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メンタル

強い抗うつ剤が使用できない場合の代替療法として有効?!『エゾウコギ』ってなに?

近年、うつ病治療の際に、体質的に強い抗うつ剤が使用できない場合、代替医療として注目されている健康食品に『エゾウコギ』があります。エゾウコギの主成分にはβ-エンドルフィン産生を促す作用があると言われていることから、精神賦活・滋養強壮・疲労回復の効果があると考えられています。では、副作用など使用する際の注意点にはどのようなものがあるでしょうか?以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

エゾウコギとは?

エゾウコギは、シベリアから中国の黒竜江省流域にかけて自生している植物で、高麗人参などと同じウコギ科のハーブです。長野オリンピックで選手がエルゴジェニックス(運動能力増強剤)として使用していたことで有名となり、強壮や強精、疲労回復に効果があり、高麗人参との比較では、エゾウコギは持続的で穏やかな作用、高麗人参は強く短期的な作用であると言われています。

 

<有効成分は?>

エゾウコギに特有な配糖体の他、クマリン誘導体、セサミンなどのリグナン類、ステロール配糖体、テルペン類などがあり、これらの成分が、さまざまなホルモンの受容体に結合することで効果を発揮すると考えられています。中でも特に、『エレウテロシE』という成分は、β-エンドルフィン産生を促すといわれています。

 

臨床試験について

◆旧ソ連において行われた臨床試験

【試験内容1】35人の被験者にエゾウコギを30日間投与したところ、最大酸素摂取量が増加した。

【試験内容2】6人の運動選手に8日間投与して持久力が向上した。

【試験内容3】36人の被験者にエゾウコギを4週間投与したところ、免疫担当細胞であるTリンパ球やNK細胞が増加した。

 

◆日本粉末薬品によるマウス実験

【実験内容】マウスに蒸留水、又はエゾウコギを投与(4社の製品)し、4回遊泳時間を測定する。

【結果】成分中に『エレウテロシド類』や『イソフラキシジン』が多く含まれていた製品が、最も遊泳時間が長くなった。

 

⇒疲労回復効果があると考えられる。

 

<摂取方法について>

ある精神科医の話では、継続使用で耐性ができるため、『3~6ヶ月くらい飲んで1ヶ月休む』が目安とされています。また、国立健康・栄養研究所では、短期使用(6週間以内)では問題ないが、長期使用によって有害事象が出る可能性があるという文言があることから、数ヶ月の短期使用が望ましいと思われます。

 

<副作用は?>

軽い眠気、不安、いらつき、憂うつ、乳腺痛などの可能性。長期摂取で、神経 (とくに坐骨神経) の興奮を起こし、筋痙攣にいたることもある。また高血圧疾患がある場合には禁忌、統合失調症・躁病などの投与では状態を明かさせる可能性がある。

 

最後に

上記のように、エゾウコギはうつ病の補助薬としては非常に有用とされていますが、長期使用の経過が不明であったり、併用禁忌の例もあることから、使用の前には必ず医師への確認を行っておく必要がありそうです。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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