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ちゃんと知らない「卵巣出血」…発症の症状・妊娠との関係は?知っておきたい治療の基本!

「卵巣出血」と聞くと、何が起こっているのかは何となく想像できるのではないでしょうか?

しかし具体的に、卵巣出血が起こったからどんな症状が出るのかなど、詳しいことは分からない方も多いと思います。

 

卵巣出血とは?

卵巣出血という言葉だけをなぞると、「卵巣から出血する」という意味がとれます。

卵巣は卵子を生み出す器官で、その卵子は卵胞という袋の中に入っています。

月経の周期に沿って卵胞は少しずつ大きくなり、十分に大きくなったら卵胞が破れ、卵子が飛び出していく仕組みで排卵が起こっています。

このように、正常の排卵であっても卵巣の表面は破れており、わずかに出血しています。

 

一方で、何らかの原因で卵巣表面の破れた場所から、大量に出血することがあります。

これが卵巣出血で、流出した血液が腹腔内にたまることで自覚症状が出てきます。

 

卵巣出血が起きたらどうなる?症状は?

では、こうした卵巣出血が起こったら、どのような症状が見られるのでしょうか?

 

・急激な腹痛

腹腔内に大量の血液が溜まることで、急激な腹痛が起こります。

婦人科において急激な腹痛が起こるのは、主に子宮外妊娠と卵巣出血とされており、中でも卵巣出血は起こる確率が比較的高いようです。

ただし、出血の程度によっては軽い痛みで済んでしまうこともあります。

 

・大量出血による症状

大量に出血が起これば腹痛におさまらず、他の症状も見られます。

具体的には、貧血症状・低血圧などが起こり、ショック状態になることもあります。

 

卵巣出血をしたら、妊娠しにくくなるの?

卵巣から出血し、腹腔内に大量の血液が出ると聞くと、これから妊娠しようとしている人は不安を覚えるでしょう。

軽い卵巣出血ならともかく、入院をしなければいけないような卵巣出血を発症した場合には、その不安は一層大きいことでしょう。

 

しかし、卵巣出血をしたからといって、妊娠や出産に影響があるということはないようです。

実際に卵巣出血を発症した女性でも、妊娠、出産をしています。

 

病名、症状に踊らされず、正確に病気を知ろう

体の中で出血が起こった、しかも大事な卵巣で起こったとなったら、どうしても妊娠や出産への不安が残ると思います。

実際にその症状も、激痛に襲われたり、出血によってショック状態になったりするわけですから、尚更です。

 

しかし、過度に怖がる必要もありません。

どうしても不安であれば、納得のいくまで医師に説明をしてもらい、病気を正確に理解してあげましょう。

 

女性なら知っておきたい、卵巣出血の法則

セックスの後に激しい腹痛が訪れたら、それは「卵巣出血」の症状かもしれません。

卵巣出血というのは、卵巣表面の破れた部分から血液が大量に出てしまうことです。

卵巣表面は元々排卵時に卵子が出るために破けるもので、多少の出血はありますが、これが大量となると卵巣出血となるのです。

 

卵巣出血で知っておきたい「90%」

卵巣出血における90%のルールは、知っておくと卵巣出血の判断に役立つでしょう。

 

・卵巣出血の90%が「右側」

卵巣は右と左の両方にあります。

しかし、左側の卵巣付近にはS状結腸があり、それが卵巣のクッションのようになっています。

そのため、出血の原因である黄体の破裂が起こりにくいとされています。

 

・卵巣出血の90%が「黄体期」

黄体期とは、分泌期とも言い、排卵期に続く期間、次いで月経が続く期間です。

卵巣から卵子が飛び出した後、黄体という組織になる時期でもあります。

 

卵巣出血の原因では、この黄体の出血が非常に多いので、この時期に起こることが多いのです。

 

・卵巣出血の90%が「24~48時間以内にセックス」

上記したように、セックスの刺激によって黄体の破裂が引き起こされやすいです。

そのため、セックスの後に卵巣出血の症状(激しい腹痛など)が起こったということがあります。

 

刺激という点では、激しい運動をした後に起こることもあるそうです。

 

こんな卵巣出血、治療は「安静」!?

卵巣から出血し、その血液が腹腔内に溜まってしまうのが卵巣出血です。

そんな卵巣出血ですが、発症して病院に行ったらどんな治療をされるのでしょうか?

 

基本は「安静」

基本的な治療は「安静」です。

もちろん放っておくということではなく、出血をしていますので、輸血・造血剤の投与などをします。

その上で安静にし、しばらく経過を見ます。

 

というのも、出血していてもこうすることによって自然に出血が止まるというのだそうです。

同時に腹腔内に出血した血液は、自然に吸収されてしまうので問題ないのだそうです。

 

場合によっては入院・手術

出血の量によっては、入院して様子を見る必要が出てきます。

 

また、卵巣での出血が止まらず、腹腔内に血液が増えていき、症状が悪化していくこともあります。

その場合には、状態を改善するために開腹手術や内視鏡手術によって、止血をする必要があります。

 

意外と多い卵巣出血

卵巣出血は特に若い世代に多いのだそうです。

だからといって、妊娠や出産をすれば起こりにくくなるかというと、そういうことでもありません。

 

まさに女性であれば誰にでも起こりうる病気ですので、よく知っておく必要があるでしょう。

 

(Photo by:pixabay

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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