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精神科で処方される薬はどんな種類がある?~GABAに関わる薬(不安障害)

向精神薬には、大きく分けて5種類の薬(『抗精神病薬』『抗うつ薬』『抗てんかん薬』『抗不安薬』『睡眠薬』)があります。これらの薬が調整する脳の神経伝達物質は主に3つに分けられ、『モノアミン(セロトニン/ノルアドレナリン/ドーパミン)・アミノ酸・イオン』があります。

 

仮に、躁うつ病が発症するとすれば、その根本原因に近い順に(遺伝要素)⇒イオン系の異常⇒アミノ酸系の異常⇒モノアミン系の異常、であるという一説があります。

 

つまりは、イオン系に問題のある場合、下流のモノアミン(セロトニン等)のみにアプローチを行っても大きな効果は期待できないというものです。

 

下記では、GABA(アミノ酸)の調整に関わる薬についての簡略な解説を載せてみました。

 

鎮静系アミノ酸「GABA」に関わる薬

抗不安薬=全般性不安障害/不眠/アルコール依存症などに使われます。主に「ベンゾジアゼピン」と呼ばれる薬を指します。

 

■GABA(鎮静系アミノ酸)を増やし、これが間接的にCa+(興奮性イオン)を抑えます。

■Cl-(クロールイオン:鎮静させる)を促進させます。

 

上記の2つの物質は、全体的な脳の興奮を抑えます。不安があるとき、脳の「扁桃体」などの場所のCa+の増加が起こるので、これを抑制します。

 

また薬の作用時間と安全性の関係については、短時間作用型の薬(デパスなど)は依存を形成しやすくなるため、長時間作用型が安全とされています(ゆっくり薬が抜けていくので脳が錯乱せず、依存になりにくい。)

 

代表的な薬

作用時間

・【短時間作用型】リーゼ・デパス

・【中時間作用型】ワイパックス・ソラナックス・レキソタン

・【長時間作用型】セルシン・リボトリール・セパゾン

・【超長時間作用型】メイラックス

 

抗不安作用の強さ(力価)

・【強い】デパス・ワイパックス・レキソタン・リボトリール

・【中程度】ソラナックス・セパゾン・セルシン・メイラックス

・【弱い】リーゼ

 

効果など

【主な効果】全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害など

【その他】4週間以上の連続投与は、精神依存や希死念慮を引き起こすリスクがある。特に短時間作用型の投与には注意が必要。/また筋弛緩作用による転倒注意。

 

最後に

上記のなかでも、作用時間が短く力価の強い『デパス』は依存を形成しやすく、また服用量も増加しやすいことから、安易な処方には注意が必要です。

 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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