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溶連菌感染症の簡易診断基準『センタースコア』とは?

溶連菌(A群溶血性レンサ球菌)は、咽頭の感染症の中でも唯一抗生物質の治療が推奨されている病気ですが、その理由は溶連菌による感染症が、周囲の組織へ感染が拡大しやすく、『リウマチ熱』や溶連菌感染後腎炎』のような、咽喉以外の合併症の原因に繋がるからとされています。

 

通常、医療機関では溶連菌感染が疑われた場合、培養検査などの確定検査を行いますが『Centor Score(センタースコア)』という溶連菌の簡易診断基準(4項目+2項目)があり、これを用いることで家庭内でもある程度の感染の有無がわかる様になります。

 

溶連菌感染症の診断スコアについて

咽頭炎で病院を受診する患者さんのほとんどはウイルス感染によるものが多く、細菌感染は10~15%程度と言われています。そのため、不必要な抗生剤の投与をさけるために、『Centor Score(センタースコア)』という簡易診断基準が用いられ、2点以上の該当項目があれば病院で精密検査を受ける必要があります。

 

<Centor Score(センタースコア)>

 

■38度以上の発熱(+1)

■咳がない(+1)

■圧痛を伴う前頚部(首の筋肉の前方)のリンパ節の腫れ(+1)

■扁桃腺の部分が白くなっている(滲出性扁桃炎、白苔の付着)(+1)

 

(以下の項目を加えるべきとする文献もある)

■年齢15歳未満(+1)

■年齢45歳以上(−1)

 

⇒centor score2点以上で迅速抗原検査を施行するべきとされています。

 

(※各取得点数における、溶連菌抗原迅速キットを用いて陽性となる確率)

 

□0-1点(2~6%):溶連菌感染症の可能性は低い(90%程度の確率で溶連菌ではない)。⇒抗生剤は処方しない。

□2-3点(10~28%):溶連菌迅速抗原検査を行って判断する。

□4点(38~63%):40%以上の可能性があるので、抗生剤の投与を考慮する。

 

最後に

一般的にはスコアが2点以下であれば、溶連菌感染の確率は90%以下の確立とされていますが、乳幼児は例外的に症状が異なる場合があり、自己判断は避けてすぐに病院にかかることが必要になります。

 

(引用・参考ウェブサイト:救急医の挑戦 in 宮崎)

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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