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健康診断・健康管理

56倍の有害性?!室内で喫煙することによる人への影響とは!

近年、米カリフォルニア大学の研究によると、受動喫煙に次ぐ『三次喫煙(副流煙残留物:室内の繊維などに数十年残留する喫煙由来の有害物質)』の遺伝子への悪影響は、通常の受動喫煙の数十倍であり、時間の経過と共にその度合いは強くなる、という研究内容を発表しました。室内で喫煙することによる、人への影響・またその対策とはどのようなものがあるのでしょうか?以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

タバコの煙による、遺伝子への影響とは?

 

タバコの煙含まれる、有害物質『ニコチン・ニトロソアミン』は、DNAに損傷を与え、【発癌・心疾患・脳卒中・慢性閉塞性肺疾患・胎児への影響・早期死亡】の原因になると言われています。また、ニコチン・ニトロソアミン以外にも、タバコの煙には『4000種以上の化学物質、50種以上の発ガン物質』が含まれており、副流煙によって非喫煙者へ肺ガン・心臓病など発症に結びつく可能性があることも指摘されています。

 

<室内残留によって、有害性が増加するのはなぜ?>

 

タバコの煙の残留物が、『オゾンや亜硝酸』などの室内汚染物質と結合することで、新たな化合物を形成することが研究によって明らかとなっています。注意するべき場所・物は以下とされています。

 

◆カーペット・家具の表面(羽目板や乾式壁の多孔質材に深く入り込む)。

◆喫煙者の髪の毛・皮膚・衣服・爪に留まることもある。

 

三次喫煙による影響に関する研究について

 

米国カリフォルニア大学の研究グループが、2014年にPlos ONE誌で報告した内容は以下になります。

 

◆研究グループによる実験の詳細

【実験内容】タバコの煙に、『コットンのクロス・ポリエステルのフリース』を曝し、一定時間の経過後各素材に含まれる化学物質を抽出する。

【結果】16カ月後に、1時間水による抽出を行ったところ、ポリエステルと比較し『コットンのクロス含有物質は、ニコチンで約41倍、ニトロソアミンで約78倍』という結果になった。

 

⇒これらの化学物質のヒトへの影響を推定したところ、受動喫煙と比較し、3次喫煙では『ニコチン:子供の場合=6.8倍以上、成人の場合=24倍、ニトロソアミン:子供の場合=16倍、成人の場合=56倍の影響』という結果となった。

 

タバコの煙の被害を防ぐためには?

 

カリフォルニア大学のニール・ベノウィッツによると、この影響を防ぐ方法として、以下が提案されています。

 

<室内環境から残留物を取り除く方法>

◆洗剤を使って室内のあらゆる部分を徹底的に掃除する。

◆カーペットを交換し、換気装置を清掃する。

◆部屋の壁面や家具などの塗り替えを行う。

◆子供は、喫煙者が使用した部屋や車を使用しない。

 

(photo by: www.ashinari.com )

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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