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育児・子供の病気

子どもに多い感染症、分かってる?子どもの体調の変化は周りの大人が気づいてあげよう

子供の病気の多くは感染症です。子どもの突然の熱や発疹は、とても不安になりますね。前もって感染症のことを知っていれば、落ち着いて対処することができます。

 

予防接種で予防できる感染症まとめ

感染症の中には予防接種で予防できたり、感染した際の症状を和らげたりできるものもあります。

 

以下に、子どもがかかりやすい感染症についてまとめました。もし子どもがかかったら注意したいところですね。

 

・ジフテリア

発症すると呼吸困難や心筋炎などで死に至ることもある病気ですが、現在は予防接種もあり、罹患する人はほとんど見られなくなりました。症状は高熱、のどの痛み、「ケンケン」という犬が吠えるようなせきなどの症状が特徴です。

 

・破傷風

土の中の破傷風菌が傷口から入って感染します。発症すると口が開かなくなったり、けいれんを起こしたりする、死亡率の高い病気です。

 

日本中のどこの土中にも菌のいる可能性があります。また、さびた金属類(くぎなど)にも注意が必要です。予防接種は必ず受けましょう。

 

・ポリオ

ポリオウイルスの感染でかかります。近年は、「小児マヒ」(ポリオ)の発症者は見られなくなりましたが、発症するとマヒが残ることもあります。

 

・Hib(インフルエンザ菌b型)感染症

乳幼児に髄膜炎、敗血症、喉頭蓋炎、肺炎など重い病気を起こすことのある細菌です。年間約600人が感染し、その30%が死亡または後遺症を残しています。

 

・肺炎球菌感染症

肺炎球菌は、Hib(インフルエンザ菌b型)とともに、乳幼児の重症感染症の原因となる細菌です。髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎などを起こし、発病したときの死亡や後遺症を残す率は40%くらいです。

 

ワクチンは、乳幼児で重い病気を起こしやすい13種類の型の菌の混合ワクチンです。

 

・結核

昔に比べると少なくなりましたが、現在も年間約2万人の結核患者が出ています。高齢者や生後間もない赤ちゃんがかかる心配もあります。

 

結核菌が空気感染で肺に入りこむことで、発熱、せきなどの症状が出ます。また、髄膜炎になって重い後遺症を残すこともあるので注意しましょう。BCGによって予防します。

 

・日本脳炎

ウイルス保持の蚊を媒介して感染します。軽い症状の人もいますが、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を起こし、脳炎を起こすと、神経系の後遺症が残ったり死に至ることもあります。

 

・インフルエンザ(季節性)

症状は発熱、せき、のどの痛み、頭痛、嘔吐、下痢などです。潜伏期間は1~3日。乳幼児は肺炎など重症化しやすいので注意が必要です。予防接種はその年の流行ウイルスを予想して、少しずつ違うワクチンが作られます。

 

ワクチンで完全に予防できるものではありませんが、感染した時の重症化を防ぐ効果があります。卵アレルギーの場合は予防接種ができないことがあるので、医師と相談しましょう。

 

・ロタウイルス感染症

冬に流行しやすい病気で、乳幼児嘔吐下痢症の病因の一つです。治療法の向上で重症になることは減りました。

 

ワクチンも開発され、わが国でも使用可能になりました。飲むワクチンで、乳児期早期での服用がすすめられています。

 

予防接種がない子どもに多い感染症

予防接種はありませんが、子どもに多い感染症を以下にあげておきます。症状をしっかりと把握しておきましょう。

 

・咽頭結膜熱(プール熱)

アデノウイルスによる感染が原因です。突然39℃前後の熱が出て3~4日続きます。のどが赤く腫れて痛み、めやに、目の充血などの症状が出ます。頭痛、腹痛、下痢を伴うことも。プールの季節に流行するのでこの名前がつけられました。

 

また、発熱しない場合で目が充血する時は、同じアデノウイルス感染による流行性角結膜炎の疑いもあります。

 

・ヘルパンギーナ

コクサッキーウイルスなどが原因です。高熱が2~3日続き、のどの奥に赤い小さな水疱ができ、乳幼児では食欲不振になることもあります。また、のどの痛みのほか、頭痛や腹痛、嘔吐を伴うこともあります。

 

・手足口病

コクサッキーウイルスなどが原因です。手と足と口に小さい発疹と水疱ができます。口の発疹がしみて痛み、食欲不振になることがあります。人によっては発熱もなく元気な場合もあり、発疹は1週間程で消えていきます。

 

・溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌という細菌が原因です。のどが腫れて高熱が出て、全身に赤い発疹が出ます。腎炎などの合併症を引き起こすこともあるので、抗生剤治療が必要になります。

 

適切な抗生剤治療を受ければ、症状は数日中にはおさまるでしょう。その後は他人への感染力はなくなりますが、症状がなくなっても、体内から菌がなくなるまで決められた期間、抗生剤を続ける必要があります。

 

・伝染性紅斑(りんご病)

ヒトパルボウイルスB19ウイルスが原因です。顔の両ほほに赤みのある発疹が出て、熱は出る場合も出ない場合もあります。また、腕や太ももに発疹が出ることもありますが、発疹が出たときにはもう感染力はありません。

 

・ウイルス性胃腸炎

冬~春に流行するおなかのかぜです。ウイルスが胃腸に感染して炎症を起こします。症状は嘔吐、下痢、発熱など。胃腸に感染するウイルスは多くありますが、代表的なロタウイルスは感染力が強く、白っぽい水様便になります。

 

・突発性発疹

6か月から1歳くらいの子どもがかかるウイルス感染による病気です。ほとんどの人が生まれて初めての高熱という場合も多いでしょう。

 

突然の高熱が3日ほど続き、熱が下がったあと、おなか、背中、顔などにに薄紅色の発疹が出ます。下痢の症状を引き起こす子どももいます。発疹は2~3日で自然に治ります。

 

感染症を予防するには?

子どもの時期にほとんど体験することになる感染症ですが、しっかりと予防策をこうじることで防ぐことができたり、症状を和らげたりすることができます。

 

そのために必要なのは、基本のことになりますが下記になります。


・手洗い
・うがい
・規則正しい生活

 

子どもの免疫力を高めるには?

あたり前のことのようですが、子どもは免疫力が低く風邪や感染症にはかかりやすいのです。そのため「ウイルスの接触を避ける」、「免疫力を高める」ことが必要になります。

 

・外出後や、食事の前は手洗いを忘れずに
・うがいは、まだ赤ちゃんのうちはできませんが、子どもの成長とともに教えていくようにしましょう
・しっかりと栄養を取り、十分な運動と睡眠で規則正しい生活を送ることが免疫力を高めます。

 

周りの大人が気づいてあげよう

子どもは自分で体調の変化や体調不良を表現できません。われわれまわりにいる大人が子どもの体調の変化に気づき、適切な対処をほどこす必要があります。

 

感染症の症状を知り、少しでも疑わしい場合は、単なる風邪と判断せずに医師の診察を受けましょう。

(Photo by:pixabay

著者: zereさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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