育児
もうこわくない!授乳による乳首の痛みをやわらげよう!
授乳の時間が苦痛になったら、つらいですね。
赤ちゃんが思いきり吸うのですから、痛いときもありますよね。
母乳授乳はとても大切ですし、赤ちゃんにとっての栄養源です。
痛みを和らげる方法を知って、快適に過ごしましょう!
授乳で乳首が痛い
乳頭亀裂
授乳後からキズに痛みを感じることがあるかもしれません。
ひどくなると乳腺炎を起こします。
一日一回は、シャワーでよく洗い流しましょう。
また、むかしは授乳前に消毒をしていましたが、いまは必要ありません。
痛みを感じたら、赤ちゃんの口に入っても安心な、ランシノーなどの成分を使ったクリームを使うとよいでしょう。
乳管炎
乳頭をつまむと、乳房の深い部分まで痛みが走ります。
ひどくなると乳腺炎を起こします。
清潔、保湿を心がけてください。
乳頭亀裂と同様に、ランシノーなどを使うと痛みが和らぎますよ。
ひどくなる前に、助産所や病院へ行きましょう。
授乳のコツ
乳首のくわえさせ方
乳首の先端ではなく、先端から2~3cmの乳輪の部分をくわえさせましょう。
はじめは赤ちゃんも、大きな口を開けられないこともあります。
乳輪の部分をつまんで、横にひらべったくしながら、赤ちゃんが口を開けたタイミングでグッと入れましょう。
左右の交換をわすれずに
左右交互に授乳しましょう。
片方だけすわせると、もう片方は古いおっぱいがたまって乳腺炎を起こしやすくします。
5分おきに左右をかえてすわせましょう。
乳首のはずし方
むりに乳首をはずそうとすると、乳首がきずついてしまいます。
赤ちゃんの口元に、指を少しずつ動かしながら入れて、ゆっくりはずすとよいでしょう。
授乳の姿勢
背筋を伸ばして、猫背にならないようにしましょう。
授乳クッションや毛布、タオルケットなどで赤ちゃんの高さを調節して、飲みやすい位置でおっぱいをあげてください。
また、背もたれのある座いすやソファ、壁によりかかって授乳すると、体への負担が少ないですよ。
授乳中の乳首の痛みの軽減法
授乳時には乳首が切れたり噛まれたり・・・痛みはとても口では表現できないほどの激痛を伴います。
乳首の激痛を少しでも緩和するための方法をいくつか紹介します。
乳頭保護器を使用する
乳首が切れて出血したり、血豆ができる・水泡ができる・・・などといった症状が起こってしまった場合、直接乳首を吸わせることはとても酷です。
キズを少しでも早く回復させるためにも、乳頭保護器などを使用し、直接的なキズへの接触を和らげましょう。保護器は常に清潔に保つことも大切です。
乳首のマッサージをこまめに
産後のママは、まだまだ赤ちゃんが吸いやすい乳首の柔らかさではありません。
硬く、皮膚も伸びにくいので、赤ちゃんにとっては口にくわえるだけで一苦労。
乳腺への刺激目的や、乳首を柔らかくする目的、乳首を強くする目的のためにマッサージはこまめに行いましょう。
塗り薬などの使用をして保温を
キズが激しく痛み、授乳・搾乳どころではない場合などには、赤ちゃんが口に入れても害のない塗り薬があります。
一般で販売されているものもありますが、キズの様子や授乳の頻度もふまえて診てもらうためにも、産院などへ行き薬を処方してもらうと安心です。
心配なときは病院へ
おっぱいのトラブルは、あまく見ていると本当に大変です。
乳頭の痛みなど、自宅でしばらく様子を見てもよくならない場合は、病院へ行きましょう。
出産した病院に電話で問い合わせてもよいでしょう。
授乳中はムリは禁物
生まれたばかりの赤ちゃんでも、「こんなに力があるの?!」とビックリしてしまうほど、強い力で母乳を飲みます。
あまりの強さに、授乳数日後にはトラブル発生!なんてことも少なくありません。
赤ちゃんに母乳を飲ませることはとても大切なことですが、キズが出来てしまったり乳腺のトラブルが起こった場合には、飲ませる頻度を減らすなどして、悪化させないようにしましょう。
ママ自身が健康で元気にいることが、赤ちゃんにとってなにより大切です。
ママひとりの体ではないのです。ムリは禁物ですよ。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部