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前立腺がんの腫瘍マーカー『PSA』、異常値でも60%はがんではない?

前立腺がんの腫瘍マーカーとして『PSA』があります。PSAは前立腺がんが生じると通常の約2倍に増加し反応性が高いことから、腫瘍マーカーの中では早期発見に非常に有用と言われています。

 

しかし一方で、前立腺の肥大面積にも応じて値が増加するため、前立腺肥大症などの疾患にも同様に反応し、受診者への精神的負担を増加させることやリスクの高い不要な追加検査を受けさせることが問題として指摘されています。PSA異常値の約60%は以上無しである可能性があるそうです。これらのことを総合すると、PSAは受けるべきといえるのでしょうか?

  

PSA異常値、前立腺がんではない確率は60~70%

PSAは、その漏出量が増えるにつれ前立腺がんであるリスクが高くなるといえます。基準値については4.0ng/ml以下は正常とされています。

 

■4.1~10ng/ml

「グレーゾーン」で、がんの危険性は20~30%

 

■10.1ng/ml以上

がんの可能性が強く、危険性は50%

 

⇒マーカーの上昇は、がん以外の「前立腺肥大症や前立腺炎」でも起こることがあるため、異常値が出ても、前立腺がんではない確率は60~70%とされています(逆に、PSA値が上昇しない前立腺がんも2~3%程度存在するとされている)。

 

■異常値(高値)である場合に疑われる疾患

【前立腺がん・前立腺肥大症・急性前立腺炎】の3つ

 

PSAの後の検査に伴うリスクとは?

PSA値が高い場合に必要となる確定診断(前立腺に針を刺す生検)で出血や炎症などの副作用が生じる可能性があります。また仮に前立腺がんを発見できたとしても、治療が不要ながん(転移せず、自然消滅する可能性が高い)である場合があり、これを積極的に治療した場合、後遺症として尿失禁や性機能障害などが生じる可能性もあるとされています。

 

PSAの後の追加検査を受けるか、検討しておくことが重要

PSAに増加が見られたからと言って前立腺がん発見に必ずしも結びつくわけではなく、また、前立腺がんの多くは悪性度が低いことから、検査による合併症のリスクの方が危険であると述べる医師もいます。しかし、現時点ではPSA以外に前立腺がんの兆候を手軽に把握できる検査が無く、正しい使い方としてはこれらのデメリットを知った上で受診することであると述べられています。

 

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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