育児
幼児がヒューヒューゼイゼイという咳をしていたら疑うべき3つの病気
子供の咳にもいろいろなタイプがあります。
もし、ヒューヒューゼイゼイというような呼吸音がみられる場合は、気をつけなければならない病気かもしれません。
■クループ症候群
細菌やウィルスが声帯に付くことで、のどの粘膜が炎症を起こして腫れてしまう病気を「クループ症候群」といいます。
この病気は、3歳までの子供に多くみられます。
ヒューヒューという呼吸音があることが特徴です。オットセイや犬の鳴き声のような咳をすることもあります。特に夜にひどくなりやすいです。
治療をして完治しても、6歳くらいまでは再発する可能性があります。
■細気管支炎
気管支の一番細くなっている末端部分で炎症が起きる病気です。
くしゃみや鼻水が出るなど、風邪を引いたような症状からはじまって、ヒューヒューゼイゼイ咳をして呼吸困難になることもあります。
高熱がでて、食欲もなく、顔色が悪くぐったりとしていたら、すぐに病院へ行きましょう。入院をして治療をします。
生後6か月までの子供に多くみられます。
■小児ぜんそく
気管支にたんがつまったり腫れたりして、気管支が狭くなることで呼吸がしにくくなる病気です。呼吸困難になるなど、発作を起こします。
最近、慢性のアレルギー性炎症であるということがわかりました。
つまり、ダニやハウスダストなどが原因でアレルギーを起こして、ぜんそくになる場合があるのです。
また、両親ともにアレルギー体質であると、発症する確率が高いです。
小児ぜんそくは血液検査や肺機能検査(気管支の狭さを測定する)でわかるので、気になる場合は小児科や呼吸器科などで検査を受けましょう。
ぜんそくは年々増加中!?
2歳以下でぜんそくになっている子供は年々増えています。
7割くらいは、中学生になるころには肺が成長して治っていきますが、早めにきちんと治療することで悪化を防ぎましょう。
いずれの場合でも、おうちでは気管支になるべく負担をかけないように空気がきれいで湿度のある環境にしておき、早めに病院へ受診しましょう。
(Photo by:pixabay )
著者: カラダノート編集部