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ガン・悪性腫瘍

「オメガ3系脂肪酸」は大腸がんのリスク!?食物繊維の必要性とは

魚油やキャノーラ油などに含まれる「オメガ3多価不飽和脂肪酸」は悪玉コレステロールの低下や炎症抑制、がん予防、うつや認知症の予防など、さまざまな健康効果があると言われ、魚や植物油を始めサプリメントで摂取する方も増えてきましたね。

 

しかし、近年のオランダの研究では「オメガ3多価不飽和脂肪酸」を多く摂りすぎることで大腸がんのリスクが増加することが明らかにされました。また、同時に『食物繊維』を摂れば、発癌リスク増加は打ち消されるとも報告されています。

 

理想的なオメガ3系とオメガ6系の比率は1:4

脂肪には大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つがあります。その中でも不飽和脂肪酸のオメガ3系とオメガ6系はどちらも体内合成が出来ないことから、食事から摂取しなければならず(必須脂肪酸)、その摂取比率はオメガ3系:オメガ6系=1:4が望ましいとされています。

 

■大人の推奨摂取量(厚生労働省による)

 

・オメガ3系=1g/日(サバ100gなど)

・オメガ6系=10g/日(コーン油20gなど)

 

海産物以外からのオメガ3系摂取は、大腸がん発生のリスク要因となっていた

 

 

■脂肪酸摂取と大腸がん発症リスクについての研究

(アルバニアのティラナ大学医学部を含む研究グループによる:Journal of nutrition online)

 

【研究内容】高齢者(55歳以上)約5000人を対象に、アンケートによる食事調査を行った(平均約15年間の追跡期間)。

【結果】約220人が大腸がんを発症したが、その内訳は以下となった。

 

・オメガ3系のみが大腸がん増加と関連性があった(オメガ6系や飽和脂肪酸は関連性が無かった)。

・オメガ3系摂取群(3群に分類)のうち、最も摂取量が多い群は、少ない群より44%大腸がん発症リスクがあった。

・発がんの原因食品の解析では、海産物以外からのオメガ3系摂取がリスク要因となっていた。

・食物繊維の摂取量が平均より少ない場合、オメガ3系の摂取が多い群では、少ない郡より発がんリスク2倍となっていた。

 

最後に

オメガ3系と大腸がんリスクの関連性については、現段階では上記のオランダの研究のみの報告となっています。関連性の確定までは、今後さらに複数の研究実施が必要となりますが、念のため魚などのオメガ3系摂取の際は、同時に食物繊維を摂取しておいた方が安全と言えそうですね。

 

 

(参考ウェブページ:Med Edge)

 (photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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