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介護・認知症

ビタミンD摂取量が少ないと、『アルツハイマー病』発症率が70%増加する?!

近年、米国神経学会の発表で、『ビタミンD摂取量が不足している高齢者は、認知症・アルツハイマー病の発症リスクが大きく増加する可能性がある』という研究結果を報告しました。ビタミンDは、現在非常に注目されているビタミンであり、認知症や骨粗しょう症の予防以外にも『抗がん・免疫増強・創傷治癒・抗うつ作用』などが報告されており、健康維持のために推奨量の摂取は行うべきであるという勧告も見られます。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

ビタミンDとは?

 

ビタミンDは、脂溶性ビタミンの1つであり、化学的には植物由来のビタミンD2 (エルゴカルシフェロール) と動物由来のビタミンD3 (コレカルシフェロ

ール) の2種類があります。これらのビタミンは、前駆体である7-デヒドロコレステロールやエルゴステロールに紫外線照射されることで、生成されます。ビタミンD欠乏症・過剰症の影響については、以下になります。

 

◆欠乏症

◇くる病(カルシウムの沈着障害)・骨軟化症・骨粗鬆症

◇高血圧

◇結核

◇癌

◇歯周病

◇多発性硬化症

◇冬季うつ病

◇末梢動脈疾患

◇1型糖尿病を含む自己免疫疾患

 

などの疾病への罹患率上昇に繋がるとされています。

 

◆過剰症

◇高カルシウム血症・肝機能障害・腎臓障害・多飲・多尿・尿路結石・尿毒症・高血圧・けいれん・昏睡

また、

◇易刺激性(不機嫌)・腹痛・発熱・発疹・かゆみ吐き気・食欲不振・便秘・疲労感・体重減少など

 

<日光浴では、必要量の合成に何分必要?>

一般的には、週に2回、5~30分位の日光浴が推奨されています。また、国立環境研究所によれば、成人の1日におけるビタミンD摂取量の指標とされる、『5.5μg』を日光浴により体内合成するのに必要な時間を計測したところ、以下であったと報告されています。

 

◆7月(晴天時・12時)

◇札幌【4.6分】

◇つくば【3.5分】

◇那覇【2.9分】

 

◆12月(晴天時・12時)

◇札幌【76.4分】

◇つくば【22.4分】

◇那覇【7.5分】

 

⇒体内に貯蔵されているビタミンDの半減期は20日~29日であるが、日光によって体内合成量が過剰になることはない(生合成は厳密に調節されている)。

 

研究内容の詳細について

 

◆米国神経学会による大規模研究(Neurology誌(オンライン版)より)

 

【研究内容】認知症のない65歳以上の高齢者1658人を対象に、血中ビタミンD値を測定し、平均6年後に発症率と再度ビタミンD血中濃度の測定を行う。

【結果】ビタミンD値が低値の場合、認知症発症リスクが53%増大し、重度不足の場合、リスクは125%増大しているという結果になった。またアルツハイマー病では、低値で約70%増大、重度不足で120%以上増大という結果となった。

 

⇒学歴、喫煙歴、およびアルコール摂取といった、認知症リスクに影響し得る他の因子で調整した後も、上記結果は変わらなかった。

 

最後に

 

ビタミンDの効果として、上記のアルツハイマー病の予防以外にも、近年では『血管再生(血管新生骨髄細胞の増加による)』や『自己免疫疾患の予防(1型糖尿病など)』が報告されていることから、健康への影響は大きいと考えられます。しかし一方で、過剰摂取で血管の硬化(カルシウム沈着による石灰化)が生じる可能性も指摘されており、サプリメントなどから摂取する際は十分気をつけて摂ることが必要です。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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