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健康診断・健康管理

肝臓疾患のマーカー『AST/ALT/LDH』や『アルブミン/血小板』の意味って?

肝臓には『逸脱酵素(ALT・AST・LDH)』と呼ばれる、肝細胞の損傷によって細胞から漏れ出る酵素があります。

 

これらの酵素は肝細胞の細胞質・ミトコンドリアや、心臓、筋肉、赤血球など体内の決まった場所に存在しており、逸脱した量を測定すると、どの部位がどの程度炎症や壊死を起こしているのかがわかります。

 

また、肝臓の検査には逸脱酵素の他にも、『肝由来の合成物質(合成能がしっかりあるかが分かる)』『免疫関連物質(免疫が関係する肝障害かどうかが分かる)』や『胆道系酵素(胆嚢が関係した肝障害かどうかが分かる)』などがあり、これらを総合的に見ることで、おおまかな肝臓の健康状態を知ることが出来ます。

 

検査項目について

肝機能障害の血液検査は、大きく分けて4つのグループに分類できます。

 

■肝細胞の破壊度(肝炎・肝硬変)に関するマーカー

AST/ALT/LDH

これらは肝臓実質が破壊されたときに漏れ出る「逸脱酵素」であるため、肝臓が「どの程度は破壊されたか」が分かります。

 

■肝臓の合成・解毒能(慢性肝不全・肝性脳症など)に関するマーカー

アルブミン(タンパク質)/コリンエステラーゼ(神経伝達物質分解酵素)/コレステロール/血小板(※肝臓では材料のみ合成)

⇒これらは肝臓で作られる物質であるので、肝臓の「合成能(=肝機能)」がどの程度あるのかを知ることが出来ます。

 

■免疫が関連する肝炎のマーカー

γグロブリン/ZTT

これらは「抗体(ウイルスなど敵と見なした物質にくっ付き目印となる)」がどの程度動員されたかを示すマーカーであるため、「慢性ウイルス性肝炎」「自己免疫性肝炎」などで上昇します。

 

■胆道閉塞(=肝炎につながる)に関するマーカー

γGTP/ALP/LAP

これらは細胞膜に結合している「膜酵素」のことであり、胆道閉塞により胆汁が排泄障害を起こしうっ滞すると、細胞膜に結合していたγ-GTPを溶かし込み血液へと逆流を起こすことで、血中濃度が上昇します。つまり胆道閉塞で、胆汁が肝炎を起こしているかどうかを知ることが出来ます。

 

最後に

上記のように、血液検査の項目を知ることによって肝機能障害の程度を把握することはできますが、一方でこれらの基準に当てはまらない『体質的に値が高い/低い』ケースも見られることから、不明な点があれば主治医に良く説明してもらうことが必要になります。

 

(引用・参考ウェブサイト:救急医の挑戦 in 宮崎)

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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