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『砂糖の過剰摂取』は関節リウマチ発症と関連がある?!リウマチの食事療法

 

近年、ハーバード大学医学部の関連病院の研究で、『炭酸飲料を1日1杯以上飲む女性は、飲まない女性と比べ発症リスクが6割高くなる』という調査結果が明らかになったと発表されました。炭酸飲料に多く含まれる砂糖は、精製されたものであるためミネラルを含まず、血液pHが酸性になりやすく、これよりカルシウムが排出傾向となり、カルシウムパラドックス(カルシウム欠乏から引き起こされる骨から血液へのカルシウムの遊離)を引き起こすことで、関節リウマチに繋がっているという指摘もあります。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

『白砂糖』と『黒砂糖』の違いとは?

炭酸飲料をはじめ、市販の食品に使用されている砂糖は特記がない限り、ほとんどが精製糖(白砂糖)が使われています。精製糖と未精製糖(黒砂糖など)の違いは、製造過程にあり、精製糖は遠心分離機で蜜を振り分けて結晶を取り出すことで、ミネラルを含有しない(分離糖)であるのに対し、未精製糖はさとうきびから搾った汁を煮詰めることで製造され、ミネラルなどはそのまま残ります。この違いが、血中で【精製糖⇒酸性】【未精製糖⇒アルカリ性】になると言われています。

 

砂糖の過剰摂取と、カルシウムパラドックスの関係とは?

炭酸飲料に用いられる砂糖は、いわゆる『白砂糖(精製された砂糖)』であり、ミネラルを含んでいないため、大量に摂取した場合乳酸が血液pHを酸性に傾かせ、それを中和しようとカルシウムが遊離し、尿中排泄が増加してしまいます。このような血中カルシウム濃度の低下に伴い、副甲状腺ホルモンの働きで骨からカルシウムが溶出し血液中に流入することで(カルシウム・パラドックス)、関節リウマチのような、細胞内・膠原線維内・関節に沈着して、炎症や痛みを引き起こすと言われています。

 

調査内容の詳細について

以下の調査内容が報告されています。

 

◆ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のヤン・フ氏らの研究チーム(ハーバード大学医学部関連病院)の調査内容

調査内容

約19万人の女性を対象に、約4年ごとに食品を取る頻度(特に砂糖入り炭酸飲料の摂取頻度)を調査。併せて、関節リウマチにかかったかどうかを、診療記録の再調査で確認した。

 

結果

砂糖入りの炭酸飲料を1杯以上/日飲む女性は、そうでない女性と比べ、関節リウマチの発症リスク(血液検査で陽性となる)が約6割高いと分かった。

 

⇒また、55歳以降に関節リウマチを発症した人に限定して分析したところ、関係性はより強く出ていた。

 

⇒リウマチ罹患者で、血液検査で陰性が出るタイプの人は、砂糖入りの炭酸飲料摂取による発症とは関連性が無いことも判明した。

 

⇒低カロリー炭酸飲料とリウマチ発症の関連性もないことが判明した。

 

上記の調査より、リウマチ発症と砂糖の過剰摂取との関連性については、可能性があるという結果となりましたが、一方で『低カロリー炭酸飲料』に関しては因果関係が認められなかったことから、摂取量を控えた場合には、リウマチ発症には繋がらない可能性が予測されます。ソフトドリンクに含有される砂糖は1缶40gとも言われており、関節リウマチのほかに2型糖尿病や心疾患などの発症にも繋がることが報告されていることからも、出来る限り摂取は控えることが重要であるようです。 

 

 

ミネラルは関節リウマチに欠かせない栄養!リウマチの食事療法         

関節リウマチ(RA)は、関節痛や関節の変形を伴う膠原病の一つで、炎症性自己免疫疾患です。

 

関節リウマチは、体内の免疫細胞が、本来外部から侵入してきた外敵を駆除する働きをするのに対し、自分の細胞を誤って外的と認識し攻撃してしまうために、関節などが炎症を起こしてしまう消耗性の疾患です。

 

普通の状態であれば消耗しなくても良い余分な栄養素を使用するため、細胞修復に必要なたんばく質やビタミン、ミネラルなどを富んだ、栄養バランスの良い食事をすることが、関節リウマチの方には必要となります。

 

体に必要なミネラルとその働き

人の体内から見られる元素は約20種類で、そのうち炭素、酸素、窒素、硫黄は、たんぱく質、糖質、脂質の構成成分として多量に存在しています。その他、主要な元素としては以下のものがあります。

