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不登校に多い原因「無気力」とは?子ども達が無気力になる原因と効果的な対応

 

不登校のきっかけで、上位に入るのが「無気力」という原因です。ただ、無気力が原因と言っても、無気力というのは子どもの状態を指す言葉であって、本当に知りたいのは「どうして無気力になったのか」というところだと思います。

 

不登校の原因「無気力」

平成24年度の文部科学省の調査によると、小学生、中学生、高校生のどの調査においても、不登校のきっかけになったと思われるできごとには、「無気力」が上位に入ります。

 

本来子どもはエネルギーが有り余っていて、大人よりも元気なイメージもあると思います。そんな子どもに起こる無気力とは、どんな原因で起こるのでしょうか?

 

子どもが無気力になった原因

子どもが何に対してもやる気を無くしてしまった場合、どんな原因が考えられるでしょうか?

 

考えられる原因

・分離不安

・親子関係

・友人関係

・いじめ

 

人間関係は良ければ活力になりますが、悪ければ精神をすり減らすことになります。それが心のエネルギーが枯渇すれば、何にもやる気が起きない無気力になることがあります。

 

ちなみに分離不安とは、親(特に母親)から離れることに強い不安を感じることで、小学校の低学年に多いです。

 

・学業不振

・部活動などの成績不振

・子どもに適さない生活リズム

 

特に勉強や部活を頑張って完璧主義な性格の子は、頑張っていることが思うようにいかないと、心がすり減ってしまって頑張れなくなることが多いです。

 

またこれは見逃しがちですが、習い事が多すぎたり、夜型になってしまって十分に体を休めないことも原因になります。

 

・うつ病

・統合失調症

・発達障害

 

実は病気が原因だったということもあります。親御さんは専門家ではありませんから、こうした原因は見逃されがちです。

 

見逃せない「小児慢性疲労症候群」

小児慢性疲労症候群とは、疲労が半年以上慢性的に持続する病気です。その原因は脳に炎症が起こっていることによる、脳の機能低下です。

 

つまりその場合、「声かけ」などの対応よりも、もっと具体的な治療が必要になり、医師の介入が必要になるということです。

 

見逃せない「学生無気力症候群」

学生無気力症候群は、スチューデントアパシーと呼ばれることもあります。これは高校生より上の年齢に多く見られ、今まで原因不明とされてきた不登校の原因が、これではないかと考えられています。

 

こちらは精神的な障害とされており、学業などの学生の本業に対してはやる気をなくし、一方で遊びやバイトといった部分には意欲を持つという、選択的な回避が特徴です。大元の原因としては、学業などに対する大きなストレスが引き金になっていると考えられます。

 

むやみやたらに叱らない

無気力な状態というのは、はたから見れば「怠けている」と見えることも大いにあるでしょう。

 

しかし、無気力の状態の原因は本人にも自覚がないケースも多く、わけのわからないまま親に怒られ、反発してしまうこともあります。そうなれば、さらに状況は複雑になってややこしくなってしまうかもしれません。

 

親から見て無気力の原因が分からなければ、むやみに叱らず、専門家の先生に相談してみる方が良いでしょう。担任の先生に相談してももちろんよいですが、教師という職業は精神状態を把握する専門家ではないことは、よく留意しておく必要はあります。

 

高校生の不登校の原因は複雑…?不登校の「きっかけ」と効果的な「対応」とは?

不登校の問題は、学年が上がっていくにしたがって原因や対応の仕方も変化していきます。

それが高校生ともなれば、小学生の不登校と同じようには考えられません。高校生は義務教育の中学生までとも一線を画す、多様な原因があらわれてきます。

 

高校生の不登校

高校は中学校までとは違い、義務教育ではありません。そのためより子どもの環境は多様になります。

国公立に通うのか、私立に通うのかでも状況は大きく異なる場合がありますし、家庭の経済状況も大きく関係してきます。全日制か定時制下でも変わりますよね。

 

また行動範囲も広がりますから、人間関係もより複雑になり、半分は大人として考えてもいいかもしれません。

 

