妊娠・出産
これって破水?破水の種類と対処法の基礎知識 もしもの時も落ち着いて行動するために
破水からお産が始まったという方は約16パーセントというデータがあります。
破水してしまったら、パニックになるかと思いますが、落ち着いて行動するためにも破水について知っておきましょう。
■破水の種類
・適時破水:お産が進み、子宮口が10cm全開になった時に起こる破水
・早期破水:子宮口が開ききる前に起こる破水
・前期破水:何らかの原因で卵膜がやぶれて起こる破水
・高位破水:何らかの原因で子宮の上の方で起こる破水
適時破水、早期破水は陣痛が起こったあと、前期破水と高位破水は陣痛が始まる前に起こる破水です。
高位破水はちょろちょろと量も少量のため、尿漏れやおりものと間違えやすく、気づかない場合もあります。
■破水の原因と破水した時はどうしたらいい?
正期産の破水は特に原因がないと言われています。
正期産でない場合は感染症などの影響で卵膜が弱ることにより破水が起こる場合があります。
また、元々子宮頸管無力症などで破水しやすいという体質の場合もあり、定期的な妊婦健診が重要となります。
破水した場合は慌てず、大量の破水に備えバスタオルをもって病院へ急ぎましょう。
■正期産ではない破水には要注意!
正期産の場合、破水が起こったら、じきに陣痛が起こり出産に至るのですが、正期産ではない場合に破水したら、急いでかかりつけの産婦人科へ行ってください。
赤ちゃんを一日でも長くお腹にとどまらせるため、処置と投薬が行われます。
そのまま出産になるケースもあるので、すぐに赤ちゃんをNICUに運べるよう、大きな病院へ搬送されるケースもあります。
いかがでしょうか。破水って怖い…破水したらどうしようと不安になっていた方も、破水について知るだけで、もしもの時も落ち着いて行動できるのではないでしょうか。
急な破水に備え、妊娠後期はタオルを持ち歩くようにしましょう。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部