上記のような遺伝子に影響与える場合においては、いまだ研究段階の部分もありますが、以下のようなことが考えられます。

 

・解毒の活性化

体に必要のないものを水溶化して尿として排出します。一般的に、解毒の活性化が行われると体が病気になりにくくなったり、ガンの予防ができるとされています。

 

・脂質代謝や糖代謝の活性化

体の中にあるエネルギーである脂質や糖を熱エネルギーにします。一般的に、脂質代謝や糖代謝の活性化が行われるとダイエット効果が高まったり、だるさがなくなったりします。

 

・コレステロールや胆汁酸の活性化 

血液中の余分なコレステロールを排出できる形にします。

 

このようにポリフェノールには、抗酸化作用の他にさまざまな健康効果が発見されつつあります。果物や野菜を積極的に食べて、ポリフェノールをとるようにしてみてはいかがでしょうか?

 

 

保存料や酸化防止剤…清涼飲料水に発がん成分が含まれている?!

これからの季節、清涼飲料水をよく飲むと思います。しかし、清涼飲料に発がん性物質が発生してしまう場合があるということを知っていますか?今回は、清涼飲料水に発生する発がん性物質についてご紹介します。

 

発見過程

イギリスなどの諸外国で、清涼飲料水中の安息香酸やアスコルビン酸が一定の条件で、発がん性をもつベンゼンになるといったことがわかりました。イギリス等では、ベンゼンが10ppb以上含まれる清涼飲料飲料水は、各社で自主回収するよう言い渡されました。日本においても、市販の清涼飲料水で安息香酸とアスコルビン酸の両方が加えられている31の製品について、安息香酸やアスコルビン酸ベンゼンに変化していないかを、国立医薬品食品衛生研究所が分析しました。

 

安息香酸やアスコルビン酸の役割

安息香酸やアスコルビン酸は、保存料や酸化防止剤の役割があります。現在、アスコルビン酸が多くの清涼飲料水に使用されています。

 

厚生労働省の対応

日本には、食品中のベンゼンに関する法定の基準値はありません。しかし、WHO飲料水ガイドラインのベンゼンに関するガイドラインの基準にならい、清涼飲料水においてベンゼンの含有量も10ppbを超えてはならないとしています。

 

また、厚生労働省は清涼飲料の販売業者に自社の製品を分析し、超えたものがあれば自主回収するように指示しています。この分析の結果、ベンゼンが検出されたものは「アロエベラ」1種類のみでした。この分析後も厚生労働省は都道府県の各団体を通じ、清涼飲料水を扱う業者に自社の製品において、ベンゼンの含有量を必要に応じて自主的に把握することを通達しています。

 

発がん性物質が、発生していないものがほとんどであるといった結果が出ていますが、気になる方は清涼飲料水を買う際に安息香酸やアスコルビン酸が含まれていないものを選ぶようにしましょう。

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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