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咳や痰、軽い息切れ…慢性閉塞性肺疾患(COPD)かも!加齢による症状じゃなかった!?

慢性閉塞性肺疾患という病気をご存じでしょうか?

これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」といわれてきた病気を総称した呼び名で、世界的には共通して「COPD」と呼ばれています。

慢性閉塞性肺疾患は糖尿病なみに患者数が多く、日本では推定500700万人の患者がいるとされています。

しかしながら、そのうち実際に治療を受けている人は20数万人程度と少なく、特に高齢者は症状が進むまで我慢してしまう人が多いようです。

ここでは、そんな慢性閉塞性肺疾患の原因や症状、治療方法についてまとめます。

 

慢性閉塞性肺疾患の原因とは

慢性閉塞性肺疾患は汚れた空気を繰り返し、長期にわたって吸い続けることで発症しますが、おもな原因はたばこです。

慢性閉塞性肺疾患患者の95%以上はたばこが原因で、また2030年以上の長期にわたって喫煙を続けた人のおよそ1015%が慢性閉塞性肺疾患になるといわれています。

肺機能そのものも年齢とともに衰えていくため、とくに高齢者が問題視されています。

男性の喫煙率が高いことから、患者のほとんどは中年以降の男性のようです。

 

おもな症状とそのあらわれ方

もっとも多い症状は体を、動かしたあとの息切れです。これは長期的にゆっくりと進行し、徐々に日常生活の活動に影響をおよぼします。

また、咳や痰、喘鳴や呼吸困難で息苦しくなることもあり、特に黄色い痰が出る場合には、気道に細菌がついて感染を起こしている可能性があります。

これらの症状から、慢性閉塞性肺疾患は気管支喘息と混同されてしまうことも多くあります。

しかし、慢性閉塞性肺疾患は気管支喘息と違い、肺がんや脳卒中などほかの臓器の病気を合併していることが少なくないので、注意が必要です。

 

慢性閉塞性肺疾患の治療方法

慢性閉塞性肺疾患の一般的な治療方法は「禁煙」、「薬物治療」、「呼吸リハビリテーション」の3種類です。

 

1. 禁煙

喫煙者の場合、喫煙を続けることでさらに肺機能が低下してしまうため、まず禁煙をすることが必要不可欠です。

吸うたばこのニコチン量を減らしたり、本数を減らしても慢性閉塞性肺疾患は確実に進行していくからです。

 

2. 薬物治療

慢性閉塞性肺疾患に用いられる治療薬は大きく「気管支拡張薬」と「ステロイド薬」の2種類に分類されます。

どちらも優先して吸入剤が使用されますが、吸入剤は内服剤とくらべて少ない量の薬剤でも、直接気管支に到達して効果を発揮するため、内服剤よりも有効とされています。

 

3. 呼吸リハビリテーション

これは医師、看護師、理学療法士、栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどがチームを組んで包括的におこなう全身管理医療です。

できるだけ症状の軽いうちから行うことで、進行を防ぐことができます。

 

症状が重くなる前に病院へ

多くの患者は咳や痰、軽い息切れ程度では受診せず、かなり重い症状が出始めてから受診することが多いようです。

特に高齢者の場合、加齢による肺機能の低下のせいだと考えてしまいがちです。

悪化すればそれだけ治療にかかる時間も増えてしまいますので、異常を感じたら早めに病院に相談するようにしましょう。

 

(Photo by:pixabay

著者: yuimaruさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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