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健康診断・健康管理

『電子タバコ』にもニコチンが含まれているって本当?!依存性と安全性

現在、喫煙者の減煙・禁煙のひとつの手段として『電子タバコ』に切り替えられる方も多いようです。電子タバコはタバコよりも安価であり、『リキッド』と呼ばれるタバコ香料などのフレーバーを加えた液体をカートリッジにセットして使用します。タバコに含まれる有害成分が入っていないとされることから、健康に悪影響を与えないイメージがありますが、一方でインターネットを通じて気軽に入手できる海外製のリキッドは『ニコチン含有製品』が標準的であり、またしっかり検査されていない粗悪品には『発がん性物質・有毒な不凍液の成分』が検出されている例もあります。電子タバコは、依存症や健康被害を助長するという意見も見られます。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

タバコに含まれる有害成分とは?

 

タバコの成分は、天然のタバコ葉由来の成分に600種類の化学物質(香料・結合剤・保存料など)を添加して作られています。これを燃焼させると、煙には4000種類の化学物質(うち約200種類は致死性有害化学物質、60種類は発がん物質)があると言われています。有害物質である『タール』は、コールタールや自動車の排気ガス、焦げた食べ物の一部などに含まれています。

 

<主なタバコ煙の成分>

 

◇アンモニア(刺激臭・粘膜に対する刺激性が強い)

◇エンドトキシン(細菌などの微生物が作る物質、ショック(循環不全)などを起こす)

◇窒素酸化物(一酸化窒素など。粘膜の刺激、気管支炎、肺水腫などの原因)

◇タール(発がん性物質・ベンゾピレン)

◇ニコチン(依存性がある、投与量によって致死性がある)

◇鉛(重金属、神経障害を引き起こす)

◇ヒ素(重金属、発がん性物質)

◇アセトアルデヒド(発がん性物質、シックハウス症候群の原因)

◇フェノール類(殺菌作用がある)

 

電子タバコの『リキッド』に含まれる成分について

 

電子タバコの『リキッド』とは、煙(水蒸気)の元となる液体のことで、国内では、カートリッジにセットされた状態で販売されていることが多いようです。また、国内ではニコチン入りリキッドは製造されておらず、輸入販売も制限されており、個人消費を目的とした個人輸入のみ認められているという状況です。しかし上記のように、米国、欧州など諸外国においては、ニコチン入りリキッドが標準品となっており、個人輸入や、輸入代行によって簡単に入手することが出来ます。

 

<海外製電子タバコはなぜ選ばれる?>

 

海外製電子タバコは、

1)ニコチンが含有されており、本物のタバコと同じ吸い応えや、『喉越し』と呼ばれる喉への刺激性が感じられる。

2)国内品と同じく、有害物質であるタール(発癌性物質)や一酸化炭素を含んでいない。

3)副流煙が出ない。

 

<検出された、発がん性物質>

国内品には検出されていませんが、海外品には以下の有害物質が検出された例があります。

 

◆ジエチレングリコール

通常は溶剤や凍結防止剤として使われる不凍剤。

 

◆ニトロサミン

発癌性物質

 

◆グアヤコール

刺激性、毒性あり・成人致死量は3-10グラム・虫歯治療などの際の麻痺、消毒に用いられる。

 

⇒重症例では、呼吸器疾患・心血管障害・眩暈(めまい)・頭痛などが報告されている。

 

電子タバコは、ニコチン依存になるという指摘も!

 

 

国民生活センターが2010年に電子タバコの銘柄を調査した結果、「ニコチンを含まない」という表記がある電子タバコ25銘柄45味の中で、11銘柄15味でニコチンが検出されたという報告があります。国内ではニコチン入りリキッドは、店頭で販売されていないと言われていますが、微量に検出されている例はあります。また、米国の研究グループの発表した調査内容では、電子タバコはニコチン依存に繋がると言う結果が示されています。

 

◆米国による電子タバコとニコチン依存に関する調査(ニコチン&タバコ・リサーチ誌オンライン版:2014年)

【調査内容】2010年、2011年、2012年、2013年の各年の電子たばこの使用状況について、それぞれ約3000人を対象に調査を行った。

【結果】結果、過去に電子たばこを使用した経験のある人は2010年の1.8%から2013年13.0%に増加、使用中の人は0.3%から6.8%に増加していた。全例で増加が見られた。

 

最後に

 

電子タバコの使用拡大による弊害は、海外では未成年にも及んでいると言われており、ニコチンの常用摂取で、耐性ができることでニコチン含有量の多い通常のタバコに移行していくケースが多いと言われます。国内では、店頭販売に関してはニコチン規制が行われていると言われるものの、微量検出の例もあり、またネットを通じて簡単に未成年が入手できるという現状もあります。専門家は、家庭内で未成年で喫煙することに対する健康への悪影響を伝えておくことが重要だとしています。

 

(参考ウェブページ:電子タバコ.jp、電子タバコリキッド研究所)

 

(photoby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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