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健康診断・健康管理

CT検査によるヨード暴露!どのくらい体に影響があるの?

CT検査によるヨードの投与は、バセドウ病の状態を悪化させるため、該当者は検査を避けなくてはなりません。では、全く甲状腺疾患がない場合でも、ヨード暴露の影響はどれほどあるのでしょうか?

 

甲状腺疾患がなくても、2割に軽度の異常が発生

甲状腺疾患がない人に、CT検査で大量のヨード投与を行っても、一時的には甲状腺機能が低下しますが(ホルモン合成を抑えるため)それほどの影響は無いとされています(甲状腺に取り込まれるヨードは遊離のヨードであり、造影剤に含まれるヨードはタンパク質との結合体であるため、多くは取り込まれません。約5週間で排泄されると言われています)。

 

ただし、前述の甲状腺異常の疑いのある方では、大量のヨードが甲状腺機能をさらに悪化させる恐れがあるため、よくよく注意しましょう。

 

■造影CT検査後の甲状腺機能への影響を検証

(Thyroid誌)

 

【研究内容】甲状腺疾患のない成人49名を対象に、造影CT検査を行い(ヨード34.6g投与)、その後の経過を検証した。

 

【結果】

・11名(22%)は、CT検査後1ヶ月間に、甲状腺機能に変動が生じた。

・うち5名が機能低下、6名が機能亢進となった。

・しかし24週の間には、正常値に戻った。

 

⇒甲状腺疾患がない場合でも、2割以上で軽度の甲状腺の異常が起こることが明らかとなった。

 

油性ヨードの場合は更に注意が必要

今回の研究では、水溶性のヨードの尿中への排泄は、平均5.2週間くらいで元に戻ると報告されていますが、子宮卵管造影検査、気管支造影検査に用いられる油性のヨードの場合、数ヶ月~1年程度残留するとも報告されています。

 

最後に

甲状腺機能に異常があることに気づかず、知らずに不妊検査・肺がん検査を受けてしまうと甲状腺機能悪化のリスクがあるといえます。水性・油性、それぞれのヨード検査によって残留期間が違うということも、頭の片隅においておきたい情報ですね。心当たりのある症状がある場合、安易に自己判断せずに医師の診断を受けましょう。

 

(引用・参考ウェブサイト:六号通り診療所所長のブログ)

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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