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色素がレンズに内包されていることが重要?!カラーコンタクトレンズの選び方

ソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比べ水分を多く保持するため軟質であり、適切な使用の上では角膜に傷がつきにくいことが利点です。一方で、美容用コンタクトレンズ(カラーコンタクト)は近年、『細菌性角膜炎』などの角膜障害が頻発していることも報告されており、米コンタクトレンズ学会の研究では、通常のソフトコンタクトと構造が異なることで、細菌繁殖がしやすくなっていると言われています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

研究内容について 

米国のコンタクトレンズ学会CLAOと韓国延世大学を含む研究グループでは、カラーコンタクトレンズについて以下の研究が行われました。

 

◆カラーコンタクトレンズと細菌付着に関する研究(韓国の延世大学校を含む研究グループ:学会誌アイ&コンタクトレンズ2015年1月号)

【研究内容】同材質の通常のソフトコンタクトレンズとカラーコンタクトレンズを対象に、顕微鏡により原子単位で表面の形状を測定・細菌の繁殖の程度を比較した。

【結果】以下のことが明らかとなった。

 

1)美容用コンタクトレンズは、平均して表面粗さの数値が高かった。

2)数値に相関するように細菌の付着も多かった。

3)レンズの透明部分や凸部分よりも着色部分で細菌付着が多かった。

4)緑膿菌の方がブドウ球菌より早く付着した。

5)手洗いまたはMPDS洗浄でより早く除去された。

 

⇒美容用コンタクトレンズの表面が粗いことは、細菌付着に関して重要な物理的要素と見られ、細菌性角膜炎の原因になっていると考えられる。

 

 

色素がレンズに内包されているカラコンは安全?

近年、カラーコンタクトの色素に関する研究で、色素がレンズの外側または内側の表面に露出していると、小さな色素粒子による表面の凸凹が、レンズのつけ心地に影響することや、また直接角膜や瞼の内側に色素が触れることで、眼障害を引き起こす可能性が示唆されました。現在市販されているカラーコンタクトレンズの大半は、色素が表面に露出しているようですが、中には色素がレンズ内に完全に内包されているものも製造されているようです。

 

◆米ジョンソン・エンド・ジョンソン社によるカラーコンタクトレンズの形状比較(クリニカル・アンド・エクスペリメンタル・オプトメトリー誌2014)

【実験内容】アジア地域で販売されている7種類のカラーコンタクトレンズを対象に、『レンズの素材の色素の位置と表面の滑らかさ』を評価する。

【結果】同社製品のワンデーアキュビューディファインが、色素がレンズに完全に内包されているため、表面が滑らかで、統計的に有意差があることが明らかとなった。

 

⇒その他の製品は、全て色素がレンズの 外側または内側の表面に露出していることが明らかとなった。 

 

最後に

カラーコンタクトは、ネット通販では処方箋なしで気軽に購入でき、また医療装具ではなく雑貨として売られている例もあります。眼の安全を守るためには、1)眼科併設のコンタクトレンズ専門店で購入する、2)メーカーによる製品仕様書をよく読む、3)情報が不足している場合は購入しない、などの対策が必要になりそうです。

 

(参考ウェブページ:Med Edge)

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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