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健康診断・健康管理

湿潤療法を失敗させないための、『正しい傷口洗浄の仕方』とは?~傷口化膿の防止策

『湿潤療法』は、消毒をせず傷口を湿らせた状態で治すという新しい治療法で、治りを早く、かつ傷跡を残さないことがメリットであると言われています。

 

しかし一方で家庭でこの湿潤療法を行うとき、『洗浄』が十分に出来ておらず化膿や蜂窩織炎を起こしてしまったというケースもあると言います。

 

医師によれば、正しい洗浄は最も重要な工程であり、患部の消毒を行わずとも細菌の繁殖を防ぎ、湿潤療法を成功させるのに必須と述べられていますが、その具体的なポイントとはどのようなものでしょうか?

 

常備しておきたい道具は?

 

傷の範囲が小さく、また近くに水道がある場合は傷口を良く洗浄した後『サランラップとテープ』による処置のみでも問題ありませんが、傷口に異物が入り込んでいたり、傷の範囲が大きい、近くに水道がないなどの場合ではいくつかの道具を用意しておくと安心して対処できます。

 

<応急処置に必要な道具>

 

■プラスチック手袋(血液汚染防止)

■はさみ(衣服やテープ、包帯などを切る)

■生理食塩水(水道水が無いとき)

■歯ブラシ(傷口の異物のかき出し)

 

■滅菌ガーゼ(傷の洗浄や被覆)

■被覆材(サランラップ:傷の被覆)

■包帯(ガーゼや被覆材の固定)

■テープ(ガーゼや包帯の固定)

■カットバン(小さな傷の被覆)

 

■その他(三角巾や白色ワセリン)

 

具体的な洗浄方法は?

 

1)手袋の装着

プラスチック手袋を着用し、怪我を負った部分全体を露出させます。

 

2)流水で洗い流す

水道など流水で傷全体を洗い流します。水道が近くにない場合は、滅菌ガーゼを生理食塩水などで十分に濡らし、傷全体を軽くこするように汚れを取ります。細かい砂や服の繊維などが擦れて皮膚に入り込んでいる場合、擦れた方向と逆方向に擦ると取れやすくなります(取りきれないときは歯ブラシを用いてこまめに掻き出す)。傷から約3cmほど離れた範囲まで洗浄します。血が滲んでも、そのまましっかり洗浄するようにします。

 

3)圧迫止血をする

洗浄後、傷の大きさに合った滅菌ガーゼで傷を被覆し、そのまま5分間しっかり圧迫止血を行います。

 

4)被覆材を当てて固定する

圧迫止血後、被覆材(サランラップなど)を当て、テープや包帯などで固定し安静姿勢に保ちます。

 

5)医療機関を受診する

処置した後も、傷が化膿するケースがあるため、可能な限り早く医療施設を受診するようにします。

 

最後に

まとめとしては、【1)傷口をしっかり洗浄すること、2)消毒薬や抗生剤などの軟膏を使用しない(=感染に繋がる)、3)圧迫止血を行う、4)速やかにラップを貼る】という点が重要であるようです。

 

ただ、いつまで経っても治る気配がなかったり、痛みが引かない場合は感染が疑われますのですぐに医療機関を受診することが必要です。

 

(引用・参考ウェブサイト:VOCAZIONES BOSSの独り言)

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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