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あおむけで寝たきりは危ない!?背部褥瘡になりやすい寝方、効果的な予防法

「背部褥瘡(はいぶじょくそう)」という病名を、聞いたことがあるでしょうか?

いわゆる、後ろ半身の「床ずれ」のことで、同じ体勢で長時間横になった結果、背中や臀部などの周辺組織が壊死(えし)を起こした状態を指します。

特に寝たきりの高齢者がなりやすいとされています。

高齢化社会で在宅介護が増加している今、そういった症状に悩まされている人も少なくはないはず。

そこで今回はこの「背部褥瘡」についてまとめてみました。

 

背部褥瘡の原因と症状

寝たり座ったり、同じ体勢を長く続けていると、同じ部分に一定の圧力がかかり続けます。

そうするとその場所の血流が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなることがあります。

その結果、その部分にできものができたり、皮膚に異常をきたすことがあるのです。

具体的には皮膚が赤くただれたり、傷になったり…。

そうした異常が進んでひどくなると、ただれや傷が徐々に黒ずみ、壊死(えし)していきます。

壊死は皮膚や皮下組織のみならず、最悪の場合、筋肉や骨にまで達することがあります。

褥瘡は、多くの場合、腰の仙骨部や足のかかとなど、骨が出ている部分に圧迫されることで起こると言われています。

そのうち「背部」の褥瘡は、特にあおむけで寝たきりでいる場合に多くみられます。

 

背部褥瘡の起こりやすい箇所

・腰の仙骨部(お尻の中央の骨が突き出た部分)

・足のかかと部分

・後頭部

・肩甲骨

・背骨(特に胸椎や腰椎の突き出た部分)

・肋骨のカーブしている部分

・ひじ

 

予防の基本は体位交換

背部の褥瘡に限らず、褥瘡は寝る体勢を定期的に変えてあげることで予防できます。

23時間ごとに体勢を変える必要があり、また除圧マットや低反発マット、低反発枕というアイテムを併用するとより効果的です。

 

予防のためのスキンケア

皮膚を清潔に保つことは、新陳代謝の向上にもつながります。

また、高齢者の皮膚は乾燥しやすいため、充分な保湿が必要不可欠です。

保湿クリームやローションを使用して、しっとりと保護された皮膚を保ちましょう。

オムツなどで皮膚がかぶれることでも褥瘡が起こりやすくなるため、オムツの素早い交換も皮膚を守るためには大切なことです。

 

こまめなケアが褥瘡を防ぐ

一度褥瘡が起こってしまうと、軽い場合には塗り薬や貼り薬で治りますが、重い場合には壊死した部分の切開や切除が必要となります。

そうした治療は高齢者にとって、かなりの負担です。

そうならないよう、普段から体位交換やスキンケアなど、こまめで丁寧なケアを心がけたいですね。

 

(Photo by:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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