不登校のきっかけ

文部科学省が平成24年にまとめた調査には、高校生の不登校に関するものがあります。

高校生の在籍者数に対する不登校児の割合は、1.72%で、57,664人です。

 

そしてこの不登校のきっかけになったと考えられるできごとはでは、上位に以下のようなものがあります。

 

・無気力(30.1%)

・不安など情緒的混乱(16.2%)

・あそび・非行(13.4%)

・いじめを除く友人関係をめぐる問題(8.4%)

 

これらの数字は、国立、公立、私立のすべての数字をあわせて考えたものです。

これらを別々にして見てみると、国立では「学業の不振」が14.8%だったり、公立が「あそび・非行」が15.4%と高値だったりもします。

 

では、どんな対応で効果が出ている?

同調査では、「指導の結果登校する又はできるようになった生徒」に特に効果があった学校の措置もまとめています。

上位に入っている措置としては以下のようなものがあります。

 

登校を促すため、電話をかけたり迎えにいくなどした(53.6%)(93.7%)

家庭訪問を行い、学業や生活面での相談に乗るなど様々な指導・援助を行った(49.0%)(48.5%)

保護者の協力を求めて、家族関係や家庭生活の改善を図った(47.0%)(46.1%)

※(全日制)(定時制)の順

 

これらは小学生や中学生の対応でも多く見られている、基本的なものです。

原因の方から考えて推察すると、ハード面で言えばこうした対応をする中で、ソフト面では多様に先生と生徒の関係を強固にしたり、個人の状態にあったケアをしていることが想像されます。

 

高校生の場合の現実

高校生の場合、単位の修得が進級や卒業に関係してきます。そのため早期の登校を目指す必要がありますし、場合によっては復学以外の選択肢(休学や全日制から通信制への移行など)を考える必要が出てきます。

 

また、長いスパンで考えれば高校は社会に出る前の通過点です。本人の心の状態を大切にしながらも、人生計画のうちのひとつの点として、心に余裕を持って考えてあげられるとよいのかもしれません。

 

不登校の原因は「親」!?支配型親子関係と放任型親子関係に潜む危険性

「子どもが不登校」となったら、どんな原因を想像するでしょうか?

なんとなく不登校はいじめとの関連が強く考えられがちですが、文部科学省の統計によれば、いじめが原因の不登校は1~2%程度なのです。

 

ではどんな原因があるのか?

学年が下がるほどに、不登校の原因として多く考えられるのが、「親が原因」の不登校です。

親と子どもはそれぞれ別の人格であるとは言え、子どもは親の影響を大きく受けます。

 

たとえ、子どもが親のいうことを聞かない子であったとしても、その子どもの人格の多くは、親の接し方によって構築されています。

成長していくにしたがって、子どもと親はより明確に別々の人格になっていくわけです(影響は多かれ少なかれ残っていきますが)。

 

まだ年齢が小さいうちは、親と子どもはひとつの人格とも言えるような近さのことが多いです。

そのため、子どもが不登校になったのなら、親はまず自分と子どもの関係の中で原因を探してみるのがよいでしょう。

 

大きく分けてふたつのタイプがある

親子関係に不登校の原因がある場合、比較的よく見られるとされる親子関係が「支配型」と「放任型」です。それぞれについて見てみましょう。

 

・支配型の親子関係

支配型とは、親が子どもを支配しているタイプのことです。こうしたタイプの親は以下のような特徴があります。

 

?子どもに高いレベル、あるいは完璧を求める

?子どもに命令する

?自分の子どもはこうあるべきという理想があり、それを押し付ける

 

また、逆に以下のような場合もあります。

 

?過保護

?子どもの要望を何でも聞いてしまう

 

支配型にはこのような親もあてはまります。一見これらは逆のタイプに見えるかもしれませんが、いずれのタイプも子どもへの「かまい」の度が過ぎています。そのため子どもが自立せず、親の領域を出ないで育っていてしまいます。

 

