育児
子どもの発熱!夜間や救急に駆け込む目安は?休日でも電話で相談できるサービスって?
初めての子育てで一番不安になるのが病気ですよね。
どういう症状がでたら緊急で病院へ行った方がいいのか、家で安静にしていた方がいいのか、判断のポイントをまとめてみました。
緊急で病院へ行くべきか、家で安静にして翌朝まで待つべきか、判断のポイントをまとめてみました
■近くの救急病院を見つけておく
まず、急病になってから慌てるのではなく、事前に小児救急で受け入れ可能な病院を探しておきましょう。
いざというときは慌ててしまうこともあるので事前に調べて目につくところに貼りだしておいたほうがいいでしょう。
■電話で相談できるサービスを知る
また、厚生労働省では、小児救急電話相談事業というサービスをしています。
これは、休日や夜間の急な子どもの病気に、保護者がどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。
全国同一の短縮番号「#8000」をプッシュすると、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
登録しておくといざというとき安心ですね。
■3ヶ月未満の乳児の場合
一つの目安となるのが38.5度です。3ヶ月未満の赤ちゃんの場合38.5度以上発熱している場合すぐに病院へ向かいましょう。
1歳未満は免疫があるから風邪をひかないと思っている方が多いですが赤ちゃんでも普通に発熱するので注意が必要です。
ほとんどの場合高熱になってしまうと即入院の事が多いので、3ヶ月未満はとにかく菌が伝染らないように外出は控えた方がいいでしょう。
■ぐったりしていたら危険信号
小児科でよく言われるのが「ぐったりしていたらまた来てください」という一言です。
ではぐったりとはどういう状態でしょうか?
日々育児をしているママであれば段々と「普段との違い」が分かります。
文字通りのぐったりとなったら危険信号です。
頭をおこせていた子が頭を起こせなくなってしまった、いつも手足をバタバタしていたのにしなくなってしまった、など普段と違う様子に気付いたら病院へ連れて行きましょう。
■水分がとれているか観察する
具体的な「ぐったり」ってやっぱり分からない、というママのもう一つの目安は赤ちゃんがしっかり水分を摂れているかです。
いつもより少し減っていてもミルクを飲めていたり、OS1などのようなイオン水でも飲めていればとりあえずは大丈夫。
なかなか水分を摂れないでいると脱水症状になってしまうのでできるだけ水分をとるように心がけましょう。
■ひきつけを起こした場合は危険信号
発熱時のひきつけを熱性痙攣といいます。100人いたら7、8人なるといわれる症状です。
この場合、慌てずとにかく痙攣の様子を詳しく観察し、メモをとっておく事が大切です。
特に、痙攣が何分続いたのかが重要になります。5分経っても痙攣が治まらなかったら救急車を呼ぶか救急で病院へ向かってください。
痙攣がすぐおさまり前の状態に戻ったらとりあえずは安心ですが、万が一もあるので翌朝に受診し痙攣があったことをお医者さんに伝えましょう。
また、痙攣している際は喉がつまらないように顔を横に向けておきましょう。
■最後に
熱を出させないよう予防する事が大切ですが、小さな子どもは風邪や発熱を繰り返しながら免疫を作り、丈夫な体を育てていくものです。
発熱してしまった時は慌てずに、冷静に対処できるように事前に準備をしておきましょう。
参考:厚生労働省 小児救急電話相談事業(#8000)について
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部