 

1. カルシウム(Ca)

歯や骨格の形成、血液凝固、酸素反応に必要です。

 

2. リン(P)

骨格形成、細胞構成、核酸、リン脂質、リンたんぱく質、高エネルギー結合(ATPなど)血液緩衡系などの成分として重要な働きをします。

 

3. マグネシム(Mg)

細胞内の主な陽イオンで、酸・塩基平衡や浸透圧の維持、酵素活性の発現、神経筋肉の興奮や伝導、ATPを基質とする酵素反応(ATP-Mg)の主役です。

 

4. ナトリウム(Na)

細胞外液の主な陽イオンで、塩素イオンおよび重炭酸イオンの形で酸・塩基平衡に関与します。

 

5. 塩素(Cl)

ナトリウム塩として水分均衡、浸透圧調整、酸・塩基平衡調節、胃塩酸生成および鉄吸収促進作用をもつなどがあります。

 

6. 鉄(Fe)

このほか、赤血球ヘモグロビンや筋肉ミオグロビンの成分です。

 

7. 銅(Cu)

チトクロムCやスーパーオキシドジムスターゼ(SOD)など金属酵素の成分で、コラーゲンエラスチンの加橋形成に重要な役割を担っています。

 

8. 亜鉛(Zn)

グルタミン酸脱水素酵素、乳酸脱水素酵素、アルカリホスファターゼなどの成分であり、また舌の味蕾の発達に関与しています。

 

9. コバルト(Co)

ビタミンB12の成分。

 

10. ヨウ素(I)

甲状腺ホルモンの成分。

 

11.マンガン(Mn)

アルギナーゼやペプチターゼなどの補助因子。

 

12. モリブテン(Mo)

グルタチオンパーオキシターゼの成分。

 

13.クロム(Cr)

正常な耐糖性の維持に必要です。

 

これらのミネラルのうち、骨・筋肉・血液生成に欠かせないカルシウムは勿論のこと、関節リウマチの方はミネラルによって様々な破壊組織を再組成しているため、ミネラルは大変重要な栄養素であるといわれています。 

 

これらのミネラルを摂取していくことは、一見難しそうにも思えますが、さほど難しいことではありません。日ごろの食事に上手に取り入れていきましょう。

 

 

関節リウマチの食事に塩分とリンの取りすぎはダメですよ!          

関節リウマチ(RA)は、自己の免疫が手足の関節を侵し、関節痛や関節の変形が生じる膠原病の一つです。エネルギー過多による肥満を避け、良質のたんばく質・ビタミン・ミネラルなどに富んだ栄養バランスの良い食事が、関節リウマチの食事療法の原則です。

 

特にリウマチの治療薬として代表的な副腎皮質ホルモン(ステロイド)の使用は、骨の形成を抑制し、カルシウムの排泄を促進するために、骨量が減少し骨粗鬆症を引き起こします。

 

骨粗鬆を予防するためにも、食事療法は、カルシウムを含むミネラルをしっかりとることです。

 

ただし、塩分やリンの過剰摂取はカルシウムの吸収を阻害してしまいますので注意が必要です。塩分(Na)が多くなることで、せっかく摂取した大切なミネラルが、ナトリウムと一緒に体外に排泄されてしまいます。

 

またリンを多く摂取すると、腸内にリン酸カルシウムが出来ることで、カルシウムが吸収されずに体外に排出されてしまうため、カルシウムの吸収率が下がってしまいます。実にもったいない話です。

 

リンを多く含む食品・その他注意する食品

1. スナック菓子

2. インスタント食品

3. 冷凍食品

4. 清涼飲料水

5. 加工食品

 

その他、食物繊維を多く含む野菜も、カルシウムの吸収を妨げます。食塩、砂糖、アルコールも、カルシウムの吸収率を低下させてしまいます。

 

カルシウムが骨の成分として体内に吸収されるためには、マグネシウムやビタミンDが必要となります。カルシウム不足が続くと、それを補うために骨からカルシウムが溶け出してしまうため、骨粗鬆症が進行するとともに、血管などに沈着し動脈硬化や結石の原因にもなります。

 

インスタント食品・加工食品・清涼飲料水には特に注意が必要です。

 

 

リウマチの食事療法では肥満に注意!塩分の摂り過ぎには気をつけて      

関節リウマチ(RA)は、自己免疫疾患であり、手足の関節の腫脹や疼痛、関節の変形が生じる膠原病の一つです。

 

