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32年ぶりの便秘症新薬『アミティーザ』!あなたの便秘の原因は?便秘のバイオフィードバック療法とは

慢性便秘症の治療薬である『アミティーザ』は32年ぶりに発売された新薬で、従来薬よりも少ない副作用と、腸液分泌が促されることによる腸管粘膜のバリア機能や組織の修復作用もあると言われており、非常に期待が持たれています。また臨床試験では、6~7割の患者さんに24時間以内の排便が見られたとの報告があることから、便秘薬としての高い治療効果を持っていると考えられています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

『アミティーザ』は、既存薬『酸化マグネシウム剤』の欠点を取り除いたもの? 

アミティーザは慢性便秘症(排便回数の減少と排便困難の状態が6カ月以上持続する)の治療薬に分類される薬ですが、その作用機序は『浸透圧によって大腸内の水分量を増やし、便の水分量も増やす』というものです。この機序は、既存薬の酸化マグネシウム剤と類似しているといわれますが、2剤の大きな違いは『高マグネシウム血症の副作用』の有無にあります。酸化マグネシウムは腎臓機能の低下した高齢患者さんなどではマグネシウムが上手く排泄できず、高マグネシウム血症になる可能性があり、実際に死亡事故になった例も報告されています。その点、アミティーザはこの副作用が生じないという利点があります。

 

<アミティーザの作用機序>

アミティーザは、プロスタグランジンという生体内にある生理活性物質の分解産物である、プロストンの化合物で、小腸の粘膜上皮にあるクロールイオンの出入りを調節する、クロライドチャネルを活性化させる作用があります。クロライドチャネルが開くと、それにより生じた浸透圧差により、水が腸管の中へと移動します。これにより結果として大腸に流れる水分量が増え、便がより多く水分を含むことにより、便秘を改善する効果があると考えられます。

 

<アミティーザの副作用>

ただ、アミティーザにも副作用はあり、下痢(30%)、悪心(23%)などの消化器症状が確認されています。

 

<臨床試験の成績>

製薬会社による臨床試験では、24時間以内に約60~75%の患者さんで自発的な糞便が認められています。

 

<アミティーザの薬価>

アミティーザの薬価は、1錠あたり161.1円です。1日2回服用なので、1日分として320円程度です。

(※健康保険の適応では、1日100円程度。)

 

マウス実験では、アミティーザで腎機能障害が改善された

マウスの実験では、アミティーザの投与で、以下のような腸内細菌正常化や腎機能障害の改善が報告されています。

 

■アミティーザによる慢性腎臓病進行の抑制効果に関するマウス実験(Journal of the American Society of Nephrology誌:2014年)

【対象】腎機能障害を生じたマウス

【実験方法】マウスを3群(アミティーザ通常量投与/少量投与/他剤)にわけて12日間投与し、腎・腸管の状態、尿毒症物質、腸内細菌叢を比較検証する。

【結果】以下の結果となった。

・アミティーザ通常量投与群は、腸管の粘液量増加とともに排便状態が改善した。

・腸内善玉菌が増加、血中の尿毒症性物質が低下した。

・腎臓の線維化や炎症が改善した。

・血中の尿素窒素の数値も低下した。

 

⇒アミティーザのの短期間の使用により、腎機能障害自体が改善された(腸内細菌叢の正常化と、尿毒症性物質の産生減少により)。

 

最後に

このように、従来の高マグネシウム血症という副作用がなく、高い排便効果が確認されていることから治療薬としての期待が持てそうですが、付随効果である『腸内善玉菌の増加や腎機能障害改善』に関しては、まだマウス実験の段階でありヒトへの同様の効果を期待して投与するのは時期早朝であるようです。画期的な良い治療薬という評価もあることから、今後の動向に注目したいところです。

 

(参考ウェブページ:六号通り診療所所長のブログ、帝塚山クリニック)

 

 

あなたの便秘の原因は骨盤底筋かも?骨盤底筋をチェックしてみよう!

骨盤底筋は骨盤の近くにあることから、排尿や排便などにも関わってくる筋肉と言われています。骨盤底筋の働きが悪くて便秘になることもあるのです。

ここでは骨盤底筋の動きが悪くなっていないかを簡単にチェックしてみます。

 

●かんぬき動作が出来ますか?

