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女性のカラダの悩み

子宮頚がん予防のワクチン投与で、ベーチェット病発症リスクが3倍に?

2013年の英医学誌British Medical Journal誌に掲載された文献で、『子宮頸がんワクチン』の接種によって自己免疫疾患の発症率が上昇してしまうという結果が報告されました。

 

ワクチンによって発症リスク増加が認められたのは『ベーチェット病・1型糖尿病・レイノー病』の3種の自己免疫疾患で、最大3倍もの確率増加となることが示唆されています。しかし、一方でこの研究結果への反対意見もあり、「発症率増加とは言えない」とも述べられています。

 

どちらが正しいといえるのでしょうか?その詳細について見て行きたいと思います。

 

子宮頸がんワクチン投与による重い副反応とは?

子宮頚がんワクチンを使用することで稀に生じる重い副反応として、以下が報告されています(平成25年3月末時点において)。

 

■アナフィラキシー

(呼吸困難・じんま疹などのアレルギー症状)

【発症頻度】約96万接種に1回

 

■ギラン・バレー症候群

(脱力症状を伴う末梢神経の病気)

【発症頻度】約430万接種に1回

 

■急性散在性脳脊髄炎(ADEM)

(頭痛・嘔吐・意識低下などを伴う脳などの中枢神経の病気)

【発症頻度】約430万接種に1回

 

■複合性局所疼痛症候群(CRPS)

(交感神経の過剰な活性化による持続的な疼痛)

【発症頻度】頻度不明(調査中)

 

 

自己免疫疾患の発症率が最大3倍増加?

以下は、国際医学誌であるBritish Medical Journal誌に掲載された子宮頸がんワクチン(ガーダシル)接種と、自己免疫疾患の発症リスクに関する臨床試験です。

 

■ガーダシル接種によって自己免疫疾患発症リスクが最大3倍増加した

(British Medical Journal誌)

【研究内容】10~17歳の女性29万人余を対象に、ガーダシルの接種を行なった。接種後半年以内の自己免疫疾患・神経疾患・静脈血栓症の発症リスクを検証した。

【結果】ベーチェット病・1型糖尿病・レイノー病の3種において、発症リスクの有意な増加が認められた。また最大発生率は、ベーチェット病で3.37倍となった。

 

⇒しかし、一方で接種後の期間に応じた発症頻度の調査が行われたところ、半年以内と以降との比較で、頻度の変化が認められていなかったことから、ガーダシルとの因果関係は否定的という見解がある。

 

その後の研究について…

上記の検証の後、別の研究では自己免疫疾患のひとつである『(神経)脱髄疾患』の患者を対象に同ワクチン投与が行われたところ、疾患発症との関連性は認められず、また50歳以下の年齢層では早期(接種30日以内)に脱髄疾患発症の増加が認められた、と述べられています。

 

この結果について、ある内科医の見解によれば、データの確実性は不明だが「基本的な理解として、どんなワクチンであっても、自己免疫疾患の誘因には成り得る」と述べられています。自己免疫疾患のリスク因子を持っている場合には(家族歴など)、接種前に医師と十分話し合うことが必要になりそうです。

 

 

(引用・参考ウェブサイト:六号通り診療所所長のブログ)

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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