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妊娠・出産

鉄分不足は自閉症のリスクがあがる!鉄と摂取量について

自閉症は、先天的な脳の機能障害により、対人関係やコミュニケーションに困難を生じるという疾患ですが、自閉症の発症率は年々急増していると言われています。

 

この統計には、診断基準の整備や診断感度の改善なども原因していることから、患者数が単純に増加しただけではないと言われていますが、両親の高年齢化など、その年代ごとの出産状況の変化が要因となっていることも指摘されています。

 

そして、最近では『妊娠中に鉄摂取量が低い場合』についても、関連していると報告されています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

自閉症と、鉄の関係とは?

妊娠中は、鉄欠乏やそれに伴う貧血が生じやすく、統計では約40~50%の妊娠中女性にその傾向があり、また何らかの影響(胎児の発育など)を受けているという報告があります。

 

鉄は以下の身体の発達に関係しています。

 

・胎児の初期の脳の発達

・神経伝達物質の生産

・髄鞘形成

・免疫機能

 

これらの組織形成と神経伝達経路に問題が生じることで、自閉症が生じるとも言われています。

 

鉄の不足は自閉症のリスクをあげる

カリフォルニア大学デービス校マインド研究所によると、以下が報告されています。

 

 ・出産時に母親が35才以上である場合、又は母親が肥満・高血圧・糖尿病などの代謝疾患がある場合に、鉄摂取量が低いという要素が加わると、子どもが自閉症となるリスクが5倍

 

・母体の鉄の摂取量の低さとリスク増加との関連は、授乳中で最も強く見られた。さらにこの関係は、母親の年齢が高く、妊娠中の代謝疾患がある場合にはるかに大きく見られた。

 

鉄の過剰摂取は未熟児の出産につながる

一方で、イランの大学による臨床試験では、以下のような結果を報告しています。

 

・50mg/日の鉄を摂取したグループでは、偽薬を摂取したグループよりも、未熟児を出産したり、高血圧になる割合が有意に高くなった。

 

上記のように、妊娠中の鉄の摂取量については、十分気をつけて管理する必要がありそうです。多すぎても、少なすぎても良くありません。

 

1日の鉄摂取基準は、成人女性で10.5~11.0mgと言われています。妊娠初期は、これに+2.5mg、中期・末期は+15.0mgを加えた量になります。

 

食事由来の鉄分は過剰摂取になることはまれだと言いますがサプリメントによる摂取では1粒中の含有量が多い場合もあるので、良く内容量表示を読んでから摂取することが重要になります。

(photo by :pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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