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幼年期に歯にフッ素を塗るのは危険?!甲状腺機能低下症との関係について

水道水や飲料中、また歯磨き剤などに含まれている『フッ素』ですが、現在歯科などにおいても『虫歯を予防する効果がある』としてフッ素コート剤が幼年~高齢者にかけて幅広く使われる傾向にあります。しかし、その安全性については疑問の声もあり、高用量(10~20mg/日)では『フッ素骨症(骨軟化症)』のリスクがあることも知られています。塗布剤として使われる量はおおよそ18mg程度であり、一般的には問題ないとされているものの、最小中毒量には個人差で非常に幅があり、わずか0.2mg/kg程度であっても、問題が生じた例もあると言います。またごく微量(2mg)でも『甲状腺機能低下症』の発症につながるという研究もあり、必要のない場合は使用を控えるようにとの勧告もあります。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

フッ素の摂取は、わずか『2mg』でも危険?

1950年代頃、日本では甲状腺機能亢進症に対する治療薬が無かったため、フッ素2mgがその治療薬として用いられていました。すなわち、2mgで甲状腺の機能が抑制できるとされています。ある医師によれば、2mgであれば、緑茶・ウーロン茶・水道水などを大量に飲めば、摂取可能な量であるとしています。

 

<水道水中のフッ素含有量>

最も低濃度で0.1ppm(高濃度の地域で3.2ppm)

 

<食品中のフッ素含有量> 

1.3~2.8mg

 

<虫歯予防効果があるとされるフッ素摂取量>

1ppm(1mg/L:飲料水中)

 

<リスクのあるフッ素摂取量>

8mg以上⇒フッ素骨症の可能性

2mg以上⇒甲状腺機能低下の可能性

 

なぜフッ素摂取で甲状腺機能が低下する?

フッ素摂取によって、なぜ甲状腺機能が低下するのか、詳細は明らかになっていませんが、ある医師による推測では『甲状腺ホルモンの合成に必要な、ヨード(ヨウ素)の取り込みを阻害したり、甲状腺ホルモンの合成の過程を、甲状腺に取り込まれたフッ素が阻害するからではないか』としています。実際に、ヨードが不足しているという疫学調査が出ている地域では、1日0.01mg/kg、つまり50キロの人で1日0.5ミリグラムという少量であっても、甲状腺機能の抑制効果があることが証明されており、双方になんらかの関係があることが示唆されています。

 

<調査について>

 

◆高濃度のフッ素含有水道水の地域住民と、甲状腺機能低下症発症率に関する調査(イギリス)

【試験内容】水道水のフッ化物濃度が、高濃度に強化された地域に住む住民と甲状腺機能低下症の発症頻度について調査する。

【結果】0.7を超える地域では1.621倍(1.379から1.904)、甲状腺機能低下症の発症頻度が有意に増加していた。

 

最後に 

虫歯予防に対するフッ素塗布は非常に有用ですが、歯の形成途上である幼年期にフッ素を塗ることは、『斑状歯』のリスクもあり(2~3mg程度で発症した例もある)、あまり推奨しないという医師もいます。一度その必要性と安全性について考えてみる必要がありそうです。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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