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健康診断・健康管理

喫煙と同等のリスクがある『長時間座りっぱなし』、わずか5分の運動で防ぐ方法があった!

近年、米国の研究で『座位時間が長いと、寿命に関連するテロメア長が短縮し、死亡率が上昇する』という研究結果が発表されました。

 

しかし、一方で、スウェーデンの研究チームによる報告では、『座位による疾患リスクも、1時間毎に5分間の運動プログラムを行えば、テロメア長が回復する』という研究報告もあり、一度長時間の座位によって悪影響が出ても、生活習慣の改善を行えば、元に戻る可能性も示唆されています。

 

以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

座位時間と疾患リスクの関係とは?

座位時間が長くなると、筋肉が収縮しないことから、筋活動による血液循環(ミルキング・アクション)が滞り、心臓潅流が少なくなることが報告されています。

 

血液が脚に溜まることで、動脈の内皮機能や血管拡張に関与する柔軟性に影響が及ぶといわれています。米国の研究では、以下が指摘されています。

 

◆余暇のテレビ視聴による『座位時間』が健康に与える影響について

成人で、1日毎に2時間未満テレビ視聴時間を座位姿勢で取ることを基準としています。

 

1)2~4時間未満、4時間以上と座位時間が増えるにつれて総死亡リスクが11%ずつ上昇する。

2)冠動脈疾患死亡リスクが18%上昇する。

3)1時間座位を続けるごとに平均余命が22分ずつ短くなる。

 

5分間の運動で、座位による疾患リスクを帳消しに出来る?!

以下は、2例の臨床試験についてです。

 

◆米インディアナ大学の研究チームによる臨床試験

【試験内容】標準体格の20~35歳の男性を対象として、3時間座位姿勢になってもらい、1時間毎に大腿動脈の機能を測定する。

 

【結果】わずか1時間の座位で血管機能が50%も低下することがわかった。また、一方で1時間毎に5分(時速3kmで)の散歩で大腿動脈の機能が正常に保たれていることが分かった。

 

⇒また、3時間の研究時間中、機能が低下することはなかった。

 

◆スウェーデンの研究チームによる臨床試験

【試験内容】60歳代後半の座位時間の長い49名のうち、半数に6ヶ月間の運動プログラムを実施し、その後採血によりDNAを調べる。

 

【結果】運動プログラムを実施した群は、座位時間の減少に伴い、有意にテロメア長が回復した。

 

以上の2つの臨床試験の結果から、可能であれば『1時間毎に時速3kmの速度で5分間散歩を行った場合、循環機能の正常化と、寿命に関わるテロメアの短縮化が防げる』という結果が明らかになったようです。

 

長時間の座り姿勢の多い方は、出来る限りトイレ休憩に出歩くなど、意識的な5分間散歩の時間を確保していきましょう!

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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