育児
やっぱり母乳で育てたい!完全母乳育児のメリット&デメリット
生まれたての我が子にする初めての授乳。特に初乳は免疫が多く含まれているので、例えその後は完全ミルクで育てるにしても与えるのを推奨されています。
では、初乳後も赤ちゃんを完全母乳で育てていく場合、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
メリット:赤ちゃんに免疫をあげられる、調乳の手間がない
初乳には多くの免疫が含まれているのですが、その後、出続ける母乳にも免疫や抗体が少なからず含まれています。
母乳育児をする事で赤ちゃんに多くの免疫を与える事ができます。
また、赤ちゃんが泣いたら調乳で待たせる事なく、すぐに与える事ができます。
用具の消毒なども要りません。夜中の授乳も台所に立つことなく布団の中で完了するので楽ですよね。
ミルク代や調乳用具代などの経済的負担もなしで済みます。
デメリット:母親しか授乳できない、外出時に人目が気になる
完全母乳で育てていると母乳の出る母親(あるいは時期近くに出産した女性)しか授乳できないので、気軽に人に預ける事ができません。父親や祖父母に任せて気軽に休めないというデメリットがあります。
ただしこの場合、搾乳した母乳を冷凍し、解凍して使ってもらうという解決法があります。
もう一つのデメリットはレストランや電車内で乳房を丸出しにはできないので、ケープで隠したり授乳室を探したりする手間があります。授乳室が席から離れた場所にあったりして結構大変だったりします。
■ミルクとの混合という方法もあり!
完全母乳育児をするには母乳をよく出す事が不可欠です。
産院や民間で実施している母乳マッサージに通ったり、バランスの良い食事をし、母乳がよく出るハーブティなどを試すのもよいでしょう。
それでも母乳量には個人差がありますので、どうしても出が悪いという時は不足分をミルクで補う「混合育児」というものもありますので考えてみてくださいね。
完全母乳育児は服をめくるだけで授乳できるので手間が少ないですが、人に気軽に預けられないという難点もあります。
また母乳量には個人差がありますので、赤ちゃんがあまり体重が増えない、思ったほど出てないのだろうか…という悩みも付き物です。
こだわりすぎてストレスを抱えないで
多くの自治体では専門家の母乳相談を実施していますので、お気軽に相談してみてください。
その結果、ミルクの助けを借りる事になっても、それも母乳育児に代わりはないのです。完全母乳にこだわりすぎないでくださいね。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部