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糖尿病でも『赤ワイン』は飲んだ方が良い?烏龍茶が糖尿病には悪影響!?外食時に気をつけなければいけないこと

糖尿病に罹患すると、アルコールを完全に断酒しなければならないという考えが一般的ですが、近年では適量であれば摂取可能であり、また特に『赤ワイン』には血糖降下作用があることから、摂取したほうが良い結果が出るとの声もあります。その実際とはどうなのでしょうか?以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

蒸留酒と赤ワイン、どちらが血糖値を上げない? 

ある医師によれば、『糖尿病を罹患していても、やめる必要はない』という考えの方もいます。摂取を止めるべきとされているのは、糖質含有量で考えるとビール(一缶10g程度)で、日本酒などの醸造酒も少量の糖質を含んでいるため、可能な限り控えた方が良いとされています。

また一方で、焼酎やウイスキ、ブランデー、ウォッカといった蒸留酒は糖質はほとんど含まれていませんが、カロリーはゼロではないため血糖値が上がる可能性があります。

また、『赤ワイン』に関しては醸造酒で糖質を含んでいますが(1.5g/100ml)、血糖降下作用があるため、血糖値上昇は相殺されるとも言われています。

  

<アメリカ糖尿病学会の臨床試験の結果は?>

アルコールと糖尿病の関係については、ADA(アメリカ糖尿病学会)から次のような臨床試験の報告があります。

 

190人の2型糖尿病患者を二群に分け、一方には毎晩ワインを、もう一方には毎晩ノンアルコール飲料を飲んでもらったところ、朝の空腹時血糖値は、ワインを飲んだ群のほうが22も低かった、という報告がある。

 

 

赤ワイン(レスベラトロール)なら血糖値を下げるので飲んだ方が良い?! 

レスベラトロールとは、主に赤ワイン・赤ブドウの果皮・ぶどうジュース等に含まれるポリフェノールの一種で、主に高い抗酸化作用や、エストロゲン様作用・抗血小板作用が確認されています。医師の中にも、赤ワインは血糖値を低下させる作用があるため、適量であれば飲むべきとしている例もあります。

  

<レスベラトロール摂取による血糖改善効果とは?>

◆2型糖尿病患者に対する臨床試験Ⅰ(ハンガリー)

【試験内容】II型糖尿病患者19名 (試験群10名、平均57.9±7.9歳、ハンガリー) を対象に、レスベラトロール10 mg/日を4週間摂取させる。

【結果】インスリン抵抗性の改善 、および酸化ストレスの減少が認められたという予備的な報告がある 。

 

◆2型糖尿病患者に対する臨床試験Ⅱ

【試験内容】2型糖尿病患者62名を対象として、次の2群に分けてその効果を比較する。レスベラトロール(250mg/日)+経口血糖降下剤の併用投与群と経口血糖降下剤のみ投与群との3ヶ月間の比較。

【結果】3ヶ月間の投与前後で、『HbA1cの有意な改善・収縮期血圧の有意な改善・総コレステロールの有意な改善・総タンパク質の有意な改善が認められた。

 

◆2型糖尿病患者に対する臨床試験Ⅱ(イラン)(Evid Based Complement Alternat Med. 2013) 

【試験内容】2型糖尿病患者66名を対象に、1日あたり1gのレスベラトロール投与群と偽薬投与群の45日間の比較試験を行う。 

【結果】レスベラトロール投与群では、『収縮期血圧の有意な低下、空腹時血糖値の有意な低下・HbA1cとインスリン抵抗性の有意な低下』が認められた。また、HDL値も有意に増加していた。一方、偽薬群では、空腹時血糖値の軽度上昇(悪化)・LDL値の増加が認められた。

 

⇒以上のデータから、レスベラトロール投与による2型糖尿病での糖代謝改善効果が示唆されます。

 

最後に 

このように、『レスベラトロール』摂取による血糖降下作用は確認されていますが、一方で赤ワイン摂取と血糖値に関する臨床試験の数は少なく、またある試験では糖尿病の血糖値改善効果が現れるには数十本の赤ワインが必要と報告されているなど、現実的な療法とは言えないようです。

レスベラトロールを摂るにはサプリメント摂取が比較的安全であると思われること、また少量の赤ウインなら血糖値は上がらない、と言われていますが、念のため主治医に確認を取っておくことは必要であるように思います。

(参考ウェブページ:三番町ごきげんクリニック、ドクター江部の糖尿病徒然日記、医学博士・蒲原聖可ブログ)

 

 

烏龍茶が糖尿病には悪影響!?知らなかった!意外な烏龍茶と糖尿病の関係

烏龍茶は健康に良いイメージの方が強いと思います。しかし、糖尿病においてはそのイメージは取り去った方が良いかもしれません。

 

烏龍茶ってどんなイメージ?

ジュースやビールよりも烏龍茶の方が健康的なのは確かだと思います。

 

テレビコマーシャルなどを見て、健康のために積極的に烏龍茶を飲んでいるという人もいるのではないでしょうか?

確かに烏龍茶の中にはトクホ(特定保健用食品)に指定されているものもありますよね。

ただ、トクホに指定されているといっても、薬のように飲んで効くというわけではありません。

 

「食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出させる」とは表示されますが、これが糖尿病に効く、太らないということではありません。

ましてや、痩せるということは決してありません。

 

烏龍茶を飲むと糖尿病を発症!?

