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意外と知られていない?「うつ症状」は自己診断できること知ってますか?※専門医コメント有

最近うつっぽい、もしかしたら自分はうつかもしれない…と思った時、自分でチェックできる方法があることをご存知ですか?

 

病院に行こうか迷っているときや自分の症状を知りたい場合の目安になるチェック法をご紹介します。精神科医の仮屋暢聡先生からは、患者の自己診断について、日常の診断を踏まえ、ご意見を頂きました

 

以前より診断方法が明確化

うつ病は数年前まで、うつ病は症状等はわかっていましたが、診断するには基準が難しく、医師でさえ簡単に判断することができませんでした。

 

しかし、医師側は診断する方法としてDSM-5を採用するようになり、以前よりも簡単に診断できるようになりました。同様に、患者自身も病院に行くか迷っている時に使えるQIDS-J方法が、広められたことにより、症状の自覚、それによって病院へ行きやすくなってきているようです。

 

自己診断できる「QIDS-J」

簡易抑うつ症状尺度(Quick Inventory of Depressive Symptomatology : QIDS-J)とは、16項目の自己記入式の評価尺度でうつ病の重症度や、うつ状態の変化を知ることができます。

 

睡眠に関する項目、食欲・体重に関する項目、精神運動状態に関する項目が8項目あります。

各項目で点数をカウントし、合計点数が6点以上の場合うつ病の可能性があると言われています

 

うつ病なのか自己診断してみよう

ここでは、自己診断できる一部の設問をご紹介します。

 

寝付きに関する設問

0. 問題ない(または、寝付くのに30分以上かかったことは一度もない)

1. 寝つくのに30分以上かかったこともあるが、一週間の半分以下である

2. 寝つくのに30分以上かかったことが、週の半分以上ある

3. 寝つくのに60分以上かかったことが、(1週間の)半分以上ある

 

睡眠、食欲・体重に関する項目は、それぞれ4項目あり、いずれも選択式になります。

 

悲しい気持ちに関する設問

0. 悲しいとは思わない

1. 悲しいと思うことは、半分以下の時間である

2. 悲しいと思うことが半分以上の時間ある

3. ほとんどすべての時間、悲しいと感じている

 

精神運動状態に関する設問

0. 普段どおりの速さで考えたり、話したり、動いたりしている

1. 頭の働きが遅くなっていたり、声が単調で平坦に感じる

2. ほとんどの質問に答えるのに何秒かかかり、考えが遅くなっているのがわかる

3. 最大の努力をしないと、質問に答えられないことがしばしばである

 

このほかにも、自分に対しての見方、集中力や思考についてなど、全部で16の項目についてチェックを行います。

 

うつ病は治る病気です

うつ病に関するニュースが取り上げられることも多くなり、沢山の人に「うつ病」が認知されるようになりました。認知されることにより、病院の敷居が下がり、うつ病かもしれないと思い受診する方も増えているようです。

 

うつ病は治る病気です。症状の改善が自覚できるようになるまで最低でも1~2か月程度かかることや、頭痛薬のようにすぐにお薬の効果が現れるわけではありませんが、治療を続けることで治すことができます。

 

自分以外で、もしも周囲の方が困っていたら、こういった診断項目を勧める方法もありますので、覚えておきたいですね。

 


<仮屋先生のコメント・見解>

うつ病を自己診断するにあたって、評価尺度や診断のためのスクリーニングテストは上記のように数多く存在しています。昔に比べ、便利な時代になったと思います。

 

多くの患者さんはまず自分でネットを使って自己診断をしてくる方が多くなりました。人によっては自分で「○○という薬が自分の症状にあっているので、その薬を出してください」とおっしゃる方もいます。

 

こうした人達をみていると、「精神科・心療内科はドラッグストアではないですよ」と考えてしまうこともしばしば。

自己診断ももちろん良いですが、やはり「餅は餅屋」。うつ病ではないかと疑う場合は、専門家のところへ行くことをおすすめします。

 

新宿メンタルクリニック
-磁気刺激治療によるうつ病治療-

<参考>

厚生労働省 うつ病の認知療法・認知行動療法マニュアル QIDS-J解説より

(Photo by:いらすとや)

著者: カラダノートさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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