症状が良くなったり悪くなったりすることを繰り返すうち、軟骨や骨周囲の組織が破壊されてしまうことで、関節の機能が徐々に損なわれ、放置しておくと関節が変形することもあります。

 

関節の変形は以後の日常生活に制限を生じさせ、運動量が低下することで筋力も低下するため、さらに行動が制限されるといった悪循環を招くため、注意が必要です。

 

症状

1. 手指のこわばり

2.関節痛

3. 関節の腫脹

4. 発熱

5. 全身倦怠感

6. 食欲不振

7.関節の変形

 

… などがあります。

 

関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあり、まれに血管、心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身臓器にも障害が及ぶことがあります。

関節で炎症が続くと、関節の周囲を取り囲んでいる滑膜が腫れ上がり、さらに炎症が悪化して、骨や軟骨を破壊していきます。

 

発症のピーク年齢は30~50歳代で、男性よりも女性の方が約4倍も多く発症します。しかしながら、60歳以降に発症する方も少なくありません。

 

本来、関節痛や治療薬による副作用などで食欲不振を訴える方が多いため、関節リウマチを患う方は比較的痩せているイメージが強いと思います。が、好発年齢が女性の更年期とも重なるため、血中のLDLコレステロール値の上昇、それに伴う脂質代謝異常症や肥満などが問題となりつつあります。

 

また、関節リウマチの治療として使用される副腎皮質ホルモンは、副作用により食欲を亢進させるという難点があります。食欲亢進に伴う体重増加で肥満や高脂血症になると、リウマチで障害を受けた関節にさらに負荷をかける結果となるため避けなければなりません。

 

体重の増加は関節の破壊や変形を進めることになります。そのため、体重の管理はとても重要です。関節リウマチの方は、もともと関節痛などの影響で運動量が低下しますので、そこに肥満が重なると、脂質代謝異常などによる血管障害などの合併症の発生率も上昇してしまいます。

 

関節リウマチの方の食事で注意することは、肥満に注意し、カルシウム・ビタミン・ミネラルを十分に摂取するということです。塩分は摂りすぎると浮腫(むくみ)を引き起こし、関節の炎症を悪化させますので、摂りすぎには十分注意しましょう。 

 

 

関節リウマチの食事は体を冷やす食物を避けましょう!

関節リウマチとは

関節リウマチ(RA)は、自己の免疫が手足の関節を侵し、関節痛や関節の変形が生じる膠原病の一つです。エネルギー過多による肥満を避け、良質のたんばく質・ビタミン・ミネラルなどに富んだ栄養バランスの良い食事が、関節リウマチの食事療法の原則です。

 

関節リウマチと服薬 

関節リウマチは、関節の炎症や疼痛を抑えるために、長期間にわたって薬を服用し続けことが多く、そのため、胃腸障害が起こりやすいとされています。特に、副腎皮質ホルモンは(ステロイド)は胃の粘膜を痛め、胃炎や胃潰瘍を発症させやすい薬です。

 

逆に胃潰瘍を合併してしまった場合は、ステロイドの服用はできなくなります。そうなると炎症や痛みが増強してより辛い症状で苦しむことになってしまいます。

 

胃を健常な状態に保ち、服薬を適切に続けるためには、胃や腸の働きを弱めないことが肝要になります。消化の良くない食べ物には注意が必要ですし、身体が冷える食べ物(食品)も頻繁に食するのは避けるべきです。

 

食べ物に関する注意点

身体を冷やす食べ物

1. 生野菜サラダ 

2. バナナ 

3. パイナップル 

4. みかん 

5. レモン 

6. メロン 

7. トマト 

8. キュウリ 

9. スイカ 

10. コーヒー 

11. ビール 

12. パン 

13. バター 

14. マヨネーズ 

15. クリーム

 

…などがありますが、科学的に合成されたものや精製されて色が白いもの、暖かい土地で収穫される食べ物や水分の多いものは、原則的に体を冷やす食べ物だと言われています。

 

身体を冷やすと、胃の全身の血液循環がわるくなるため、栄養素の吸収が悪くなるだけでなく、関節などの痛みや炎症が増強してしまいます。

 

身体を冷やす食物をすべて避けるというのは無理だと思いますが、できるだけ摂取を控えていくことが望ましいと言えます。

 

(photoby:pixabay)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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