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生活習慣病

インスリンの感受性を高める?!『バナバ茶』の糖尿病への効果とは

糖尿病予備軍や軽度の糖尿病では、『運動・食事療法』が第一となりますが、この補助的な療法として『バナバ茶』が注目されています。バナバは、フィリピン原産の植物で、『コロソリン酸』というテルペンの一種である物質が糖輸送体活性作用を持っており、血糖値降下に寄与するといわれています。その実際の効果とは、どの程度のものなのでしょうか?以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

有効成分『コロソリン酸』とは? 

コロソリン酸は、フィリピン原産の植物・バナバの有効成分でトリテルペノイドの一種です。国内で行われた糖尿病患者への臨床試験では、コロソリン酸投与によって、血糖値の低下作用が確認されています。

 

<コロソリン酸の血糖降下の作用機序>

食事由来の糖は、消化吸収されると膵β細胞からインスリンが分泌され、細胞膜のインスリン受容体に結合した後、細胞質に存在していた糖輸送体GLUT-4が細胞膜表面に浮上します。その後、血中より糖がカリウムと共に細胞内へ輸送され、代謝経路へと入り一部は脂肪として蓄えられます。コロソリン酸は、GLUT-4を活性化させる働きが確認されており、これによってインスリン感受性を高めると言われています。

 

<摂取量の目安は?>

一日約50~100mg程度が目安とされており、茶では、1kg中に1g(1,000mg)含まれているといわれています。

 

<期待できる効果>

血糖値降下、抗疲労作用など

 

臨床試験について 

以下の臨床試験の結果が報告されています。

 

◆軽度2型糖尿病患者へのバナバミン投与に関する臨床試験(1998年:池田義雄 薬理と治療 Vol.27 NO.599)

【試験内容】軽症のインスリン非依存性糖尿病患者24例に、バナバミン(バナバ抽出液濃縮物;125mg×3錠×3回/日)を4週間投与し、偽薬(4週間)との効果を比較する。

【結果】22例において、血糖値の改善が認められた(投与前:153.9±45.5mg/dl⇒投与後:133.1±44.5mg/dl)

 

⇒また、安全性についても有害事象の発現は1例も無かった。

 

◆軽度2型糖尿病患者24名へのバナバ投与群・非投与群比較試験(2001年:池田義雄 プアクティス18(4),439-445)

【試験内容】投与群には、バナバ抽出物(バナバ葉含水アルコール抽出エキス/コロソリン酸として1mg以上)を1日2錠を朝食前に投与し、非投与群には偽薬を投与する。8週間の摂取期間で経過観察する。

【結果】バナバ投与群は、糖負荷120分後の血糖値及び血中インスリン濃度が統計学的有意に低下しました。同時に血糖上昇曲線下面積(AUC)も有意に低下し、細胞への糖の取り込みが促進された。

 

最後に 

上記の試験の結果のように、バナバ抽出物を摂取した場合の血糖値の改善効果については、1g程度/日摂取で平均約20mg程度の血糖値低下が見込めるようです。サプリメントの費用としては、1か月分で1,500円前後の商品が多いようで、大量のバナバ茶を摂取するより現実的な方法といえそうです。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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