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妊娠・出産

夫婦間の冷え込み…『産後クライシス』を予防するための対策とは?

出産から育児にかけて、女性にかかる身体・精神的ストレスは非常に大きなものです。それゆえ、パートナーの無関心や協力なしには、夫婦関係に亀裂が生じる場合もあると言われます。

産後2年以内に夫婦の愛情が冷え込む状況を『産後クライシス(crysis:危機)』といい、現在その件数の多さが非常に深刻になっています。しかし、出産前の夫婦間でのその後の生活について話し合い、パートナーが少しでも家事を手伝うなど、ほんの少しの努力で、この危機のリスクはずいぶん減らすことが出来ると言われています。

以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

産後クライシスとは?

『産後クライシス』とは、NHKの情報番組が作った造語で、クライシス(crysis)は危機・局面・崩壊を意味します。産後クライシスの定義は、「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況」としています。厚生労働省による『母子家庭になった時期』に関する調査では、子供の年齢が0歳~2歳の時期に離婚に至るケースが最も多いとされています。産後クライシスの予防策としては、この時期にどのような変化が起き、夫婦間に何が必要で、何が実際欠けているのかを知ることが必要になります。 

 

まず、どのような変化が起こっているか自己認識することが重要 

産後の体の変化や環境の変化は、精神面にも非常に大きな影響を与えます。まずは、自分で認識し、またパートナーにも知ってもらうことが重要です。

 

1)ライフスタイルの変化

 

出産後は、赤ちゃんのお世話・家事・パートナーの為の時間など、自分のために時間がとても減り、また赤ちゃんの寝かしつけのため睡眠時間が極端に減少する例も多く、身体的・精神的なストレスを与えます。

 

2)ホルモンバランス(卵胞・黄体ホルモン)の変化

なかでも、エストロゲンが急激に減少する事で、セロトニンなど脳内神経物質の働きが悪くなり、不安感や焦燥感が増すことも報告されています。

 

3)友人との関係

子どもがいない友人である場合、相手側に話を合わせ、聞き役だけで帰ってきてしまい全然楽しめなかったりと孤立してしまう可能性があります。 

 

パートナーの嫌気が差す行動、その裏側を理解してみる

産後、パートナーの起こす行動の中でも不満があったものとして以下が挙げられています。

 

◆毎日育児・家事でクタクタなのに、パートナーは夜友人と遊んで帰って、さっさと寝てしまった。

 

◆赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足となり、片付けなどに不備があると「最近、家事がおろそかになっている!」と言われた。

 

◆夜泣きした赤ちゃんの声でパートナーが起きてしまったとき「うるさくて眠れない!早く寝かせろ」と言われた。

 

◆頼んでも家事を分担してもらえない。(分担制だが理由をつけてやらない)

 

◆睡眠不足・疲労が蓄積しているときに、パートナーは自分のことも自分でしない(衣類は脱いだら脱ぎっぱなし、食事は作るまで何もせず座って待っている。)

 

◆毎日クタクタになっているのに「お前は子供と遊んでいるだけで、気楽でいいよな」と言われた。

 

<パートナーはなぜ手伝ってくれない?> 

女性からすると、パートナーが独身時代と変わらない生活スタイルで、自分の好きなように行動し、協力的ではない姿を見て苛立ちを感じることも多いと思います。

しかし、パートナーの立場からすると『出産前は身の回りのことを笑顔でやってくれていたのに、急に何故』と理解が出来ないという話を良く効きます。これには、男女のコミュニケーションの方法の違いが関連しています。

 

女性は『大変さが増したのは、見て一目瞭然。何も言わなくても自然と手伝ってほしい』と思っていても、男性は『言葉で言ってくれないと分からない。こっちも仕事で疲れているのだから、休日くらい休ませてほしい』と手伝うことの正当な理由を望み、雰囲気から女性の家事・育児の大変さや体・精神の辛さを理解するのが不得意ともいえます。 

 

最も良い対処法は?

産後クライシスを予防する最も確実な方法は、妊娠期に事前に夫婦で、産後クライシスがどのようなものかを学び(どのような配慮が無ければ、相手に不満が募るか)、産後の生活についての話し合いを持つこと(家事の分担を決めるなど)です。しかし、今現在、産後クライシスで悩んでいるという場合以下の事を実践してみると、良い変化が現われる可能性があります。

 

◆実家に頼る(パートナーも同伴で)

ママ側の実家に帰り、実母に育児を手伝ってもらうことで身体・精神の安定を取り戻すことが出来ます。

ここで重要なのが『パートナーも一緒に』というところで、育児を2人で協力して行い、一緒に試行錯誤し親になっていくことで、育児参加の機会を増やし、また共同生活の意識を持ってもらうことも出来ます。

 

◆しっかりと要望やその理由を伝える

不満がある場合に、女性が陥りがちなのが『怒った態度(アピール)で気づいてもらう』と言う方法です。

しかし、男性は雰囲気から意味を読み取るより『単に機嫌が悪い』と受け取ることが多くあります。また、その理由をしっかり伝えないと本当の喧嘩へと発展してしまうリスクがあります。

ここは一度冷静になって、『子どもに伝えるように優しく』またしっかりと要望や理由を伝えることが重要です。

 

◆家事に少しずつ参加してもらう

一度に大きな助けを期待せず、少しずつ手伝ってもらうことが重要です。夜の間に洗濯物を干してもらうなど、少し家事の分担をお願いしてみます。

「疲れてると思うけど、~してくれるだけでも助かるなぁ」と優しくお願いすることも有効です。 

 

最後に、一点気をつけたいこととして『完璧を求めない』ことがあります。調査によると、パートナーが一番嫌だと感じたエピソードは『手伝ったものを目の前で直される、自分でやったほうが早いという態度を取られる』ことでした。

ですから、まずは自分の為に手伝いをしてくれたという事に感謝し、6割出来ていれば合格点をあげることを心がけます。お互いが徐々に歩み寄り、『助けてもらっている・頼られている』という意識を持てることが一番の理想です。

  

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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