そんな状態の子どもにとっては、親を離れた場所である学校は「不安」や「自分では対処できないこと」で溢れているわけです。

そうなれば当然、学校に行くのが嫌になり、不登校になりやすくなるのです。

 

・放任型の親子関係

放任型というと子どもをのびのび育てている印象があるかもしれませんが、子どもを育てるには、放任していてもタズナを離すべきではなく、締めるところは締めなければいけません。

しかし放任型というのは、タズナすら持たないため、締めるところも締められないのです。こうしたタイプの親は、

 

?子どもを叱れない

?親が子どもの言いなりになってしまっている

 

こういった親が当てはまります。子どもは自分の要望がすべて通る環境で育ってきてしまうため、学校などで集団に自分を適合させるのが困難になります。

 

さらに自分が学校に行きたくないと思えば、その気持ちを押し通せてしまう親子関係とも言えます。

 

外から見て、仲が良好に思えても、問題が隠れている場合も

なんとなく親子関係を見ていても、一見すると良好な親子関係に見えることがあります。

しかし、重要なのは「子ども側が親のことをどう思っているか」つまり、子どもの目線です。

 

親子関係の当事者になってしまうと、なかなか見えないかもしれませんから、必要に応じて第三者に聞いてみるのがよいです。その中で親子関係が「支配型か?放任型か?」という目線を持って、よく観察してみるとよいです。

 

不登校の延長には何がある?考えなければいけない「引きこもり」「ニート」の可能性

不登校の子どもは、取り組みがうまくはまれば再登校に結び付くこともあります。しかし一方で、そうではないパターンも親御さんとしては気になるところだと思います。

 

不登校の延長にある「引きこもり」

不登校というのは、ただ学校に一定日数以上行かないことであって、引きこもりとはまた違います。

 

実際に学校に行っていないだけで塾に入っているという子もいますし、学校には行かないけれど外では遊ぶという子もいます。しかし、そのまま年月が経てば行くべき学校がなくなります。

 

するとそのまま、家にいる生活が当たり前になってしまって、引きこもりになってしまうというケースもあるのです。

 

「不登校→引きこもり・ニート」は7倍

不登校の状態が長期間続き、そのままひきこもりになったり、ニートになったりするケースは、不登校ではなくて引きこもりになったり、ニートになったりするケースよりも圧倒的に数が多いです。

総務省の職業構造基本調査によれば、その数は約7倍とされています。

 

家にいる状態が当たり前になってしまうことも要因の一つと言えるでしょうが、もうひとつの大きな要因が「人間関係を学べないこと」でしょう。

 

学校に行く目的は学業も大きな目的ですが、よく「集団行動を覚える」ということも言われます。私たちは学校で集団の中で人との関わり方を学び、それを社会に出て自然と生かしているのです。

不登校児はその学びの機会を失ってしまうため、社会に出にくい状態になってしまうのです。

 

家族が不登校児を引きこもりにしているかも…

不登校の状態というのは、どうしても「怠け」に見えてしまいがちです。

そのため、不登校が長引けば親もそれだけストレスをかかえてしまい、「子どもの人格を否定するような言葉」を言ってしまうことがあります。

 

ただ、不登校児の多くはそもそも「自分の価値を低く見ている」ことが多いです。

自分を自分で評価してあげられないからこそ、手段の中で自信が持てなかったり、人間関係がこじれやすくなってしまったりします。

 

そんな子どもに対してさらに否定的な言葉を浴びせるとどうなるでしょうか?

当然、自己評価はさらに低くなり、自分で自分を認めてあげることができなくなります。

 

不登校でも人間関係を学べる場を

不登校児を抱える親御さんは、「どうにか学校へ」という気持ちが強いと思います。

たしかにまだ不登校になって日が浅ければそれでも良いのかもしれませんが、不登校が長期化して外へ出ること自体に抵抗を感じてきたのなら、学校だけにこだわらないのも必要です。

 

学校以外でもフリースクールやアルバイト、塾、私営の不登校児のための学校など、色々な選択肢があり、そういったところで人間関係を学んでいくことも、長い目で見ればとても重要であると言えます。

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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