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PTSDの診断チェックシート!難しいけど…本格的にやりたいならこれでチェック!

震災や戦争の後に発症する人が多く見られ、よく知られるようになったのがPTSDです。

昔は女性特有のヒステリーと位置づけられたこともありましたが、今では様々な出来事が原因となって起こるものとされています。

 

その症状はPTSD

PTSDを診断する方法のひとつがDSM-IV-TRによる診断です。これはアメリカの精神医学会が出している、精神障害の診断・統計マニュアルです。

 

PTSDの診断基準

以下がDSM-IV-TRの定める診断基準です。分かりにくい言葉がところどころにあるので補足をしながら載せています。

 

A.その人は、以下の2つが共に認められる外傷的な事件を曝露されたことがある(事件に直面したことがある)。

(1)実際に、または、危うく死ぬ、または、重傷を負うような出来事を、1度または数度、あるいは自分、または、他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、目撃し、または直面した。

 

(2)その人の反応は強い恐怖、無力感、または、戦慄に関するものである。

注:子どもの場合はむしろ、まとまりのない、または興奮した行動によって表現されることがある。

 

B.外傷的な出来事が、以下の1つ(またはそれ以上)の形で再体験され続けている。

(1)出来事の反復的、侵入的、かつ苦痛な想起で、それは心像(心の中に思い浮かべるもの)、思考、または知覚を含む。

注:小さい子どもの場合、外傷の主題(中心的内容)または側面を表現する遊びを繰り返すことがある。

 

(2)出来事についての反復的で苦痛な夢。

注:子どもの場合は、はっきりとした内容のない恐ろしい夢であることがある。

 

(3)外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする(その体験を再体験する感覚や、錯覚、幻覚、および解離性(自分ではないような感覚)フラッシュバックのエピソードを含む、また、覚醒時または中毒時に起こるものを含む)

注:小さい子どもの場合、外傷特異的な再演が行われることがある。

 

(4)外傷的事件の1つの側面を象徴し、または類似してる、内的または外的きっかけに曝露された(さらされた)場合に生じる、強い心理的苦痛。

 

(5)外傷的出来事の1つの側面を象徴し、または類似している、内的または外的きっかけに曝露された(さらされた)場合の生理学的反応性(冷や汗や動悸などの体の反応)。

 

C.以下の3つ(またはそれ以上)によって示される、(外傷以前には存在していなかった)外傷と関連した刺激の持続的回避と、全般的反応性の麻痺。

(1)外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようといる努力。

(2)外傷を想起させる活動、場所または人物を避けようとする努力。

(3)外傷の重要な側面の想起不能。

(4)重要な活動への関心または参加の著しい減退。

(5)他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚。

(6)感情の範囲の縮小(例:愛の感情を持つことができない)。

(7)未来が短縮した感覚(例:仕事、結婚、子ども、または正常な一生を期待しない)。

 

D.(外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状(過剰に覚醒している状態)で、以下の2つ(またはそれ以上)によって示される。

(1)入眠、または睡眠維持の困難

(2)易刺激性または怒りの爆発

(3)集中困難

(4)過度の警戒心

(5)過剰な驚愕反応

 

E.傷害(基準B、C、およびDの症状)の持続期間が1カ月以上。

F.障害は、臨床上著しい苦痛または、社会的、職業的または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

 

EFをまとめると、Aにあてはまり、かつBCDで当てはまった症状が1ヶ月以上続いていることがひとつの条件です。

さらに、それらが重大な苦痛をもたらし、生活に支障が出ている場合にはPTSDと診断されます。

 

さらに分類されると…

PTSDと診断した上でさらに種類が分けられます。

症状の継続が3ヶ月未満の場合には「急性ストレス障害」と診断され、3ヶ月以上の場合には慢性ストレス障害であると診断されます。

 

また、症状の始まりがストレスを受けてから6ヶ月はたっている場合、発達遅延性のストレス障害であると診断されます。

 

気になったら専門医へ

実際にこれらの診断基準は病院でも使われているものですが、診断には医師の問診なども必要になってきます。

医師と話しをしていく上で発見される症状もありますから、こうしたチェックをしてみて気になれば、きちんと専門医へ相談してみてください。

  

(Photo by:pixabay

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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