烏龍茶は糖尿病の改善に効果的という研究結果もありますが、ここでご紹介するのはその逆の効果を示した研究結果です。

研究は京都大学のグループが行ったもので、生活習慣病の予防を目的とした介入の効果を調べています。

 

被験者:

研究に参加する企業12社から、男性従業員4975人

平均年齢38.3歳、BMI22.9の健康体

 

内容:

飲食習慣の質問、身体測定、エネルギー消費量の評価などを3~4年に渡って追跡調査

 

参加者全員を、

・烏龍茶を飲まない

・烏龍茶を1日1杯飲む

・烏龍茶を1日2杯以上飲む

の3群に分けて検証

 

結果:

烏龍茶をたくさん飲む人ほど、早朝空腹時血糖値の上昇が大きくなりました。

 

また、「1日1杯」の群と、「1日2杯以上」の群を比較したところ、2杯以上の群の方が64%も糖尿病のリスクが高いという結果も出ました。

ちなみに、「飲まない」群と「1日1杯」の群では、有意な差はありませんでした。

 

烏龍茶だけが要因ではないが…

「お茶は健康に良い」という従来のセオリーを覆すような結果になりました。もちろんこの結果は「烏龍茶を飲むと糖尿病になる」という極端なものではありません。

烏龍茶以外にも考えなければいけない要因はたくさんあるためです。

そのため、極端に烏龍茶を避ける必要はありませんが、「烏龍茶を飲めば糖尿病予防になる」という考えは、控えた方が良いかもしれませんね。

(参考:The high-risk and population strategy for occupational health promotion (HIPOP-OHP) study: study design and cardiovascular risk factors at the baseline survey.)

 

 

糖尿病の食事療法!外食時に気をつけなければいけないこと

糖尿病で食事療法している人は、どうしても仕事が忙しいときなど、外食や調理済み食品のお世話になることが多いでしょう。とくに外で働いている方は、外食をせざるをえないことがあり、外食を無視した食事療法はあまり現実的ではありません。

 

まず、外食メニューは一般にカロリーが高いです。これは糖尿病の方にとって大きな問題です。

そして、野菜が少なく、炭水化物や脂質が中心の料理が多いのが特徴です。

また、味付けが濃いことや、メニューを見てもどんな食材が使われているのかわかりにくいという難点もあります。

 

では、外食の時に覚えておくと便利なことをご紹介しましょう。

 

■食べ物のカロリーを頭に入れる!

まず、食べ物のカロリーはきちんと頭に入れておくことが大切です。

自分がよく食べる外食料理に使われている食材の1単位の量を、自分の見た目の量=目安量で覚えましょう。料理前と料理をした後では見た目の大きさが変わりますので、実際に料理をして実感することが大切です。

調味料の量と味付けの加減なども、料理をすることで覚えられます。

 

目安量は、一度正しく理解したつもりでも、だんだんと見当がずれてきます。定期的に秤を使って自分の目安量の確認をしましょう。

空腹のときも満腹のときも、常に正確に1単位量を取り分けられるようにしてください。

 

料理された物を見たときに、表1から表6のどれにあたるものが、どの程度使われていて、何 kcalぐらいになるかがわかるようになればベストです。

外食をする人は、食品交換表を使った食事のとり方を確認するといいでしょう。

 

  

■外食は和食がオススメ

家で実践している食事の食材や量や調理法などによるエネルギー量を思い出しながら、外食時のメニューを選びましょう。

 

糖尿病に良いメニューの選び方のコツとしては、

 

・肉料理より魚料理。

魚料理は肉料理より負飽和脂肪酸を多く含んでいますから動脈硬化の予防になります。

 

・一品料理より定食。

定食は栄養バランスをとりやすいのです。

 

・洋食や中華より、和食を選ぶこと。

和食は中華や洋食よりも油の使用量が少ないです。

 

糖尿病の人は、油の多い食事は避けなくてはいけませんから、そう考えると、やはり和食の方が外食の向いていると思います。

洋食はバターを使っていることが多く、また中華は下ごしらえから油をよく使います。

揚げ物が好きな人は、あっさりした和食になじむことができないかもしれませんが、和食はどの食材が使われているのかとてもわかりやすい食事ですので、おススメです。

 

和食中心の外食でも、やはり気をつけなくてはならないこともあります。

定食についているご飯の量は、糖尿病の方にとっては多すぎることが多いのです。

また、サラダにかかっているドレッシングも油が使われているものが多いので、かけない、またはお店の人にかけないようにお願いするなどしたほうがいいでしょう。

 

■最も注意すべき外食はファーストフード

糖尿病が外食するときのメニューで、絶対に避けたほうがいいのはファーストフード。

高カロリー・高脂肪・高炭水化物でビタミンやミネラルを摂りにくい食事といってよいです。また、 栄養バランスも良くありません。てんぷらのように衣をはずして油の量をコントロールすることも難しいので、摂らないほうがいいでしょう。

できればファーストフードは避けることをおすすめします。

 

お酒は、かかりつけの先生の指示を守ってください。基本的に避けたほうがよいでしょう。

料理を覚えると、自分で食事をコントロールしやすくなりますので、一つでも作れるメニューを増やしましょう。

 

(photoby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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