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生活習慣病

グレープフルーツ摂取は『メトホルミン』と同等の効果?!空腹時血糖値=最大17%低下を確認

グレープフルーツと言えば、一般的に薬剤と併用することは禁忌とされ(薬剤の代謝酵素CYP3A4の阻害作用があり、血中濃度が高まるため)、また同時摂取に限らず10時間前~2時間後の間は、果汁による影響が持続することも確認されており、可能な限り摂取しないことが薦められています。しかし、薬剤を服用していない場合であれば生活習慣病の予防に繋げることができることから、一定量の摂取は有益となる可能性が高いといえます。近年の研究(米国カリフォルニア大学バークレイ校の研究チーム)ではグレープフルーツ摂取で『肥満・血糖値の低下作用』があることが明らかとなっており、その効果に期待が持てそうです。以下では、詳細について見て行きたいと思います。

 

グレープフルーツに含まれる成分『ナリンギン』とは?

グレープフルーツに含まれる『ナリンギン』という成分には、薬剤の代謝酵素CYP3A4の阻害作用を持っていると同時に、『体重減少・血糖値降下』作用があると報告されています。

 

■ナリンギン(naringin)

苦味成分で果皮付近に含まれているフラボノイドで、薬剤の代謝酵素CYP3A4の阻害作用や肥満抑制・血糖値降下作用が確認されています。薬物代謝酵素阻害作用については、影響を受けやすい薬剤にカルシウム拮抗剤(高血圧治療薬など)・シクロスポリン・ベンゾジアゼピン系・風邪薬などがあげられ、主作用・副作用ともに増強する可能性があります(但し、作用の現れ方には個人差があると言われています)。

 

マウスによる実験では糖尿病治療薬『メトホルミン』と同等の効果が見られた

米PLUS ON誌では、ナリンギンの肥満抑制・血糖値低下作用に関する以下のマウス実験が掲載されています。

 

■グレープフルーツ抽出物によるマウスの血糖値改善高価に関する実験(PLUS ON誌)

【実験内容】マウスを6群に分け、高脂肪食とともに1)糖尿病治療薬メトホルミン、2)メトホルミン+グレープフルーツ果汁、3)果汁50%、4)果汁25%、5)ナリンギン、6)水を3ヶ月間与え、効果を比較した。

 

【結果】グレープフルーツ群ではコントロール(水+脂肪食)と比較して、『体重が18.4%減少、空腹時血糖13~17%低下、空腹時のインスリンはコントロールの3倍減少』する結果となった。

 

この血糖の減少幅は、治療薬のメトホルミンを使用した場合とほぼ同等の効果を示した。

また、グレープフルーツジュースの代わりに、ナリンギンのみの摂取では体重の低下は認められなかった(血糖・インスリン減少の効果は確認)。

 

最後に

ナリンギンのみの摂取によっても『血糖降下作用』が得られていることから、ナリンギンサプリメントの摂取でも同じ作用が得られると思われますが、体重減少のメカニズムについてはナリンギン以外の別個のもの(グレープフルーツの苦味成分による食欲低下など)と考えられており、双方の効果を得たい場合はグレープフルーツそのものを摂取する必要があるようです。併用には注意が必要ですが、服薬していない場合であれば肥満・糖尿病対策として有用と言えるかも知れません。

 

(参考ウェブページ:六号通り診療所所長のブログ)

 

(photoby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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