1.まずは仰向けに寝て軽く膝を曲げ、両足を開いてください。そして、指を肛門の縁に当てます。肛門括約筋という場所です。

 ちょっと広めに指を当てておくと、肛門括約筋を締めた時の動きがわかりやすいです。

2.指を当てたまま、お尻全体を締めるようにキュッと力を入れてみてください。

すると、指で触っていた場所が硬くなり、同時に前に締められるような雰囲気があるはずです。

固い、前にキュッと締まる感じがあれば骨盤底筋の動きは悪くありません。骨盤底筋が前に引っ張られる『かんぬき動作』が出来ています。

逆に、締まる感じがあまりない、肛門括約筋があまり固くならない場合は、骨盤底筋を始めとした骨盤底の動きが悪いです。

ちなみにかんぬき動作を繰り返すことも、骨盤底筋トレーニングになります。

 

●ヨガのポーズでチェック

骨盤底筋の引き締まりを、ヨガのポーズでチェックする方法もあります。

1.両手を上にピッと上げて、左足を後ろに上げながら、上体を前に倒していきます。

2.横から見ると手と左足が真っ直ぐに見える状態です。

このとき、30秒以内にバランスが乱れてしまう場合は、太ももや骨盤底筋の締まりが悪い状態です。

特に、10秒以内にバランスが崩れる方は、骨盤底筋が弱っています。

 

骨盤底筋のチェックをしたら、次は実際に骨盤底筋エクササイズをすることをお勧めします。

骨盤底筋の使い方を間違うことで起きる直腸性便秘の場合は、肛門から風船を入れるバイオフィードバック療法も効果的です。

 

 

あなたの便秘解消法は間違っているかも!?骨盤底筋がお通じに与える影響

女性は特に、だれでも一度は経験する便秘。もしかしたら、数日に一回、一週間に一回が当たり前になってしまっている人もいるのではないでしょうか?また、食生活をいくら気をつけても便秘が解消しない人はいませんか?骨盤底筋を意識して便秘を解消しましょう!

 

骨盤底筋と排便

骨盤底筋は排泄と密接な関係があります。排便の時に、肛門と直腸を真っ直ぐにして便が出やすい環境にする機能があります。これを行うことでスムーズに排便ができるようになるのです。しかし、何らかの理由で骨盤底筋の機能に低下や異常があると、直腸に便がたまって「直腸便秘」という症状になります。

このことが原因であると、いくら食物繊維をとっても溜まっていく一方なので、骨盤底筋の機能を見直す必要があります。

 

直腸便秘の危険性

・直腸は太いため、便が太い状態でとどまる

・大腸は水分を吸収する機能があるので、そこにとどまったままカチカチの硬い便になる

・太くて硬い便を出そうとすると直腸や肛門に傷がつくおそれがある

・直腸に便がたまることで大腸がんの危険性が高まる

 

排便スタイル改善で快便に

骨盤底筋の機能は、排便の姿勢を変えることでも徐々に改善されていきます。

理想的な排便姿勢は、

洋式便座で

・少し前傾姿勢になる(肛門と直腸の位置を調整)

・かかとを少し上げる(肛門と直腸の位置の調整。腹圧をかけやすい)

・力むときは、脇腹と背中の筋肉を意識する(骨盤底筋と連動ている筋肉を意識することで、骨盤底筋に働きかけやすくなる)

トイレにいくたびに、これを繰り返していると骨盤底筋の機能の改善が期待できます。

 

これでも便秘が改善しない、あまりに排便がないなどの時は病院を受診して、便秘の解消方法の指導を仰ぎましょう。

 

 

骨盤底筋を緩める感覚を学ぶ!便秘のバイオフィードバック療法知っていますか?

日本人女性なら2人に1人が便秘と言われていますが、便秘の解消法のひとつがバイオフィードバック療法です。

バイオフィードバック療法と骨盤底筋の関わりを見ていきます。

 

●骨盤底筋の使い方がわからず便秘に

骨盤底筋は緩めたり締めたりすることが大事で、緩んだままでも締まったままでもNGです。

便意を感じた時には骨盤底筋が緩み、同時に息めば便を出すことが出来ます。ところが、人によっては骨盤底筋が締まったままになり、便が出せないことがあるのです。

このように骨盤底筋が上手に働かない便秘を、直腸性便秘と呼んでいます。

 

 

●風船を出すバイオフィードバック療法

バイオフィードバック療法では、締まりっぱなしの骨盤底筋を緩める感覚を学ぶことが重要です。

具体的には、直腸に風船のようなものを入れて中で膨らませ、便の代わりに風船を出します。

最初はうまく出来ない方がほとんどですが、慣れてくると骨盤底筋を緩める感覚を得て、上手に風船を出せるようになっていきます。

 

●頻度は月1程度

バイオフィードバック療法では特殊な風船を使いますので、毎日家で行うということは出来ません。

療法士など、プロのもとで練習することになるのですが、その頻度は月に1回程度です。

回数は5-6回、長い間直腸性便秘で悩んでいる場合は、もう少し時間がかかるかもしれません。診察は肛門科に行ってください。

 

食物繊維をしっかり摂取しているのにもかかわらず便秘気味、という場合は直腸性便秘の可能性が高いです。

直腸性便秘だと、せっかく便意を感じられても、骨盤底筋の動きが悪いせいで便を出せないので、食物繊維摂取が無意味になってしまいます。

 

 

直腸性便秘の他の便秘にもなっているときは、食物や運動にも気を配ってみましょう。

 

(photoby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-12掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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