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妊娠・出産

禁煙補助薬は妊娠中に使ってもいい?ダメ?禁煙補助薬と胎児への影響を検証!

妊娠中の喫煙は、お腹の中の赤ちゃんに悪影響があるというのは、周知の事実と言ってもいいかもしれません。

そのため、それまでタバコを吸っていた方は、妊娠が発覚した途端に、いきなり長期間の禁煙期間に入るのです。

 

妊娠してからの禁煙

禁煙は自分で決意してからであっても、なかなか成功するのが難しいです。妊娠をきっかけに、「いきなり」であれば、なおさら難しいことがあります。

 

さらに、妊娠中は禁煙補助薬を使うことができません。そのため一層禁煙の成功が難しくなります。

禁煙補助薬というのは、ニコチンパッチ、ニコチンガム、飲み薬という3種類があります。

 

日本においては、ニコチンパッチとニコチンガムは、妊娠中から授乳中まで使用が禁止されています。さらに飲み薬であっても医師に相談することが義務付けられています。

 

禁煙補助薬は本当に胎児に影響するのか?

もしこうした禁煙補助薬を、妊娠中や授乳中に使用することができたら、禁煙も成功しやすいでしょう。

そこで、本当に禁煙補助薬が、胎児に影響するのかという研究が、イギリスの研究グループによって行われました。

 

どんな研究?

イギリスで行われた研究では、禁煙補助薬のひとつであるニコチンパッチを使って、調査を行っています。

ニコチンパッチは、ニコチンが含まれているシールを体にはり、皮膚からニコチンを吸収させるという塗り薬です。

 

これを妊婦約1000人をふたつのグループにわけ、シールを使用するグループと、偽のシールを使用するグループとにわけて使ってもらいました。

 

結果、ニコチンパッチを使った方がいい!?

開始後4週間の時点では、ニコチンパッチを使ったグループの方が、喫煙率が2倍になりました。

ですが、出産までの間にその差はなくなり、胎児、そして生まれてからの新生児への影響も、二つのグループで差はなかったと結論されています。

 

さらに2年後の追跡調査で、母親にアンケートを送付し、子どもの様子を調査しました。すると、行動や発達に問題のない子どもの割合は、ニコチンパッチを使っていたグループの方が1.4倍多いという結果が出ました。

両グループの母親の喫煙の差は、結果的に最初の4週間の時点での差しかありません。

ですが、そこでの喫煙の成功が、子どもの発達や行動に影響を及ぼしたと、研究グループは結論しています。

 

ただ、やはり理想なのはこうした禁煙補助薬を使用しない、他の方法で禁煙をすることです。ニコチンパッチに関しては、他の悪影響の可能性も考えられていますので、自分の判断でニコチンパッチなどを使用するのはやめましょう。

 

(参考:PudMed「A randomized trial of nicotine-replacement therapy patches in pregnancy.」)

(Photo by:pixabay

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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