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円形脱毛症に有効なことが判明?!『リウマチ治療薬』で髪が元通りに!

これまで、円形脱毛症は自己免疫疾患であるということは分かっていましたが、根本的治療法が無く、また高い効果が見込める治療薬としてはステロイド薬が挙げられるため、その副作用が問題となっていました。しかし、今回毛包を攻撃している3つの免疫細胞の特定に成功したことで、リウマチ治療薬が有効であることが判明しました。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

円形脱毛症とは?

 

円形脱毛症発症の原因は、これまで自己免疫疾患であるため、免疫細胞が毛包の基部を攻撃するために特定範囲内の脱毛症が生じ、髪の毛が抜け落ちる・毛包が休眠状態に入るなどの症状が出る、ということは数十年前から判明していました。しかし、どの免疫細胞が毛包を攻撃しているのかは不明であることから、根本的治療が困難とされてきました。しかし今回、マウスによる実験で、『細胞毒性CD8』『NKG2D』『 T細胞』の3要素が発症にかかわっており、またリウマチ治療薬が有効であることが判明しました。

 

リウマチ治療薬について

 

リウマチ治療薬の中でも『JAK阻害薬』は、リウマチ疾患に特徴的な関節の炎症反応を起こすシグナル伝達を阻害する作用があります。具体的には、インターロイキン2・4・7(IL-2,4,7)によるシグナル伝達に関与する酵素『ヤヌスキナーゼ(JAK)』を阻害することで、免疫細胞の活性化を抑え、炎症反応を抑制します。

 

<トファシチニブの服作用について>

以下が生じる可能性があります。

 

◆感染症(副鼻腔炎、咽頭炎、気管支炎、インフルエンザ、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、胃腸炎、帯状疱疹、単純ヘルペス、寄生虫症)

◆頭痛、高血圧

◆下痢、吐き気、消化不良

◆貧血、白血球減少、高脂血症

 

円形脱毛症とリウマチ治療薬の関係とは?

 

発表された論文では、毛包を攻撃しているのがT細胞の一種であり、リウマチ治療薬の『JAK阻害薬』を単独で用いることによって、T細胞の働きをブロックして毛包を守ることに成功したと述べられています。

 

◆マウス実験

【対象】広範囲に円形脱毛症が生じているマウス

【実験内容】2種類のJAK阻害薬(ルクソリチニブ:骨髄増殖性腫瘍治療薬、トファシチニブ:リウマチ治療薬)の円形脱毛症への効果を調べる。

【結果】12週間以内に毛髪が完全に回復し、両薬剤の効果は長期間にわたって持続した。投与を停止した後も、数ヶ月間は生えた毛が残っていた。

 

また以下は、ヒト対象の臨床試験の結果になります。

 

◆ヒトの臨床試験

【対象】中~重度の(頭髪の30%超が失われている)円形脱毛症患者数名

【試験内容】FDA が承認済みのルクソリチニブを用いた小規模な非盲検試験を行う。

【結果】治療開始から4~5ヶ月のうちに3人の患者において、毛包を攻撃していた T細胞が頭皮から消滅し、頭髪が完全に回復した。

 

最後に

 

上記のように、円形脱毛症とリウマチ治療薬の有効性については、発表されたばかりで、治療薬として保険適用になるにはまだ時間がかかりそうですが、根本的に治療できることから、その効果に期待がもたれています。

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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